2020-07-01から1ヶ月間の記事一覧
// 魔界の扉編も佳境に差し掛かってきた『幽遊白書』の10巻です。 次作である『HUNTER×HUNTER』を彷彿とさせるようなトリッキーな能力も魅力ですが、ラスボスの仙水忍はやっぱり王道的な少年漫画のバトルを見せてくれます。とはいえ、多重人格という特殊なメ…
// 昔から一定の人気があるいわゆる男の娘というキャラクター属性があります。通常男にはほぼ存在しないはずの女性的な可愛らしさを前面に押し出した属性ですが、こういったキャラクターは存在しないものを持っているからこそ魅力的に感じられるのかもしれま…
// 『ガンバ!Fly high』において一番印象深いチームが平成学園男子体操部であることに異論がある人は少ないと思います。序盤、ほとんどのエピソードで平成学園男子体操部というチームが主人公になっていましたからね。 しかし、アジア大会の選考会では初めて…
ヒカルは少年漫画の主人公としては負けることの多い主人公です。格上相手にも良い勝負はしても結果的には敗北することはほとんどで、格好良く勝利を収めているシーンでは単純にその時点でヒカルよりも格下になっているだけだったりします。 とりわけ『ヒカル…
// 飯テロにならないグルメ漫画である『桐谷さん ちょっそれ食うんすか!?』の9巻目。 9巻には目立って「コレは凄い」と思わされるほどの雑食は登場しませんが・・というかそう感じてしまうこと自体が麻痺しているのかもしれませんが、この一冊の目玉というの…
// 大人っぽくなった常世が表紙の『昭和オトメ御伽話』の最終巻ですが、痛い時間がかなりのスピードで経過していきます。 1巻で要約された「これは俺と彼女が死ぬまでの痛くて甘い御伽話」という捉えようによってはバッドエンドを彷彿とさせるようなフレーズ…
// 『焼きたて!!ジャパン~超現実~』が書店に並んでいるのを見かけた時、一瞬かつて週刊少年サンデーで連載されていた『焼きたて!!ジャパン』が表紙を変えて再版されているのかと思いましたが、どうやらLINE漫画上で連載されている完全なスピンオフ作品のよ…
// 憂鬱そうな仙水忍の表情が印象的な『幽遊白書』の文庫版9巻目。戸愚呂弟と並んで『幽遊白書』のラスボス二大巨頭って感じですが、どちらもどこか哀し気だったり儚げだったりする部分があるのに共通点がありますよね。 これは他の著作も含めて冨樫義博先生…