あるいは 迷った 困った

漫画、ラノベ、映画、アニメ、囲碁など、好きなものを紹介する雑記ブログです。

幽遊白書

『幽遊白書(11)』短めだけど濃密な名作の感想(ネタバレ注意)

// 魔界の扉編がエンディングを迎え、いよいよ『幽遊白書』という作品そのもののクライマックスである魔界編が始まります。 あれだけ苦労して魔界の扉が開くのを阻止しようとしていたのに、意外と簡単に魔界を行き来する展開になるわけなのですが、何事にも…

『幽遊白書(10)』短めだけど濃密な名作の感想(ネタバレ注意)

// 魔界の扉編も佳境に差し掛かってきた『幽遊白書』の10巻です。 次作である『HUNTER×HUNTER』を彷彿とさせるようなトリッキーな能力も魅力ですが、ラスボスの仙水忍はやっぱり王道的な少年漫画のバトルを見せてくれます。とはいえ、多重人格という特殊なメ…

『幽遊白書(9)』短めだけど濃密な名作の感想(ネタバレ注意)

// 憂鬱そうな仙水忍の表情が印象的な『幽遊白書』の文庫版9巻目。戸愚呂弟と並んで『幽遊白書』のラスボス二大巨頭って感じですが、どちらもどこか哀し気だったり儚げだったりする部分があるのに共通点がありますよね。 これは他の著作も含めて冨樫義博先生…

『幽遊白書(8)』短めだけど濃密な名作の感想(ネタバレ注意)

// 暗黒武術会編もいよいよクライマックス。浦飯幽助と戸愚呂弟の最終決戦を残すのみとなりました。最後らしく今までにない長い長い戦闘シーンになりますが、もちろんただ戦っているだけではなく一波乱も二波乱も起きるので飽きることはありません。 そして…

『幽遊白書(7)』短めだけど濃密な名作の感想(ネタバレ注意)

// 『幽遊白書』の暗黒武術会編も佳境に差し掛かってまいりましたね。 浦飯Tは幻海の活躍で決勝進出を決めましたし、7巻の序盤にも幻海と戸愚呂弟の因縁の対決が描かれていて、幻海の活躍が著しいです。 戸愚呂弟との戦いには前哨戦という感じも含まれてい…

『幽遊白書(6)』短めだけど濃密な名作の感想(ネタバレ注意)

// 『幽遊白書』の文庫版は表紙が格好良いですよね。背景以外はカラーですらないのに、敵も味方も一言映える絵って感じがします。 6巻目の表紙は戸愚呂弟でとても格好良いですが、しかし戸愚呂Tとの戦闘はまだ先です。(笑) ついに明らかになる覆面選手の…

『幽遊白書(5)』短めだけど濃密な名作の感想(ネタバレ注意)

// いよいよ暗黒武術会が開幕した『幽遊白書』の5巻目となります。 こういったバトル漫画におけるトーナメントのエピソードでは、最初は順当にお祭り騒ぎの雰囲気で始まったところから徐々に不穏な事件に繋がっていくような流れが多い気がしますが、暗黒武術…

『幽遊白書(4)』短めだけど濃密な名作の感想(ネタバレ注意)

// 『幽遊白書』といえばまず最初に何が思い浮かびますか? 異能バトルものには珍しい剃りの入った主人公でしょうか? それともレイガンという必殺技でしょうか? 蔵馬や飛影という魅力的な妖怪キャラクターでしょうか? ・・とまあ、人それぞれで思い浮かぶ…

『幽遊白書(3)』短めだけど濃密な名作の感想(ネタバレ注意)

// 3巻目には乱童編のクライマックスと四聖獣編が丸ごと収録されています。 そう考えると相当に濃密な感じがしますよね? 乱童編にしても、四聖獣編にしても、『幽遊白書』という作品においては節目となる重要なエピソードでそれぞれに思い出深さを感じる人…

『幽遊白書(2)』短めだけど濃密な名作の感想(ネタバレ注意)

// 2巻目にして浦飯幽助もついに復活しましたね。 テレビアニメ版だと死んでいた期間がわりと短めなので、漫画版だと少々長く感じるものですが、復活前と後で作品の方向性が随分と違っているので、テレビアニメ版では復活後の方向性で一本筋を通そうとした…

『幽遊白書(1)』短めだけど濃密な名作の感想(ネタバレ注意)

// それでは、唐突ですが『幽遊白書』の全巻レビューシリーズを開始します! この作品は、最初から最後までの統一感という意味では正直なところ最悪に近い作品となり、それが忌憚のない意見というものです。ごった煮感があるというか、その場のノリで物語が…