誰もが知ってるわけじゃないけど面白いアニメを見てみよう!
あなたの好きなアニメは何でしょうか?
『ONE PIECE』や『名探偵コナン』あたりは定番でしょうし、最近だと『鬼滅の刃』が好きだって答える人も多そうですね。
これらは誰もが知っている・・とまでは言わないまでも、最大級の認知度を誇るアニメであることに依存がある人はいないでしょう。
でも現代日本では四半期ごとに数十作品もの新作アニメが制作され続けていて、アニメ好きを自称する人ですら全てを網羅しているような人はほとんどいないのではないかと思います。量の問題だけではなく、好みの問題もありますしね。
中には覇権アニメと呼ばれるその時期を代表するようなアニメが誕生することがありますが、それすら多くは放送時期にアニメを見ていた世代くらいの認知度でしか無く、数年後、十数年後まで広く知られているようなアニメは非常に稀なものとなります。
とはいえ、中にはそうして忘れられていくのがもったいないと感じられるようなアニメ作品も数多くあります。
誰もが知っている作品。いつまでも残っているような作品が面白いのはある意味当たり前ですが、そうではない作品の中にも無二の名作は存在するはず。
そういうわけで本記事では、誰もが知っているわけではないかもしれないけど絶対に面白いとオススメできるアニメを一昔前のアニメの中から紹介したいと思います。
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カレイドスター
『カレイドスター』はサーカスを舞台とした非常に珍しいアニメ作品です。どちらかといえば少女向け作品かと思いますが、スポ根的な要素もあって男性でも楽しめる内容になっています。
高い身体能力を誇るものの演技の素人であった主人公の成長。同じ舞台を演じる仲間との確執もありつつも最後には認められる展開はありがちかもしれませんが、だからこそ普遍的な魅力があるとも言えます。
R.O.D -THE TV-
『R.O.D -THE TV-』の元はライトノベル。本アニメだけではなくコミカライズなど様々な媒体で描かれるコンテンツですが、それぞれがパラレルワールド的に描かれた独立した作品になっているのが珍しい作品です。
紙を使って戦う紙使いの三姉妹が原作ライトノベルの主人公の一人である小説家の菫川ねねねの護衛をするところから始まる意外とハードボイルドな物語となります。
ちなみに、『R.O.D -THE TV-』は未完の原作ライトノベルの設定の多くを引き継ぎつつも、5年後の未来が描かれていて主人公も異なるため、多媒体の作品を知らなくても楽しめる内容になっています。
キディ・グレイド/キディ・ガーランド
『キディ・グレイド』は、GOTTという惑星国家間の経済問題などを監視、取り締まる機関の受付嬢をしつつも特殊任務にも携わることがある二人の少女が主人公のスペースオペラ的なアニメ作品です。
主人公の身体が途中で変わる(変身というわけではなく文字通り新しい身体)ところには驚きましたが、SF的で面白いと感じます。
『キディ・ガーランド』は『キディ・グレイド』から少々時間をおいて放送された続編ですが、徐々にシリアスになってくるものの雰囲気的には前作よりもポップな感じになっています。とはいえ、こちらも奥行きがあって面白いスペースオペラであることは間違いないので、『キディ・グレイド』を見て面白いと感じた人は見てみて損は無いと思います。
DARKER THAN BLACK
『DARKER THAN BLACK-黒の契約者-』は、10年前に「地獄門」と呼ばれる謎の領域を巡る謎や陰謀が徐々に明らかになっていくという海外のSF映画っぽい設定のアニメ作品ですが、「地獄門」と同時に現れた「契約者」と呼ばれる超能力者同士のバトルが格好良い作品でもあります。
そして『DARKER THAN BLACK-流星の双子-』は『DARKER THAN BLACK-黒の契約者-』から2年後を描いた続編で、前作の主人公は最初ちょっと飲んだくれオヤジみたいになっているのですが、見たら分かります。格好良さは変わっていません。
ARIA
『ARIA』は水の惑星として開拓された火星(アクア)を舞台とした観光案内人(ウンディーネ)の少女たちの日常を描いたアニメ作品となります。好奇心旺盛な主人公が数々の素敵なことや不思議なことに遭遇する日常を描いた癒し系アニメなのですが、癒し系アニメとしては恐ろしく完成度が高いのが特徴となります。
例えば多くのアニメ作品でOPやEDの曲をBGMに感動的な最終回を演出することがありますが、本作品ではOP曲の優しい歌声をBGMに自然に物語が進行していきます。それが毎度のことなのですからこだわりが凄い。
そんな風に音楽との親和性が強い作品で、場面場面にあったサントラと物語のマッチングにいつも癒されます。
良いアニメ作品は数多くありますが、本作品にはあまり他には無い種類の良さがあると感じます。