『平成のアニメ』を時代背景を思い出しながら、元年から振り返ろう!(厳選119作品)
2019年は新しい時代の元年となります。
(2019/4/3追記:新元号は令和となりました!)
少々気が早いかもしれませんが、平成の終わりも刻一刻と近付いてきています。
もう100日もありませんね。
というわけで、平成のアニメを時代背景とともに振り返っていきたいと思います。
何が「というわけで」何で「アニメ」なんだと思われるかもしれませんが、その辺は僕がそうしたいだけなので、あまり気にしないでください。
ちなみに、本記事の筆者である僕は平成が始まる頃に物心つき始めた世代。
振り返りながらビックリするくらい懐かしい気持ちになりました。
大好きだったあのアニメ。
それを見ていた時はあんな時代だったなぁ~と。
この記事を読んで、僕と同じような気持ちになる人が1人でも多くいてくれたら幸いに思います。
※同一作品の2期や続編は対象外にしています。ただし、例えば1期が昭和に放送され、2期が平成に始まっているような場合などは例外としています。まあ、その辺は僕のさじ加減ですがご了承ください。
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- 平成1年(元年) ※1989年
- 平成2年 ※1990年
- 平成3年 ※1991年
- 平成4年 ※1992年
- 平成5年 ※1993年
- 平成6年 ※1994年
- 平成7年 ※1995年
- 平成8年 ※1996年
- 平成9年 ※1997年
- 平成10年 ※1998年
- 平成11年 ※1999年
- 平成12年 ※2000年
- 平成13年 ※2001年
- 平成14年 ※2002年
- 平成15年 ※2003年
- 平成16年 ※2004年
- 平成17年 ※2005年
- 平成18年 ※2006年
- 平成19年 ※2007年
- 平成20年 ※2008年
- 平成21年 ※2009年
- 平成22年 ※2010年
- 平成23年 ※2011年
- 平成24年 ※2012年
- 平成25年 ※2013年
- 平成26年 ※2014年
- 平成27年 ※2015年
- 平成28年 ※2016年
- 平成29年 ※2017年
- 平成30年 ※2018年
- 総括
平成1年(元年) ※1989年
平成元年。
平成と言えば「現在」というイメージが強いですが、もう30年も前になるのですね。
今では当たり前のように支払っている消費税が日本で導入されたのもこの年。
そして、昭和の歌姫・美空ひばりさんや、漫画の神様・手塚治虫先生といった昭和の日本を代表する偉大な方々が亡くなられたったのもこの年。
意味深に捉えすぎかもしれませんが、時事的な意味だけではなく、芸能・文芸的な意味でも節目のように感じられる年ですね。
まずはそんな平成の始まりを告げるアニメを紹介したいと思います!
おぼっちゃまくん(1/14)
この記事では、一部の例外を除いて僕が実際に見ていて好きだったアニメを紹介しています。
ですがトップバッターはいきなりの例外で、僕はあまり知らないアニメとなります。
では何故このアニメを紹介しているかと言えば、平成になってから一番最初に始まったアニメだからです。
見たことが無いのであまり語れることはありませんが、平成の終わりに平成最初のアニメを知ることができて興味深かったです。
らんま1/2(4/15)
地域や時代にもよるかもしれませんが、『らんま1/2』は夏休みに再放送しているアニメの定番の一つではなかったでしょうか?
僕には、夏休みの朝に何度も再放送を見て楽しんだ思い出があります。
水をかけると女になり、お湯をかけると男に戻る。
シンプルな設定が子供心にもわかりやすくて、夢中になって見ていました。
登場するキャラクターも個性的で、いつまでも飽きずに見ていられるようなアニメですね。
そういえば、考えてみれば原作者の高橋留美子先生は、『うる星やるら』や『めぞん一刻』といった昭和を代表する漫画の作者であると同時に、平成になっても『らんま1/2』をはじめ、ずっと何かしら人気作を連載していました。
昭和を代表する漫画家であると同時に平成を代表する漫画家でもある。
そう考えると凄い人ですね。
ドラゴンボールZ
言わずと知れた『ドラゴンボールZ』。
平成の後半になってからリメイクされ、その後続編の『ドラゴンボール超』が最近まで放送されていたので、かなり広い世代で認知されている作品ではないでしょうか?
例えば『サザエさん』のような全年齢向けのアニメではなく、明らかに少年をターゲットにしているようなストーリー系の作品の中では、異質な認知度を誇ると推察されます。
作中に登場する「かめはめ波」「元気玉」「界王拳」を始めとした必殺技をマネして遊んだ人は多いのではないでしょうか?
ちなみに個人的には、今でこそ好きな作品ですが当時は少し苦手だった記憶があります。
本作品を見始めたのがちょうど孫悟空とフリーザの戦闘が始まり、孫悟空が押されたはじめた頃で、当時幼稚園児だった僕はボコボコにされる孫悟空を見てちょっと怖いと感じていました。
『ドラゴンボール』関連記事はこちら
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映画『ドラゴンボール超 ブロリー』のブロリーって誰? おさらいと予想!(ネタバレ注意)
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平成2年 ※1990年
大学入試センター試験がはじまった年です。
もっと昔からあるイメージがありましたが、実は平成に入ってから開始された試験なのですね。
今では試験の時期が来ると、天気予報や交通情報と絡めて受験生の様子が報道されるのがすっかり定番になりましたが、始まったばかりのころの受験生はどんな感じだったのでしょうか?
そして伝説のゲーム機・スーパーファミコンが発売したのもこの年です。
個人的には一番遊んだゲーム機なのでとても懐かしいです。
ちびまる子ちゃん(1//7)
最近のアニメは1クールから2クールの放送が大半になっていて、いわゆる長寿アニメになっていくようなものは基本的には誕生しません。
一方、平成の前半には時々そういった長寿アニメが登場しています。
『ちびまる子ちゃん』は平成最初の長寿アニメとなり、まさに平成のお茶の間のお供として長年親しまれてきました。しかも、今なお現役ですね。
2018年、原作者のさくらももこ先生や主題歌を歌っていた西城秀樹さんなど、『ちびまる子ちゃん』に関わってきた有名人が立て続けに亡くなられたのは残念ですが、『ちびまる子ちゃん』はいつまでも続いていって欲しいと思います。
ふしぎの海のナディア(4/13)
SFの父であるジュール・ヴェルヌの『海底2万マイル』『神秘の島』を原案(というより下敷き?)にした冒険譚ですね。
監督が『新世紀エヴァンゲリオン』で有名な庵野秀明であるということで認知している人も多いのではないでしょうか?
『新世紀エヴァンゲリオン』は名作ではあるもののかなり癖の強い作品で、好きではない人にとっては良くわからない作品だったりしますが、『ふしぎの海のナディア』はどちらかと言えば子供も大人も楽しめる、王道的な物語になっています。
だから庵野秀明さんの作品に興味がある人は、まずは『ふしぎの海のナディア』を見るのがとっつきやすいと思いますよ!
まじかる☆タルるートくん(9/2)
『まじかる☆タルるートくん』を知らない人に一言で説明するなら、『主人公が成長するドラえもん』となります。
そもそもドラえもんのアンチテーゼとして描かれたらしい本作。随所にドラえもんっぽい設定やストーリーの流れがあったりしますが、ドラえもんの位置づけであるタルるートの助けを借りつつも成長してく主人公・江戸城本丸に注目です!
ちなみに、主人公の2人のキャストが両方とも平成の長寿アニメの主人公の声優さんになっていて、キャストが凄く豪華な作品だというイメージがあります。
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平成3年 ※1991年
ジュリアナ東京が開業したのがこの年。
僕も良くは知りませんが、バブル時代のディスコのイメージと言えばジュリアナ東京のお立ち台で羽根つきセンスを振り回して踊る女性を思い浮かべますが、意外とバブルの終わり頃にできたものだったのですね。
『東京ラブストーリー』や『101回目のプロポーズ』など、ドラマのことはあまり知らない僕が、世代でもないに関わらず知っているほどの名作が誕生したのもこの時期ですね。
きんぎょ注意報!(1/12)
少女漫画誌である『なかよし』で連載されていた作品が原作だが、まるで『コロコロコミック』のギャグ漫画のような雰囲気で、平成の少女ギャグアニメのパイオニア的な作品です。
一度聞いたら忘れない『きんぎょ注意報!』というタイトルが秀逸ですね。
ギャグ作品で再放送で見かけたことも無いからか、個人的にはほとんど内容を覚えていないにも関わらず、何だか好きだったことだけは覚えている作品となります。
ちなみに、主題歌の『わぴこ元気予報!』も名曲だと思います。
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平成4年 ※1992年
日本人初の宇宙飛行士・毛利衛さんが話題になった時代です。
スペースシャトルエンデバー号のニュースに関心を持っていた人は多いのではないでしょうか?
僕も、子供心にワクワクしていた覚えがあります。個人的には、毛利衛さんが宇宙のことを解説するドラえもんの漫画があって、何度も読み返したのは良い思い出です。
その他には、100歳の双子のおばあちゃん。きんさんぎんさんが話題になったのもこの年ですね。
美少女戦士セーラームーン(3/7)
「月に代わってお仕置きよ!」の決め台詞があまりにも有名ですね。
少女漫画原作のアニメの中ではトップクラスに知名度の高い作品で、特にアニメ好きの外国人の人気が高いイメージがあります。
また、タイトルからもわかる通り女の子の戦士が闘うアニメなのですが・・
恐らく『美少女戦士セーラームーン』以前にも闘う女の子はいたと思います。しかし、まるで少年漫画原作のアニメや特撮の主人公をそのまま女の子にしてしまったかのようなアニメは本作が最初だったような気がします。
本作品を知らない人に一言で説明するなら「現在のプリキュアの原型のような作品」とでも言えばわかりやすいでしょうか?
そんな闘う女の子が主人公なものだから、少年漫画原作の闘うアニメの代表格である『ドラゴンボールZ』と、よく並べて語られていたような記憶があります。
クレヨンしんちゃん(4/13)
現在では日本を代表する国民的なアニメの1つまでに成長した『クレヨンしんちゃん』ですが、主人公の野原しんのすけの下品でおバカな言動も相まって常に「子供に見せたくない番組」の代表格としても君臨していました。
一方で、特に劇場版は大人でも楽しめるようなエンターテイメント性を帯びていて、良作ほど賛否両論が発生する最もわかりやすい例となる作品でもあります。
また、いわゆるサザエさん時空の作品の中では、最も『サザエさん』に近い作品だと思います。
磯野家を描く『サザエさん』と野原家を描く『クレヨンしんちゃん』と、ほのぼのとした一家の日常が描かれているという点で共通していますね。
まさに平成の『サザエさん』と呼ぶにふさわしい作品です。
そして、そんな『サザエさん』は未だ現役です。
『クレヨンしんちゃん』も、次の時代を担っていくアニメであり続けてほしいものですね。
姫ちゃんのリボン(10/2)
姫ちゃんのリボンは、他人に変身できる不思議なリボンになります。
「パラレル パラレル 〇〇にな~れ」と唱えれば他人に変身し、「ルレラパ ルレラパ 元の姿にな~れ」と唱えれば元の姿に戻る。
いわゆる魔法少女モノですが、大きな目的や巨悪のような敵が存在するような作品ではなく、学校での生活や恋愛模様のドタバタとした日常のアクセントとして魔法の要素があるといった作品となります。
いわゆるラブコメですね。
主人公の野々原姫子の決め台詞は「行け行けゴーゴージャンプ!」で、変身の呪文も含めてそれほどインパクトの強い感じはしないのですが、何故かいつまでも耳に残っています。
幽遊白書(10/10)
『幽遊白書』は、『らんま1/2』と並んで頻繁に再放送されていたアニメだという印象があります。
僕も一応ドンピシャ世代ですが、本格的に見たのは再放送ででした。
暗黒武術会のエピソード、特に戸愚呂弟との戦いがあまりにも印象的だったのを覚えています。
武術会が登場する作品としては『ドラゴンボール』の方が前身ですが、個人的には暗黒武術会の印象が強くて、武術会と言えば『幽遊白書』を思い出してしまいます。
また、バトル作品というイメージが強いですが、意外にセンシティブな描写が含まれていて、他のバトル作品とは違った味わいがあるのが魅力的な作品でもあります。
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平成5年 ※1993年
新しい時代の幕開けの最重要人物。
現在の皇太子様の婚約で話題になった年ですね。
「雅子さま」逆から読んでも「雅子さま」という言い回しが地味に流行った記憶があります。(今考えると相当不敬なのではっ!?)
ただし、めでたい話題ばかりではなくバブルの崩壊という暗い出来事があったのもこの年。
昭和後期からの安定した成長を終え、平成の日本は低成長時代に突入します。
本当に色々なことがあったので、言われるほど低成長だと感じたことはありませんが、それだけ高度成長期が凄かったということなのかもしれませんね。
忍たま乱太郎(4/10)
忍者のたまご、略して『忍たま』の子供たちが活躍するNHKのショートアニメです。
子供向けの長寿作品で、幅広い年代で見られてきた作品ですが、最近では作画の変化も相まって大人の女性人気も高くなってきているようですね。
主題歌の『勇気100%』も初代の光GENJIを筆頭に、通算6組のジャニーズグループに歌い継がれてきている名曲で、ジャニーズの曲はあまり聴かないという人でも好きな人は多いのではないでしょうか?
ちなみに、2018年に『ちびまる子ちゃん』の原作者であるさくらももこ先生が亡くなられたことで、現在原作者が存命のアニメの中では最長寿のアニメになっています。
SLAM DUNK(10/16)
バスケットボールをテーマにした作品は数あれど、その先駆けかつ最も有名な作品が『SLAM DUNK』であることを否定する人はいないのではないでしょうか?
「あきらめたらそこで試合終了ですよ・・?」とか「バスケがしたいです・・」といった名言はあまりにも有名で、パロディネタなんかで見かけることもしばしばです。
原作漫画の累計発行部数が1億2000万のヒット作ですが、全31巻と1億部越えの作品の中では巻数が少ないのが特徴。これが何を意味するかわかりますよね?
ちなみに、実は作中の経過時間が非常に短いのが特徴で、それだけ濃密に描かれている作品と言う事になります。
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平成6年 ※1994年
今ではプレイステーションと言えば世界を代表するゲーム機の一つですが、実は最初はセガサターンの方が有望株だったことは今の子供は知らないのかもしれませんね。
いわゆる小室哲哉プロデュースのアーティストが音楽業界を席巻し始め、流行の音楽から受ける印象が大きく変わり始めたのもこの頃です。
地下鉄サリン事件のような凄惨な事件が起きた年でもありますが、ここから数年ほど平成っぽいイメージを象徴するような出来事が立て続けにあったような気がします。
個人的には、平成6年(1994年)は年号というものを初めて意識するようになった年なので、そういう意味でも思い出深いです。
小学校の授業で、平成6年(1994年)のカレンダーを作ったことで年号というものを始めて知ったのです。
いつの間にか知っていたという人も多いと思いますが、自分が年号を意識するようになった年を思い出しているのも面白いと思いますよ!
赤ずきんチャチャ(1/7)
少女漫画原作のアニメですが男子からの人気が高かった作品で、普段はもし仮に少女漫画や少女漫画原作のアニメを見ていても恥ずかしがって話題にする男子は少なかったですが、『赤ずきんチャチャ』のことは普通に話題にしていた記憶があります。
現在でこそ、少年漫画っぽい少女漫画作品やその逆の作品も増えてきていますが、当時は少年漫画と少女漫画の境界線がもっとハッキリとしていた印象があり、そういう意味は『赤ずきんチャチャ』は珍しい作品でした。
今思うと、ギャグのノリに少年漫画っぽさがあるのと、アニメオリジナル要素である番組の最後にチャチャが変身して敵を倒すシステムが、男子の好きな特撮や戦隊ヒーローものにも通じる所があったのが、男子にも人気があった理由なのだと思います。
ちなみに、原作漫画の方ではチャチャたちが本当に戦隊ヒーローものみたいになっていたことがあります。(笑)
ママレード・ボーイ(3/13)
女児向け作品としては明らかに対象年齢が高めで、日曜日の朝からキスシーンなどの刺激的なシーンが盛りだくさんで、当時小学校低学年の男児だった僕には直視するのが恥ずかしいと思ってしまうような内容でした。
しかし、僕もそうでしたが同じ放送枠に男児向け作品が続いた後の番組だったということもあり、当時男児だった人でも見たことがある人は多いのではないでしょうか?
主人公の小石川光希とヒーローの松浦遊の両親が、互いのパートナーを交換することになったことで、光希と遊も同居することになるというストーリーなのですが・・
主人公の男女が同じ屋根の下に暮らすことになる物語は数あれど、その原因がここまでぶっ飛んでいるのは珍しいですね。
こんなぶっ飛んだアニメが日曜日の朝に放送され、しかもヒットしていたとは現在では考えられません。
時代の流れを感じますね。
ちなみに、朝日放送テレビの日曜日朝8時30分枠には元々男児向け作品も多かったのですが、この『ママレードボーイ』以降は完全に女児向け作品枠になっています。というか、現在はもはや『プリキュア』枠となっていますが。(笑)
魔法陣グルグル(10/13)
いわゆるロールプレイングゲーム風の世界観のギャグファンタジー作品です。
ボケもツッコミもこなす主人公のニケに、踊りながら魔法陣を描く世間知らずなヒロイン・ククリはもちろん、サブキャラで最初は1人の村人でしかなかったキタキタおやじなど、今なお愛されるキャラクターが多く生み出されています。
特に、普通のアニメではありえないナレーションによるツッコミというシステムが面白いアニメだった記憶があります。
第1期はいわゆる打ち切りのような終わり方を迎えてしまったにも関わらず、コアなファンを多く抱えていた作品で、近年(2017年)になって第3期として原作の最初から最後までが全てアニメ化されたことを喜んだファンも多いのではないでしょうか?
ちなみに、個人的には思い出補正もあって歴代でも一番好きな作品であり、『魔法陣グルグル』の原作漫画については1巻から順にレビュー記事を書いていたりするので、興味がある人はこちらもどうぞ!
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平成7年 ※1995年
忘れてはいけない。阪神淡路大震災が発生した年ですね。
初めて感じる大きな揺れに目を醒まし、そのまま眠くて二度寝した記憶があります。(笑)
まあ、僕の場合は比較的揺れのマシな大阪に住んでいたので笑い話で済みますが、そうではなかった友人もいました。
神戸で被災し、住む家を失った女の子が転校してきて、震災の日のことを聞いたことがありますが、子供心に中々に壮絶なものだと感じました。
そういうわけで年明け早々たいへんな始まりを見せた年ですが、現在誰もがお世話になっているツール、WindowsOSが搭載されたWindows95が発売されたのもこの年になります。
あずきちゃん(4/4)
小学生のほのぼのとした恋愛が描かれる少女漫画が原作のアニメですが、恋愛要素強めのアニメの中では比較的男子でも見ている人が多いという印象がありました。
恐らく、小学生にしてはちょっとませた感じのキャラクターが多いものの、他の恋愛アニメに比べて本当にこんな奴いそうと思えるようなキャラクターが数多く出ていたからなのだと思います。
それに、各話のエピソードが本当に些細なエピソードなんですけど、本当にありそうなことが多いんですよね。
だからこそ、大きな驚きはないものの飽きさせない魅力があったのだと思います。
ちなみに、本作の原作者はAKB48のプロデューサーとしても有名に秋元康さん。本当に色々なことをされていますよね。
飛べ!イサミ(4/8)
花丘イサミをはじめとした新選組の子孫である子供たちが悪の組織である黒天狗党と戦うアニメです。
大きな敵が存在して主人公たちが戦うアニメは数あれど、戦っているのが比較的普通の小学生だという作品は、考えてみれば珍しいような気がしますね。
ボーイッシュな感じの女の子が戦う姿を格好良いと思いながら見ていた記憶がありあす。
OP曲の『ハートを磨くっきゃない』も名曲ですね。
ちなみに、個人的には本作品で新選組という言葉を初めて知りました。歴史上の人物でも歴史を学ぶ前の小さな子供なら知らないものです。僕と同じように本作品で新選組という言葉を知った人は少なからずいるのではないでしょうか?
新世紀エヴァンゲリオン(10/4)
長寿アニメではありませんが、未だに愛されるアニメの代表格。
アニメに限らず平成の作品の多くに影響を与えていて、いわゆるセカイ系と呼ばれる作品群の走りのような作品になっています。
既存のアニメ作品の主人公には見られない内向的な性格の碇シンジや、既存のアニメ作品のヒロインには見られない無表情な綾波レイ。
主人公・ヒロインどちらの性質も今となっては珍しくもありませんが、それも『新世紀エヴァンゲリオン』が影響しているのは間違いありませんね。
『新世紀エヴァンゲリオン』以前のアニメ作品は、昭和アニメからの系譜を受け継いでいる作品が大半である気がします。
そういう意味で『新世紀エヴァンゲリオン』は、平成的なアニメの最初の一つだったのではないでしょうか?
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平成8年 ※1996年
平成の最後に引退することになった安室奈美恵さんが大ブームになった年。
アムラーという安室奈美恵さんをフューチャーしたような格好をした人たちも登場しました。
育成ゲーム『たまごっち』がブームになり、本物は入手困難、偽物が出回っていたのも思い出深いです。
また、世界を代表するゲームソフト『ポケットモンスター』の1作目が登場したのもこの年ですね。
今ではどのシリーズをプレイしていたかで年齢がわかるようなタイトルになっている・・かと思いきや、大人になってからもプレイしている人が結構いるのでそんなこともないですね。(笑)
名探偵コナン(1/8)
恐らく、本格的なミステリー作品としては最初にアニメになった作品になるのではないでしょうか?
珍しいジャンルのアニメ化に新鮮な驚きがあったのを覚えています。
また、ちょっと普通じゃないくらい周囲で流行していた記憶があります。当時、僕は小学校の中学年くらいでしたが、友人宅でみんなで1話を鑑賞したりと、放映前から誰もが注目していました。
とはいえ、平成が終わろうとしている今なお愛されるような長寿アニメになることまでは予想していませんでした。
個人的には、主人公の名前の由来が江戸川乱歩とコナン・ドイルだったということもあり、この2大作家の作品を読み漁るキッカケの作品にもなりました。というか、同じような人は結構いるのではないでしょうか?
るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-(1/10)
飛天御剣流を振るう伝説の人斬りだった緋村抜刀斎こと緋村剣心が、不殺の誓いを立てて逆刃刀で戦うようになる物語となります。
少年向けのアニメ作品としては、舞台背景や主人公の年齢が異質に感じられる作品ですが、それでも少年向けアニメ作品の代表格の1つであったことは間違いありません。
『ドラゴンボール』や『幽遊白書』のように、作中に登場する技をマネする子供が多い、魅力的な技の多い作品でした。
僕の周囲では特に、相楽左之助の二重の極みや斎藤一の牙突あたりをマネしている人が多かったです。二重の極みは見た目には分かりにくいですが何だかできそうな雰囲気がしていたのと、牙突は逆に見た目に分かりやすかったことがマネする人が多かった理由なのではないかと思います。
こうやって、キャラクターのマネをする子供が多い作品は強いですよね。
こどものおもちゃ(4/5)
子供の頃に見ていた人には、非常に楽しい雰囲気のアニメだったと記憶している人も多いのではないでしょうか?
何となく知っている程度の人なら特にそうかもしれません。
そして、それは確かにその通りではあったと思います。
しかし、この作品は「いじめ問題」「捨て子問題」「ネグレクト問題」といった社会問題を取り扱っていて、実のところ深く重いテーマの作品だったりします。
こういう重いテーマをこどもの視点で、しかし暗くなりすぎないように語っている非常に面白い作品になります。
主人公の倉田紗南は女優(子役)の女の子で、当時の少女漫画原作作品としてはありふれた設定でしたが、その裏側にある問題があまりにも社会的で、そのありふれた作品群の中にいて異質な作品だったように思います。
地獄先生ぬ〜べ〜(4/13)
鬼の手を持つ霊能力者であり、小学校の教師でもあるぬ~べ~が主人公の少年アニメ。
小学校の教師が主人公でありヒーローだという所が、少年向けのアニメとしては珍しいと感じた記憶があります。
最近だと都市伝説や学校の怪談的な話はあまり流行らないのかもしれませんが、このアニメが放映された当時は、まだまだこういった怪談話に興味を持つ人が多く、そういった類のTV番組や書籍が今よりもずっと多い印象でした。
『地獄先生ぬ~べ~』はそういった都市伝説じみた話から、昔ながらの伝承にあるような妖怪まで、幅広い怪談話を取り扱っており、それらに巻き込まれた生徒たちをぬ~べ~が助けるというのが基本的な物語の流れとなります。
また、ぬ~べ~とその生徒たちの関係性が、ちゃんと教師と生徒でありながらもどこか友人じみた所があるのも、本作品を魅力的に感じる要素の一つだと思います。
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平成9年 ※1997年
消費税が5%に引き上げられた年ですね。
5%の期間が長かったので、個人的には今でもたまに5%と勘違いするくらい消費税といえば5%のイメージが付いています。
『タイタニック』や『もののけ姫』といった大ヒット映画の話題に事欠かない年だったという印象も強いです。
また、映画で言えば上記2作品ほどのヒットはしていないものの、現在ではゴールデンウィーク前の風物詩のようになっている『名探偵コナン』の劇場版1作目が公開されたのもこの年でした。
ポケットモンスター(4/1)
ゲーム作品がアニメ化された例としては、歴代でも最大のヒット作品ではないでしょうか?
放送直後の時期に『ポケモンショック』という視聴者の一部が光過敏性発作を引き起こし体調不良を訴える事件が発生し、一時放送中止にまで追い込まれてしまいましたが、その後復活し今なお世界中で愛される長寿アニメへと成長しました。
今では当然のようにアニメ放送開始時に流れるようになった「テレビを見るときは部屋を明るくしてテレビから離れて見てください」といったテロップも、この『ポケモンショック』を契機に流されるようになったものとなります。
ちなみに、今ではかなり低年齢向けの児童向けアニメの印象が強くなっていますが、放送開始当時はもう少し高い年齢の人も見ていたような記憶があります。(勘違い?)
今の本アニメの視聴者層より原作ゲームのプレイヤー層の年齢幅は広いはずで、原作ゲームをプレイしていた人はとりあえず興味を持って見ようとしたこと。そして一番最初の、険悪だったサトシとピカチュウが友好的になっていくという感動的なエピソードが比較的高い年齢層にも受けたからなのではないかと思います。
金田一少年の事件簿(4/7)
『名探偵コナン』と並んで二大ミステリーアニメだと称して否定する人はあまりいないのではないでしょうか?
当時、『月曜7時のミステリーアワー』という触れ込みで、7時から『金田一少年の事件簿』、7時半から『名探偵コナン』と連続して放送されていた時間帯をいつも楽しみにしていたのを覚えています。
というか、今思えば凄い作品が連続して放送されていたものだと思います。
ちなみに、『金田一少年の事件簿』の方がどちらかといえば本格的なミステリー風の事件が多く、ちょっと恐怖を煽るような所も多かったので、対象年齢的には少し『金田一少年の事件簿』の方が上なのかもしれませんね。
また、『名探偵コナン』の事件が1~2話で完結するのに対して、『金田一少年の事件簿』では1つの事件に1カ月以上かけるような大きな事件が多かったからか、一つ一つの事件や犯人がかなり印象に強く残っています。
最近ではかつての犯人の視点で描かれたスピンオフ作品(漫画)が発売されたりしているのも、僕と同じように一つ一つの事件の印象が強く残っている人が多いからなのだと思います。
『金田一少年の事件簿』の関連記事はこちら
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平成10年 ※1998年
こうして過去を振り返っていると、暗い出来事の方がどうしても記憶に残っているように感じられます。
和歌山毒物カレー事件。
「何でそんなことしちゃったの?」と問いかけずにはいられない残念な事件があったのがこの年です。
しかし、暗いことばかりではありません。
冬季の長野オリンピック。
新しい時代には東京オリンピックが決まっていますが、平成にも日本でオリンピックを開催していたのですね。(と改まって言わなくてもみんな知っていることでしょうけど)
カードキャプターさくら(4/7)
ゼロ年代以降に量産されることになる萌えアニメの先駆け的な作品で、色々な意味で諸悪の根源扱いされていますね。
アニメファンの認知度が非常に高い作品の内の1つです。
しかし、そんな萌えアニメの先駆け的な作品がNHKによって製作されていたというのが興味深いですね。NHKにはお堅いイメージもありますが、NHK制作のアニメには名作が意外と多い事実があります。
個人的な思い出ですが、人体の不思議展という興味深くもちょっとヤベェ展示を見て精神的にもきっついなぁと思っていた日の夕方に丁度、本作品の第一話が放映されていたことを。そして、本作品に何だかモヤモヤとしている精神を癒されたことを今でも覚えています。
そうでなくても、主人公の木之元桜がクロウカードと出会う第一話は印象的なものでした。
彼氏彼女の事情(10/2)
『ふしぎの海のナディア』『新世紀エヴァンゲリオン』の庵野秀明さんが監督を務める作品ですが、個人的には庵野秀明監督の三作品の中では一番好きだったりします。
周りからチヤホヤされたいという虚栄心だけで全くスキの無い優等生を演じる「見栄王」の主人公の宮沢雪野から、徐々にその優等生の仮面が剥がれていくのが面白い。
本作品の原作は少女漫画で、いわゆるテンプレの少女漫画らしさもある作品ですが、特に前半のコミカルな雰囲気はそういった作品の中でもトップクラスに笑えるものだと思います。
それが後半の徐々にシリアスな話に繋がっていき、ヒーローの有馬総一郎の裏側にある闇が浮き彫りになっていくのも面白い。
誰しもが素顔の上に被っている仮面が一つのテーマになっている作品なのだと感じました。
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平成11年 ※1999年
だんご3兄弟がヒットした年ですね。
また、子供や老人に支給された2万円分の地域振興券。特に当時支給対象だった子供の間ではその使い道が話題になりました。
人によっては親に確保されたり、使い道を指示されたりと世知辛いことになっていた思い出があります。(笑)
ちなみに、僕は地域振興券で初代の『大乱闘スマッシュブラザーズ』を購入しました。他に何を買ったかは覚えていませんけど。(笑)
そんな今思えばかなり特殊な政策が行われた平成11年ですが、同時に西暦1000年代最後の年ということもあり、年末には2000年問題というシステム障害を懸念する問題が発生した年でもありました。
本当に何が起こるかわからないということで、普段は年末に仕事をするようなことが無いような立場の人も職場で待機したりしていたようです。(結果、特に何も起きませんでしたが)
当時の僕には何が問題なのかわかりませんでしたが、今の僕は曲がりなりにもシステムエンジニアなので、コレがいかに懸念の大きい問題なのかが理解できます。
おジャ魔女どれみ(2/7)
実は見たことは無いのですが、放送当時何度も番宣映像が流れているのを見て、非常に印象的なキャラデザ、音楽、そしてセンスのあるタイトルもあってか、見たことがあるかのごとく記憶に残っている作品だったりします。
『おジャ魔女カーニバル』をはじめ、主題歌も名曲揃いですね。
ちなみに、本記事で取り上げているアニメのほとんどは僕も見たことのあるアニメですが、勝手な裁量で取り上げた方が良いと感じたアニメは取り上げています。
『美少女戦士セーラームーン』をプリキュアの原型のような作品と称しましたが、『おジャ魔女どれみ』は放送枠的にも明らかにプリキュアの前身のような作品なのではないかという認識を持っているので、今後の長寿シリーズの前身なのであれば取り上げておこうというわけですね。
神風怪盗ジャンヌ(2/13)
平成の初期から中期にかけての少女漫画原作のアニメは、原作漫画の巻数が少ないことが多いからかアニメ版でオリジナル要素が強くなり、原作漫画とアニメでは別作品であるかのような印象を受ける作品が数多くありました。
どちらにも良し悪しはあるのですが、本作品の場合はかなりアニメ映えする成功作なのではないかと思っています。
ジャンヌダルクの生まれ変わりである主人公が絵画に潜む悪魔を回収するという内容なのですが、あくまでも主人公が正義側の人間であるにも関わらず、警察に追われる怪盗でもあるという点が面白い所。
『美少女戦士セーラームーン』的な美少女戦士の系譜を継ぐ作品でもありますが、怪盗モノの要素もあって『美少女戦士セーラームーン』以上に男子でも親しみやすい作品だったと思います。
裏番組が『カードキャプターさくら』『HUNTER×HUNTER』といった強敵だったため、そこまでヒットしていないのがファンとしては残念な所です。
ONE PIECE(10/20)
言わずと知れた『ONE PIECE』。
原作漫画、アニメともに国内トップクラスの人気を誇る海洋ロマン。内容的には明らかに少年向けの作品ですが、その知名度とエンターテイメント性の高さから老若男女に親しまれている印象があります。
個人的には、大きなエピソードの合間に挿入されるのが定番になってきているアニメオリジナルのエピソードを毎回楽しみにしていたりします。
いわゆるサザエさん時空ではない純粋なストーリー作品としては恐らく歴代でも最長寿のアニメですが、常に全く飽きさせない魅力を与え続けてくれています。
バトルは熱く、ストーリーは感動的な名作中の名作ですね。
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平成12年 ※2000年
西暦が2000年に繰り上がった節目の年。
結局あまり流通していない2000円札が発行されたのもこの年ですね。貨幣的な意味では500円玉も新しくなりました。
シドニーオリンピックでは女子マラソンの高橋尚子選手の活躍に注目があつまりました。「すごく楽しい42キロでした」は流行語にもなりましたね。
携帯電話を1人1台所有するようになる時代に移り変わりつつある年でもあったと思います。
サラリーマンが携帯電話を使い始めてのはもう少し前と言う印象ですが、平成12~13年くらいで中高生も携帯電話をみんな携帯電話を持ち始めたという印象があります。
だぁ!だぁ!だぁ!(3/28)
両親が仕事でNASAに行くことになったため日本で一人になったのが主人公の光月未夢。母親の知り合いである西遠寺に預けられるが、その西遠寺の住職である西遠寺宝晶も修行でインドに行ってしまいます。
結果、未夢と西遠寺の一人息子である西遠寺彷徨は二人きりになってしまいます。
中学2年生の男女が2人きりで暮らすラブコメの始まりかと思いきや、遠い宇宙からやってきた赤ん坊ルゥと、そのシッターペットのワンニャーとの不思議な同居生活が始まります。
子育て系ラブコメとSFが入り混じった不思議なアニメですね。
ルゥが超能力を使える宇宙人の赤ん坊であるということを隠しながら様々なトラブルに見舞われるのが基本的な話の流れです。
そんな子育てとトラブルを乗り越えながら、最初はお互いに最悪の第一印象から始まった未夢と彷徨が次第に惹かれ合っていきます。
個人的に、少女漫画原作と言えば90年代までの作品が好きなのですが、90年代の少女漫画っぽい雰囲気の作品としては、『だぁ!だぁ!だぁ!』以降にはあまり見られなくなってしまったような印象があります。
遊戯王デュエルモンスターズ(4/18)
原作は過去の週刊少年ジャンプ連載作品の中でも代表格の一つだと思いますが、そういった作品の中では最も異質な作品だったとも思います。
当時、作中に登場するカードゲームは空前のブームとなり、平成が終わろうとしている今なお廃れずに残っています。
主人公遊戯の中にいるもう一人の人格は中二病的な格好良さがありましたし、カードゲームで召喚したモンスターが実際に戦っているように見える演出・・というかシステムのおかげで、ただただカードゲームをしているだけなら地味であったろう作品がとても迫力と緊張感のあるものになっています。
ジャンルを問われたら答えに困り、似た作品の見つからない個性的なアニメでした。
ラブひな(4/19)
いわゆるお色気系ラブコメの先駆け的な作品なのではないでしょうか?
といっても現在の同ジャンルの作品(例えば『ゆらぎ荘のゆうなさん』など)ほど過激な感じではありません。
大学受験生の奮闘を描いた作品であり、お色気系ラブコメが苦手でも、努力成長型のキャラクターが好きな人には楽しめる作品だと思います。
実は僕もお色気系ラブコメはあまり好きではない方なのですが、後者の要素もあって『ラブひな』はかなり好きな作品になっていたりします。
また、大学受験を終えた大学生には共感できる部分も多々ある作品だと思います。
ちなみに、個人的には『ラブひな』が夜10時台という微妙な時間帯に放送されていたことで、夜にもアニメが放送されているんだと知るキッカケになった作品だったりします。
ちょっとエッチなシーンとかもあったので、当時中学生だった僕はリアルタイムでは観ていなかったのですが、後々そういったお色気シーンを差し引いても面白い名作であることを知って原作・アニメと見返した記憶があります。
犬夜叉(10/16)
高橋留美子原作の作品は本当に幅広い年代にヒット作があり、幅広い世代の人に愛されていますよね。
『犬夜叉』は平成ゼロ年代の前半から中盤生まれくらいの人がドンピシャ世代でしょうか?
普通の女子中学生である日暮かごめが、神社の古びた井戸から戦国時代にタイムスリップし、半妖・犬夜叉とともに四魂の玉を巡る争いに巻き込まれていくという物語です。
当時はそんな言葉が無かったので意識したことがありませんでしたが、よくよく考えたら今流行りの異世界転移ものの要素もある作品で、戦国時代の風景にセーラー服姿の女子中学生がいるのが不思議でもあり、新鮮にも感じられたのを覚えています。
また、高橋留美子先生原作作品の中では最も少年漫画らしいバトル要素の強い作品になっていますが、他の高橋留美子先生原作作品と同様に高橋先生らしいコメディ描写も健在の作品です。
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平成13年 ※2001年
東京ディズニーシーや、大阪のユニバーサルスタジオジャパン等、日本を代表するアミューズメント施設が2つもオープンした年ですね。
小泉内閣の発足した年で、小泉首相の個性的なキャラクターもあって個人的には初めて政治にも興味を持つようになった年でした。
現在誰もがお世話になっているSuicaが登場したのもこの頃で、アップルからipodが発売したことで音楽を電子データで所有する時代が幕開けたのもこの頃。
また、みんなが頼りにしているWikipedia先生が発足したのもこの年でした。
現在当たり前に便利に使っているもの、またはその前身が多く登場している年だという印象ですね。
文芸的な意味だと、国内最大のヒット映画『千と千尋の神隠し』が公開された年でもあります。
ジャングルはいつもハレのちグゥ(4/3)
近年では女性向けの漫画作品を多く描かれている金田一蓮十郎先生のデビュー作が原作のアニメですね。
金田一蓮十郎先生は作品によってだいぶ作風が違う印象ですが、『ジャングルはいつもハレのちグゥ』は最も少年漫画っぽい作品だと思います。
しかし、一方で少年漫画らしくない重たい話題や設定があったりもするという特徴があるのですが、とてつもなく個性的なキャラクターやコメディ描写もあって、それを感じさせないような特徴があります。
特にヒロインであり謎の少女であるグゥは、最後まで謎の少女であり続け、何でもありという適当な設定でありながら魅力的なキャラクターでした。
類似作品がありそうで無い個性的な作品だったと思います。
シャーマンキング(7/4)
ビックリするほどの展開で原作漫画が打ち切られたことで有名な『シャーマンキング』ですが、近年でも定期的に続編漫画が発売されているので、思っている以上に広い世代で知られている作品なのではないかと思っています。
500年に一度行われるシャーマン同士の戦い・シャーマンファイトを描いた作品で、週刊少年ジャンプが原作の作品らしいバトルアニメとなっています。
これまでにも週刊少年ジャンプ原作のバトルアニメは数多く存在していましたが、『シャーマンキング』の特徴として主人公の麻倉葉が良い意味でバトルアニメの主人公っぽくないという点があると思います。
楽に生きるための世界を作ることを目指し、「なんとかなる」が口癖のユルい性格の麻倉葉。あまりバトル向きの性格っぽくないですが、こういう本来バトル向きではない感じの主人公は『シャーマンキング』以降に増えていったように感じています。
フルーツバスケット(7/5)
90年代の少女漫画原作のアニメとはかなり違った雰囲気の作品ですが、ゼロ年代には『フルーツバスケット』に近い雰囲気の作品が多かったように思います。
どう違うのかというと、とにかく重いんですよね。
現在であれば間違いなく深夜枠で放送されていたような内容ですが、当時はゴールデンタイムに子供向けアニメとして放送されていました。
その辺、時代背景の違いを感じられますね。
両親を失った主人公・本田透と、異性に抱き着かれると獣に変身してしまう草摩一族の哀しい物語ですが、本田透の明るさと優しさもあって、涙を誘う名作になっています。
また、本作品のOP曲である岡崎律子さんの『For フルーツバスケット』もかなりの名曲です。
アニメのOP曲といえば大抵明るい感じの曲で、しっとりしたもの哀しい雰囲気の曲が主題歌になることがあったとしても、それは大抵ED曲だったりしますが、フルーツバスケットでは『For フルーツバスケット』というもの哀しい雰囲気の曲がOPから流れるところが異質だったと思います。
しかし、個人的には原作後半になるにつてどんどん良くなってくる作品だと思うだけに、原作6巻あたりまでしかアニメ化されていないのが少々残念だったりします。
それだけに、2019年に全編アニメ化されることが発表されたことはとても嬉しい出来事でした。
ヒカルの碁(10/10)
アニメ好き囲碁ファンにとっての心のオアシス。
唯一の囲碁アニメ『ヒカルの碁』は、囲碁好きにとってはもはや伝説的な作品になっていて、囲碁をやっている人は聞いたことがあると思いますが、特定の世代の碁打ちを指すヒカルの碁世代という言葉があるくらいです。
元々は囲碁に興味もなかった少年・進藤ヒカルと囲碁好きの幽霊・藤原佐為のダブル主人公であり、ヒカルによる成長物語でありながら、佐為によるチート無双ものの側面もあったりする二度おいしい作品になります。
また、インターネットを上手く作品に取り入れた作品でもあり、幽霊であるはずの佐為がインターネットの中では誰もに認知される存在として、確かにいた点が非常に興味深いです。
ネットに潜む最強の棋士、カッコイイですね!
そういう意味では、『ヒカルの碁』は当時ようやくインターネットが一般的に普及しだした時代背景が生んだ作品だとも言えるのかもしれません。
テニスの王子様(10/10)
週刊少年ジャンプの連載漫画が原作のテニスアニメ。
最初は割と正統派なスポーツ作品という感じでしたが、徐々にジャンプ作品らしくしばしばネタにされるほどの人外技を選手たちが繰り広げるようになるのが特徴の作品です。
また、あくまでも少年漫画ではありますが女性をターゲットとしたコンテンツ展開に成功している珍しいケースの作品でもあります。
ミュージカル化もされておりテニミュの愛称で親しまれていますが、それは今なお継続中のヒットコンテンツになっています。
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平成14年 ※2002年
日韓共催でサッカーのワールドカップが開催されたことで、普段サッカーに興味を持たないような人たちも含めて熱狂した年となります。
当時僕は高校生でしたが、授業中に小型テレビで中継を見ている奴がいたら教師も黙認・・というか覗き込んで来たり、誰もが興味を持っていたことがわかりますね。球技大会の種目も満場一致でサッカーに決まった記憶があります。
そして、大ヒット映画シリーズである『ハリーポッター』の1作目が公開されたのもこの年。原作小説は少し前から流行していましたが、それにも拍車が掛かった印象があります。
また、現在据え置きゲーム機と言えば任天堂、SONY、マイクロソフトが3強のようになっていますが、マイクロソフトがXboxでそこに参戦してきたのもこの年になります。
フルメタル・パニック!(1/15)
武装組織ミスリルに所属する主人公・相良宗介が、ウィスパードという特殊能力を持つが普通の女子高生であるヒロイン・千鳥かなめを護衛するようになる所から始まる物語となります。
普通ではない経歴を持つ相良宗介が、普通の高校生としての顔を持つようになっていく中で生じていくギャップが面白い作品です。
普通の高校生が普通ではない世界に飛び込む作品は数あれど、その逆パターンというのが興味深いですね。
そういうわけで徐々に二面性を備えていくことになる相良宗介なのですが、もっと面白いのは作品自体にも二面性がある所。
非常にシリアスな本編に加え、本当に同じ作品なのかと思ってしまうほどのコミカルな番外編。
実は、僕の場合はシリアスな本編だけならそこまで好きなジャンルの作品ではないのですが、コミカルな番外編が好きでファンになった作品だったりします。
そう考えると、この二面性のおかげで幅広いファンを獲得した作品と言えるのかもしれませんね。
天使な小生意気(4/6)
『今日から俺は!』の西森博之先生が原作者のアニメで、作品の雰囲気的には『今日から俺は!』に近いものがあります。
タイトルだけ見ると、どんな作品なのか勘違いしてしまいそうですが、実は不良やヤクザが登場する男くさいところのあるコメディ作品だったりします。
そんな中で富豪の娘である天使のような少女・天使恵が主人公を張っていて、その幼馴染である花華院美木なども含め、こういった系統の作品では今まで登場することはあってもメインキャラにはなりえなかったようなキャラクターがメインキャラになっている所に面白さがあります。
また、SF要素もある作品であり、実は主人公の天使恵は元は男の子で、「天の恵」という魔本から現れた悪魔に「男の中の男にしてくれ」と願ってしまい、その結果「女の中の女」になってしまったという過去を持ちます。
美少女の主人公に、闇の悪王とまで呼ばれた不良、あまりにも普通のヤツ、オタク、武士といったメインキャラの組み合わせも面白く、個人的には西森博之先生の作品の中では一番好きな作品です。
満月をさがして(4/6)
『神風怪盗ジャンヌ』と同じ種村有菜先生が原作者の『満月をさがして』。
いわゆる変身ヒロインものとアイドルものの作品を足して、更に少しばかりのSF要素を足したような作品です。
歌手を目指す主人公の神山満月は、しかし喉の病気で思いっきり歌うことができません。
余命少ない神山満月の前に現れた二人の死神のお陰で、16歳の自分の姿に変身することで一時的に健康な体を手に入れ、アイドルとして活躍するようになるという物語です。
残された時代を健気に生きているのに、遠くにいる思い人の死を知ってしまうなど、哀しくも優しいアニメです。
歌の力というものを感じさせる所もあり、定期的に見たくなる作品の一つです。
あずまんが大王(4/8)
現代でも1クールに1つくらいは存在するいわゆる『日常系』の『萌え四コマ』ですが、その元祖となる作品は間違いなく『あずまんが大王』だと思います。
最近の日常系作品には何らかの個性的なテーマや設定が設けられていることが多いですが、『あずまんが大王』はその辺はかなりシンプル。
小学校から飛び級入学した天才少女がいる以外は、本当に普通の女子高生の日常を描いたような内容になっているのですが、今なお色褪せない個性的な作品であると感じられます。
原作漫画は20年も前の作品になるので、知らない人も増えてきている作品だとは思いますが、日常系作品の元祖となるだけあってかなりの名作なので、興味がある人は原作かアニメを見てみてほしいですね。
ちなみに、個人的には登場人物の1人である春日歩(通称:大阪)が一番好きなキャラクターなのですが、この手の日常系作品に一人は登場するマイペース系のキャラクターの元祖なのではないかと思っています。
あたしンち(4/19)
『クレヨンしんちゃん』の法則枠が変更になったことで、後番組として『あたしンち』が始まった時のことは今でも覚えています。
「え~、この時間に『ドラえもん』と『クレヨンしんちゃん』を見るのを楽しみにしてたのに『クレヨンしんちゃん』時間変わっちゃうのかよ。そして『あたしンち』って何だよ。仕方ないから見てやるか~」
みたいな感じで、実は渋々見始めたアニメでした。
設定的には『サザエさん』に近く、まさに平成の『サザエさん』的な作品なのではないでしょうか?
名前すら明示されていないのに個性的な両親に、その娘で主人公の立花みかんはいかにも普通の女子高生という感じですが、普通に可愛らしいです。弟のユズヒコとの関係も普通の姉弟という感じで、楽しく幸せな一家にほのぼのとしてしまう作品になっています。
最終兵器彼女(7/3)
文字通り最終兵器となって改造された女の子の哀しい物語。
いわゆるセカイ系というゼロ年代に流行したジャンルの代表的な作品となります。
本当は優しい少女なのに最終兵器として周囲から怖がられているちせに、そんなちせを彼女にしたシュウジの葛藤。
かなりの鬱展開に見るのが辛くなる人もいるかもしれません。
僕も、最初は途中で見るのを止めようと思ったくらいです。
しかし、どうしようもない哀しさの中に確かに優しさも感じられる作品であり、一度は見てみてほしい作品です。
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平成15年 ※2003年
六本木ヒルズがオープンした年ですね。
また、地上デジタル放送が開始されたことで、この頃にテレビを買い替えた家庭は非常に多いのではないでしょうか?
平成を代表するアイドルグループ・SMAP最大のヒット曲である『世界に一つだけの花』のシングルバージョンが発売されたり、『千と千尋の神隠し』が米国アカデミー賞の長編アニメーション部門を受賞したり、芸能・文芸的な意味でも印象的なできごとが多い年でした。
また、テツandトモの『なんでだろ~』がブレイクし、これが今後多くの一発屋芸人が登場するキッカケだったのではないかと思われます。
カレイドスター(4/3)
ちょっと珍しいサーカスを舞台としたオリジナルアニメ作品であり、知名度以上の名作でもあります。
新体操の経験があり運動神経は良いものの、演技については素人で、精神的にも弱い部分があった主人公・苗木野そらが、努力と根性で真のカレイドスターへと成長していく熱い物語。
贔屓で入団したと思われていた苗木野そらは、最初は他の演者から煙たがれていましたが、苗木野そらのそうした努力と根性を見た演者から徐々に認められ、仲間になっていくのも熱い。
雰囲気的には少女向け作品っぽさもありますが、いわゆる「友情」「努力」「勝利」という少年ジャンプ的な要素が揃っていることもあり、男女問わず楽しめる作品だと思います。
金色のガッシュベル!!(4/6)
やさしい王様を目指す魔物の子供・ガッシュと、ガッシュの魔物の本の持ち主である天才少年・高嶺清麿のダブル主人公の物語。
最初は無気力で冷めた所もあり、ガッシュを拒絶していた高嶺清麿が、徐々に奔放さも備えるようになっていきガッシュとはこれ以上ないくらい信頼関係を築くパートナーになっていくのが熱い。
『魔界の王を決める戦い』という一つの大きなゴールを目指す中に、いくつもの小さなゴールがあるような作品で、こういう王道的な少年漫画原作作品の中でもトップクラスに綺麗に纏まっている作品だという印象があります。
ガッシュと高嶺清麿以外のパートナーもそれぞれの事情がある魅力的なキャラクターばかりで、週刊少年サンデーの連載漫画が原作のバトル作品としては一番の名作だと思います。
R.O.D -THE TV-(9/1)
原作はライトノベルですが、その漫画版とOVA版は全く別の物語になっています。
本作品は一応OVA版の未来の話ですが、単独でオリジナルアニメ作品的に楽しめる作品となります。
紙を自在に操る紙使いであるアニタ(末っ子)、マギー(次女)、ミシェール(長女)の三姉妹が名乗る三姉妹探偵社。
彼女らが作家の菫川ねねねの護衛をするようになる所から物語は始まります。
最初は日常と非日常にある些細な事件を行ったり来たりするような物語が、菫川ねねねが誘拐されたことから徐々に事件は大きくなっていきます。
原作小説の主人公である読子・リードマンも途中から登場する点もファンには嬉しい演出。
当時、放送開始までにOPが完成していなかったり、諸事情により放送が打ち切りになってしまい、再放送でしか全話放送されることは無かったり、何かと綾が付いてしまった作品ではありますが、その実かなりの名作であることは間違いありません。
鋼の錬金術師(10/4)
原作は月間少年ガンガンの連作作品ですが、スクウェア・エニックスから発行されている漫画としては最大のヒット作品になります。
スクウェア・エニックスから発行されている作品といえば、どちらかと言えば漫画好きの人が読んでいるコアでマイナーな作品が多い印象がありますが、本作品に関して言えばそういう意味で例外的に普段漫画を見ない層にも大ヒットした作品だったことを覚えています。
実は、個人的にはちょっと肌に合わない所のある作品だったのですが、平成を代表するアニメの一つとして上げないわけにはいかない作品であることは間違いないので取り上げました。
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平成16年 ※2004年
紙幣のデザインが刷新された年ですね。
1万円は福沢諭吉のままですが、5千円は新渡戸稲造から樋口一葉に、千円札は夏目漱石から野口英世に変わりました。この頃はまだ現役だった2千円札は紫式部のままです。
ニンテンドーDSやPSPなど、現在の携帯ゲーム機を代表とする機種の原型が登場した年でもあります。特にニンテンドーDSは今までゲームをしなかった層にも受けたことで、相当なの快進撃を見せていたことを覚えています。
シアトルマリナーズのイチローのヒット量産や、アテネオリンピックのメダル量産など、スポーツ的な意味でも大きな出来事がありました。
特に体操の金メダルを決めた鉄棒の演技に対する「伸身の新月面が描く放物線は、栄光への懸け橋だ!」というナレーションが記憶に残っている人は多いでしょう。
韓流ドラマやマツケンサンバが流行したのもこの年ですね。
ふたりはプリキュア(2/1)
間違いなく、平成後半を代表する女児向けアニメといえば本作品になります。
当時の女児向けアニメとしてはかなり異質で、徒手空拳の格闘で戦う女の子という新鮮さが受けた作品で、女児向けアニメでありながら男児や一部の大人にまで見られていた作品となります。
まるで男児向け作品のヒーローのような戦い方が非常に高クオリティで描かれているのがヒットの理由でしょうか?
個人的には、女児向けアニメということで放送当初は見ていませんでしたが、一度聴いたら耳から離れないOP曲は結構な名曲だし、驚くほどのヒット作になったこともあって後から見返してみた作品となります。
魔法少女リリカルなのは(10/1)
『ふたりはプリキュア』もそうでしたが、当時からすると異質な魔法少女もののアニメ作品でした。
今までの魔法少女ものアニメ作品といえば、基本的には女の子向けに作られているものでしたが、本作品は明らかに男性向けに作られた作品となります。
ストーリー的にも、魔法少女的な要素を残しつつも例えばロボットものの作品のような熱さがあり、今までの魔法少女もののアニメ作品とは随分と雰囲気が異なります。
その証拠に、近年でも続編やスピンオフ作品が作られており、主人公のなのはも大人になっていたりしていて、もはや魔法少女要素が無くなっている部分もありますが、それでも面白いと思わせる作品になっています。
なので個人的には、魔法少女要素を今までなら魔法少女ものでは無かった作品に取り入れてみた作品なのではないかと思っています。
ローゼンメイデン(10/7)
意思を持つアンティークドール・ローゼンメイデンの少女(人形)たちの戦いを描いたアニメ作品。
他に類似作品が全く思い浮かばない個性が魅力的です。
いわゆるゴシックロリータ風のローゼンメイデン風の姉妹が可愛らしく、主人公で引き籠りの桜田ジュンの成長物語としても非常に面白いです。
また、元内閣総理大臣である麻生太郎が本作の原作漫画を読んでいるというデマが流れ、ローゼン閣下と呼ばれるようになったことでも有名な作品ですね。(笑)
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平成17年 ※2005年
少子高齢化が謳われる現代社会ですが、平成に入ってから初めて日本の人口が減少した年となります。
現在はブラック企業というか、企業の在り方や働き方には誰しも敏感になっている世の中になっていますが、そういう問題が広く認識されるようになったのはこの年に起きたJR福知山線脱線事故が最初だったような気がします。
企業の在り方と言えば、クールビズが始まったのもこの年ですね。
今では死語になりつつありますが、電車男のヒットもあり「萌え~」が流行語になったのには少し驚きました。
というか今ではオタクという表現もあまりしなくなりましたが、それはこの頃から社会的にもアニメや漫画を趣味とすることがかなり一般的になってきて、それに伴いオタクという一見蔑称にも聞こえるような言葉が消えてきたということなのかもしれませんね。
ハチミツとクローバー(4/14)
現在は『3月のライオン』を描かれている羽海野チカ先生が原作者のアニメ作品。
いわゆる少女漫画らしい少女漫画が原作で、もちろんアニメ的に誇張された表現はあるものの、何だかありそうだなぁと感じさせる展開にホッとさせられるような感覚を味わえる作品となります。
世の中には女性キャラが魅力的な作品、男性キャラが魅力的な作品と、どちらかに寄っている作品の方が多いような気がしますが、『ハチミツとクローバー』の場合はどちらも魅力的で、そのバランス感覚はずば抜けているのではないでしょうか?
ちなみに、『3月のライオン』の14巻に『ハチミツとクローバー』のキャラクターが登場して12年越しの伏線回収と相成ったのは記憶に新しいですね。
ドラえもん(4/15)
本記事では2期や続編を対象外にしていますが、例外的につっこみました。
『ドラえもん』のキャスト総入れ替えは当時大きなニュースとなりましたが、単にキャストを入れ替えるにのみならず、昔ながらの『ドラえもん』を残しつつも現代的に大きく一新されたという印象があったからです。
平成の後半を支えた全く新しい『ドラえもん』は、いわゆる2期や続編とは別物と捉えました。
最初は違和感があったものですが、既にその違和感は無くなりましたね。
というか、もはや平成が終わろうとしている現時点で二十歳くらいの人ですら、昔の『ドラえもん』を知らないくらいでしょうから、時の流れは速いものです。
ぱにぽにだっしゅ!(7/3)
非常に独特な表現方法が印象的だったアニメ作品です。
『物語シリーズ』や『魔法少女まどか☆マギカ』で有名なシャフトの新房昭之監督の作品で、その独特な演出はこの頃から健在です。
超天才のチビッ子先生であるレベッカ宮本(ベッキー)が主人公ですが、色とりどりの主人公並に個性的なキャラクターによるショートストーリーの連続で、面白いというより楽しい作品だと感じました。
また、個人的にはこのアニメを見て初めて、アニメの演出って色々あるんだなぁと思い、内容以外の部分にも関心を持つようになりました。
ARIA The ANIMATION(10/5)
テラフォーミングされた水の惑星・火星アクア。
そのアクアの観光都市であるネオ・ヴェネツィアのウンディーネ(観光水先案内人)を目指す主人公・水無灯里が周囲の人々と体験する、優しかったり不思議だったりする出来事を描いた物語となります。
個人的には、癒し系アニメと聞けば真っ先に思い浮かぶ作品で、登場人物の言動、ストーリー、舞台背景などなど、このアニメを構成する要素の何もかもから、とにかく優しい雰囲気を感じさせる作品となります。
主題歌もまた癒し系の名曲ですが、その主題歌の流れ方がまた特徴的なアニメでもあります。
どう特徴的なのかは数話見たら分かると思いますが、この演出もまた優しい雰囲気を感じさせるのに一役買っていますよね?
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平成18年 ※2006年
トリノの冬季オリンピック。どのオリンピックでも日本は結構大量のメダルを獲得していて、日本はスポーツ的に強い国だという印象がありましたが、トリノでのメダル獲得は1つのみ。アテネでメダル量産した直後のオリンピックだということもあって、悔し思いで観戦した人も多いのではないでしょうか?
しかし、それだけにフィギュアスケートの荒川静香選手の金メダルは感動的でしたね。
荒川静香選手を象徴する技であるイナバウアーは流行語にもなりました。
また、任天堂は今まで以上にファミリー層を意識した据え置きゲーム機・Wiiを発売し、これが大ヒットしました。
この年に限りませんが、平成の世は時事ネタとできるレベルでゲーム機が話題に上がる世の中だった印象がありますね。
涼宮ハルヒの憂鬱(4/2)
特に深夜アニメの地位を高めるキッカケとなったアニメの歴史を語る上でも重要な位置付けの作品ですね。
『涼宮ハルヒの憂鬱』以前から深夜アニメは存在し、もちろんヒット作品も多数ありますが、『涼宮ハルヒの憂鬱』をキッカケに深夜アニメ枠が賑わうようになってきたのは確かなのではないでしょうか?
特にこのアニメ自体を知らなくても、ED曲である『ハレ晴レユカイ』はかなり話題になったので知っている人は多いのではないでしょうか?
今では割と定番になっているED曲で登場人物たちがダンスを踊るスタイルの元祖となりました。
ゼロの使い魔(7/2)
いわゆる記号的な萌えキャラが数多く登場する萌え系ライトノベルが原作のアニメですが、意外にも細かく世界観が作り込まれた王道ファンタジー作品でもあります。
ヒロインのルイズは、いわゆるツンデレキャラとしては真っ先に名前が上がる一人ですよね?
また、平成後期である近年流行の異世界転生・転移ものの原型っぽさもある作品で、主人公の平賀才人がヒロインのルイズに異世界ハルケギニアに召喚され、伝説の使い魔ガンダールヴの力を手にするという所から物語が始まります。
このガンダールヴの力は近年の異世界転生・転移もので見られるほどの極端なチート能力ではなく、平賀才人はこの世界でたくさんの困難にぶち当たったり悩んだりします。
そういう点が、近年の異世界転生・転移ものにはなかなか見られない熱さであり、『ゼロの使い魔』が名作たる所以だと思います。
あさっての方向。(10/5)
誰かと誰かの体が入れ替わるという設定の物語は、珍しいものの時々見かけますよね。
2016年に大ヒットしたアニメ映画『君の名は』あたりが代表的でしょう。
『あさったの方向。』も近い設定ですが、面白いのは体ではなく年齢が入れ替わるという点。
両親を亡くした主人公の五百川からだが、兄である五百川尋に楽をさせてあげたいという理由で、早く大人になりたいと願うのですが・・
その願いは五百川尋の元恋人である野上椒子の年齢と入れ替わるという形で叶います。
その精神に見合わない年齢の体に入ることになった2人の戸惑いと葛藤が面白い作品となります。
コードギアス 反逆のルルーシュ(10/5)
いわゆるピカレスクロマン作品で、主人公のルルーシュは本作品の作中で必ずしも正義の立場ではありません。
タイトルの通り、皇子でありながら祖国に反逆するテロリストとなったルルーシュが主人公の物語となります。
独善的な所があるものの妹ナナリーにとって優しい世界を作るためという一貫した行動原理を持つルルーシュの、哀しくも痛快な活躍が魅力的な作品であり、個人的には平成アニメの中でも五本指に入る名作だと思っています。
アニメ2期までで綺麗に完結しているものの、ずっとそのエンディングに関しては議論が残る部分があったのですが、平成の最後に続編がアニメ化されたことは記憶に新しいですね。
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平成19年 ※2007年
高い倍率でなかなか当選しない東京マラソンの第1回が開催された年です。今では冬の東京の風物詩の一つのようになっていますね。
政治的には宮崎県の知事選挙が、お笑い芸人のそのまんま東こと東国原英夫氏の「宮崎県を、どげんかせんといかん」のセリフとともに全国的に注目された年でもあります。
平成を代表するミュージシャンであるZARDの坂井泉水さんが若くして亡くなられたことに涙したファンも多いのではないでしょうか?
彼女の楽曲は今聴いても色褪せません。
スポーツ的には当時はアマチュアゴルファーの石川遼がハニカミ王子として人気になったり、芸能面では一発屋芸人の代表格である小島よしおさんの「そんなの関係ねぇ~」が大流行しました。
のだめカンタービレ(1/11)
どちらかといえば上野樹里があまりにもはまり役だった実写版の方が有名かもしれませんが、アニメ化もされています。
私生活はダメダメな音大生・野田恵(のだめ)の天賦の才に、エリート音大生・千秋真一が気付くところから物語が始まる、本格的に音楽をやっている音大生を描いた作品となります。
原作は女性誌である『Kiss』で連載されていた漫画ですが、老若男女問わず楽しめる作品であるのも特徴ですね。
以前は女性向けの漫画を読む男性というのは少なかったように思われますが、『のだめカンタービレ』以降は男性でも親しみやすい女性向けの作品が増えたような印象があります。
ハヤテのごとく!(4/1)
クリスマスイブに主人公の少年・綾崎ハヤテは、失踪した両親が残した一億五千万円の借金を負うことになりました。
たまたま出会ったお金持ちのヒロイン・三千院ナギが借金を肩代わりしてくれたおかげでヤクザから追われることはなくなりましたが、借金が消えたわけではありません。
『ハヤテのごとく!』は、そんな不幸なハヤテと、勘違いでハヤテに好意を抱くナギが、個性的な周囲のキャラクターを巻き込んだ、ちょっとブラックなところもあるドタバタを繰り広げるラブコメディ作品となります。
内容的に、現在であれば深夜アニメの枠で放送されそうなアニメですが、本アニメの1期は日曜日の朝という子供向け作品が放送されている枠で放送されていて、当時の感覚からしても意外に思った記憶があります。
DARKER THAN BLACK -黒の契約者-(4/5)
強力な超能力を持つ契約者で、黒の死神という異名を持つエージェント・黒(ヘイ)が活躍するアニメとなります。
中二病とハードボイルドが融合したような雰囲気の作品で、地獄門という未知の領域が出現した後の独特な世界観が舞台となっています。
ちなみに、黒(ヘイ)のような契約者が誕生したのも、この地獄門がキッカケだとされています。
2期では子供のキャラクターである蘇芳・パブリチェンコがもう1人の主人公として登場しますが、基本的には大人のキャラクターがメインで活躍する作品なので、そういう作品が好きな人にはおすすめです。
らき☆すた(4/8)
オタクの女子高生・泉こなたとその友人たちの日常を描く四コマ漫画が原作のアニメ作品となります。
遊び心のあす作品でもあり、ED曲では本作品の登場人物がカラオケで歌っているという形式をとっており、あえて本当の女子高生が歌っているかのような雰囲気を出している所が面白いです。
使用されている楽曲も他のアニメの曲だったり、他では見られない演出だったと思います。
また、OP曲の『もってけ!セーラーふく』は深夜アニメの曲とは思えないくらいの大ヒットとなりましたね。
『涼宮ハルヒの憂鬱』『らき☆すた』と、京都アニメーション制作のアニメのヒットが続いたことで、この頃に京都アニメーションの名前を覚えた人も多いのではないでしょうか?
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平成20年 ※2008年
徐々にですが、ガラケーからスマートフォンに機種変更する人が出始めた年ですね。
iPhone3Gは一部のコアな人たちの間で話題になったという印象でしたが、これがスマホ時代の幕開けだったように思います。
お笑い芸人・田村裕の自伝である『ホームレス中学生』が大ヒットしたのもこの年ですね。
以前からタレントの書く本は出版されていましたが、そういった書籍が時たま話題に上がることになる先駆けだったような気がします。(それとも以前からありましたっけ?)
狼と香辛料(1/8)
商人ロレンスと賢狼ホロによる経済ファンタジー。
作品の雰囲気的には王道的なファンタジー作品といった感じですが、経済・商売がテーマになっているという部分が新しい・・というか、今でも他には見られない個性的なアニメ作品となります。
本作品の経済的な部分は少々難しくもありますが、かなり作り込まれているストーリーを分かりやすく伝えてくれる作品でもあったと思います。
また、可愛らしい外見とは裏腹に、老獪に相手を丸め込むようなホロが単純に魅力的でした。
そして、忘れてはならないのは1期ED曲の『リンゴ日和』が超名曲だということ。
老獪だけど食べ物に目が無かったりと子供っぽい所もあるホロにとても合っている曲で、正直もっと流行っても良かったのにと思う曲でした。
とらドラ!(10/1)
竹宮ゆゆこ先生の人気ライトノベルが原作で、いわゆるライトノベル原作のラブコメとしては真っ先に思い浮かぶ名作アニメの1つです。
目つきが悪くヤンキーと間違えられがちな主人公・高須竜児と、人形のような可愛らしい見た目とは裏腹に、凶暴な性格で「手乗りタイガー」と恐れられるヒロイン・逢坂大河。
竜児と大河が「お互いの恋を応援する共同戦線」を張る所から物語が始まります。
周囲から誤解されがちだが、実は欠点らしい欠点のないできた人間の高須竜児というキャラクター性は、最近ではそこまで珍しくないような気もしますが、『とらドラ!』の時代にはとても新鮮に感じらたのを覚えています。
ここまで露骨に実態と周囲からの評価が違う、勘違いされやすい主人公とは、もしかしたら『とらドラ!』が元祖だったのではないでしょうか?
とある魔術の禁書目録(10/9)
ライトノベルといえば10巻を超えれば息の長い作品。20巻を超えれば超大作のイメージがあるのですが、平成が終わろうとしている今50巻に迫ろうかという大作中の大作が原作のアニメです。
魔術サイドと科学サイドの物語を行ったり来たりする主人公・上条当麻が、異能の力を打ち消す「幻想殺し(イマジンブレイカー)」という、チートでありつつも使い勝手の悪い能力を手に、拳ひとつで敵と相対する姿がとても熱い作品となります。
また、世界観の設定が非常に深く複雑ですが、それだけに世界観を広げやすいのでしょう。スピンオフ作品などの展開も著しい作品で、スピンオフ作品単体でも非常に魅力的だったりします。
実際、僕の場合はスピンオフ作品である『とある科学の超電磁砲』の方が好きなくらいです。
非常に大きな作品なので今となっては初見での触れづらさがあるかもしれませんが、それはこの作品群に今までの積み重ねがあったからに他なりません。
興味があったら、そんな大作にちょっと触れてみてはいかがでしょうか?
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平成21年 ※2009年
裁判員制度が始まった年。
どんなに人気者なタレントでも、長く活動していたら残念な事件を起こすこともあります。しかし、草剪剛の泥酔して公園で全裸になる事件にはショックを受けた人も多いのではないでしょうか?
また、ニンテンドーDSのソフトとして『ドラゴンクエスト』のナンバリングタイトルが発売されたことでも話題となりました。『ドラゴンクエスト』としては初めて通信機能を使って対人で遊ぶことができ、ヨドバシアキバの前のルイーダの酒場は、通信機能を使う人で溢れていました。
現代的な男子の在り方を示す『草食男子』という言葉が生まれたのもこの年ですね。
けいおん!(4/2)
『涼宮ハルヒの憂鬱』『らき☆すた』そしてこの『けいおん!』と、京都アニメーション制作のアニメ作品のヒットが続いたことで、「京都アニメーション制作のアニメ=期待できる作品」だと印象付けられた人も多いのではないでしょうか?
ほのぼの日常系の物語に軽音楽の要素を加えたような作品ですが、それだけに音楽に力が入っていた作品でした。
OP曲、ED曲はもちろん、挿入歌までかなりのヒットをしたことを覚えています。
『けいおん!』以前からも深夜アニメの曲がヒットすることはしばしばありましたが、本作品で深夜アニメの曲の地位は飛躍的に向上したのではないかと思います。
化物語(7/3)
当初アニメ化向きではないと言われ続けてきた西尾維新先生の小説が原作のアニメ作品となります。
会話劇とも言われる原作小説の長セリフの改編も避けており、普通のアニメ作品では冗長になってしまいそうな、ありえないレベルの長セリフを独特な演出で魅せる、他には無い個性を放っているのが最大の特徴ですね。
また、様々な形で原作の物語シリーズは継続的にアニメ化されており、単純にアニメ化された回数だけなら飛びぬけている作品でもあります。
しかし、まだ原作の全シリーズがアニメ化されたわけでもなく、原作も続刊の刊行が予定されているので、新しいし時代になってからもアニメ化されていくことが予想されますね。
とある科学の超電磁砲(10/5)
『とある魔術の禁書目録』のスピンオフ作品。
科学サイドのヒロインであり、ライトノベル界隈では不動の人気ヒロインである御坂美琴が主人公で、御坂美琴の仲間の学生たちと共に学園都市で起こる様々な事件を解決していくような物語になります。
スピンオフ作品と侮るなかれで、キャラクターも物語もよく作り込まれた名作アニメの1つであることは間違いないと思います。
原作の『とある魔術の禁書目録』のストーリーやキャラクターとクロスオーバーするようなところもあり、そういう所がファンには嬉しいポイントでもあるのですが、『とある魔術の禁書目録』を知らなくても全然楽しめる作品だと思います。
さすがに原作の『とある魔術の禁書目録』ほどの大作というわけでもないので、初めての人には『とある科学の超電磁砲』の方がとっつきやすいかもしれませんね?
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平成22年 ※2010年
2003年の打ち上げ時にも話題になりましたが、帰還した後の方が大きな話題になっていたような気がします。
「はやぶさ」関連の書籍も多く発売され、僕も何冊か読んだ記憶があります。
また、音楽的にこの頃は時代の転換点だったと思います。
今までは誰もが知ってる名曲が歌われる時代でしたが、この頃から音楽は多様化する一方。ボーカロイドや動画配信の普及により、アーティストも様々なジャンルで群雄割拠するようになってきました。
K-POPというジャンルが認知され始めたのもこの頃ですね。
その結果、誰もが知っている名曲が誕生する機会は減ってきたように感じられます。
ちなみに、それが原因になっているのかは不明ですが、この年の年間トップ10を嵐とAKB48が独占するという、今までなら考えられないようなことが起きました。
バカとテストと召喚獣(1/6)
学力(テストの点数)に応じた強さの召喚獣を召喚し、成績ごとに区切られたクラス間で、環境の違う教室を巡って試験召喚戦争を行うという、他には類を見ない独特なシステムを取り扱ったアニメ作品となります。
単純に成績の良し悪しだけが試験召喚戦争に直結するわけではないという点が面白い所ですね。
例えば、どのキャラクターにも得意科目、不得意科目があって、上位クラスの生徒の不得意科目に対して、その科目が得意な下位クラスの生徒をぶつけたら勝利できるとか、戦術によっていくらでも下位クラスにも可能性があるわけです。
もちろん、成績優秀なAクラスが有利なわけですが、最下位のFクラスの生徒たちが創意工夫で試験召喚戦争で活躍する・・んだけどやっぱり馬鹿なところが良いですね。
唯一無二の作品だと思うので、一度は見てみてほしいですね。
ちなみに、原作のライトノベルは『このライトノベルがすごい!』で1位になったことがあるほどの人気作です。
俺の妹がこんなに可愛いわけがない(10/3)
主人公・高坂京介とその妹・高坂桐乃の冷え切った兄妹関係。
それが桐乃の意外すぎるオタク趣味が京介に知られることとなり、そのことを桐乃が京介に相談するようになった所から徐々に兄妹の関係が良好になっていくという物語となります。
裏の桐乃のオタク友達や、表の桐乃の友達など、それぞれ個性的なキャラクターたちも魅力的です。
また、ED曲がニコニコ動画で公募された曲が各話ごとに割り当てられているという形式で、視聴者参加型というか、いままでにない新しい試みだと感じたことを覚えています。
ちなみに、アニメ版では高坂京介のモノローグが大きく省かれていて原作とは印象が変わっている(ようです)。
「ようです」と推定なのは、僕は原作を読んだ上でアニメ版を観ていたので主人公の内面はある程度わかっている状態だったからか、その印象の違いに気付かなかったくらいだからです。
そういう意味では、アニメ版を見てから原作を読んだ人には、違った味わいを得ることができるのかもしれませんね。
侵略!イカ娘(10/4)
海を汚す人類を征服するために地上にやってきた侵略者。
それがイカ娘!
しかし、手始めに侵略して拠点にしようとした海の家「れもん」の侵略に失敗し、その賠償として低賃金で働かされることになります。
という成り行きで、海の家「れもん」でイカ娘を中心としたドタバタコメディが繰り広げられるようになります。
海からの侵略者が主人公ということを除けば、よくある普通の日常系コメディという雰囲気の作品ですが・・
いやはや、イカ娘が主人公なのだというだけで随分と個性的な作品に見えるのが不思議なところですね。
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平成23年 ※2011年
忘れもしない3月11日。
東日本大震災が日本中を襲いました。
既に結構昔の話になりつつありますが、不思議と記憶に新しいように感じるのは僕だけではないのではないでしょうか?
十数キロを徒歩で帰宅し、土日を挟んだ月曜日にすら交通機関は復旧しきっていませんでした。被害の少ない東京ですらそうなのですから、東北の被害は想像を絶します。
やはりこの2つの印象が大きいですが、平成だけでも大きな地震は他にも多数ありました。
幸いにも僕は一度も本格的な被災者にはなっていませんが、これだけの地震大国。ちゃんと備えなければいけませんね。
そんな暗い出来事のあった年ですが、アニメ的な意味では非常に豊作だという印象の年です。
音楽もそうですが、アニメの多様化もとどまることを知りません。
魔法少女まどか☆マギカ(1/6)
魔法少女ものというジャンルそのものに一石を投じたかのようなアニメ作品。
諸悪の根源であるマスコットキャラクター。
あっさりと死んでしまう先輩魔法少女。
そんな先の読めない展開が、劇団イヌカレーの独特なデザインと演出と共に描かれた名作です。
劇団イヌカレーや、脚本家の虚淵玄さんの名前を本作品で覚えた人も多いのではないでしょうか?
また、放送当時は本当にラストが見えず、誰もが最終回を楽しみにしていた状況の中、東日本大震災の影響で終盤数話分の放送が一時休止してしまったのも、意外なラストへの渇望を高めた間接的な要因になりました。
GOSICK -ゴシック-(1/7)
今は無き富士見ミステリー文庫から出ていたライトノベルが原作のアニメ作品。
ライトノベルのミステリー作品としてはかなり本格的な部類の作品で、いわゆる安楽椅子型の探偵であるヴィクトリカがヒロインで、主人公の久城 一弥が集めてきた情報を元に、引き籠っている図書館塔の頂上にある植物園から一歩も出ることなく事件を解決してしまうというのが基本的なストーリーとなります。
ヴィクトリカの安楽椅子探偵があまりにも板に付いた姿が魅力的な作品となります。
原作小説は富士見ミステリー文庫の廃刊以降新作が出ていなかったのですが、このアニメ化もキッカケとなったのか、新装版の発売と同時に続刊が出始めたことを喜んだファンも多かったのではないでしょうか?
放浪息子(1/13)
女の子になりたい男の子である主人公・二鳥修一と、男の子になりたい女の子であるヒロイン・高槻よしのと、彼らの周囲にいる人々の群像劇アニメ作品。
いわゆる女装男子や男装女子が登場する作品は数多存在しますが、恐らく最もその実態に深く入り込んだ作品なのではないでしょうか?
性自認に揺らぎのある人の成長や恋愛や葛藤。
彼らを取り巻く周囲の人の戸惑いなどが、かなりのリアリティで描かれた名作だと思います。
日常(4/2)
タイトルからも分かる通り、いわゆる日常系ドタバタコメディなのですが・・
とにかくシュールな作風が他の日常系作品とは一線を隔します。
奇想天外な出来事が数多く発生し、それに翻弄されるキャラクターたちもまた非常に個性豊かなのが魅力的な作品です。
どれくら個性的なのかと言えば、よくよく考えてみるとそこまで奇想天外な出来事ではない場合でも、なぜか普通ではない奇想天外な出来事に見えてしまうくらい個性的だったりします。
また、この手の日常系作品といえば大抵は1人の主人公を中心に物語が展開されるのが主流ですが、数多くのキャラクターの視点で描かれる群像劇の一面もあります。
STEINS;GATE(4/5)
いわゆるアドベンチャーゲームが原作のアニメ作品となります。
ゲームが原作のアニメ作品は数多く存在しますが、最もヒットした一例ではないでしょうか?
アニメファンには馴染みの深い秋葉原の街が舞台になっているのも親しみやすい要素の一つだとは思いますが、それ以上に単純にストーリーの完成度が非常に高いのが特徴の作品だと思います。
タイムマシンを題材にした作品は枚挙に暇がありませんが、本作品の「電話レンジ(仮)」というアイテム。レンジなのに過去にメールを送る機能を備えていて、Dメールと名付けられたメールを過去に送ることで、世界線の移動が発生するという、そんなオリジナリティある時間移動が本作品にはあります。
個人的には、最初キャラデザがちょっと受け付けなかったのに、気付けば魅力的なストーリーに引き込まれていた記憶があります。
あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。(4/14)
なんだかノスタルジックな気分に浸れる名作アニメです。
秘密基地を共有する仲良しグループの小学生6人、その内の1人の突然の死をキッカケに彼らは疎遠になってしまいます。
そして、疎遠なまま成長したグループの1人・仁太の前に亡くなった仲間であるめんまが現れます。
疎遠になるキッカケとなっためんまが、成長して昔とは変わったけどやっぱりどこか変わっていない6人の仲間たちと集結するキッカケとなっていきます。
この6人のキャラクターの昔と現在の描き分けが非常に上手い作品で、リアリティのある人間らしさが感じられます。
ゆるゆり(7/4)
七森中のごらく部を舞台としたほのぼの日常系の物語となります。
この手の日常系作品には数人の女の子の友達同士を描いたものが非常に多いですが、『ゆるゆり』というタイトルはなんともド直球な感じですよね。
というわけで、いわゆる百合作品ということになるのですが「百合作品なんてちょっと・・」という人でも親しみやすいゆる~い作品となります。
他のキャラクターに比べると印象が薄いことがむしろ個性になっている主人公を始めとする個性的な女の子たちが魅力的で、3度もアニメ化された人気作です。
ちはやふる(10/4)
競技かるたという珍しい世界を描いたアニメ作品。
小中学生の頃に百人一首に触れたことのある人は多いと思います。僕も、誰が何首の上の句を覚えているかなどを競ったことを覚えていますが、そんな低次元な話ではない競技かるたの世界の奥深さが描かれた作品となります。
かるたのクイーンを目指すかるたバカの少女・綾瀬千早が創設した瑞沢高校の競技かるた部を舞台にした、集まってきた部員たちとの青春が描かれています。
また、少女漫画が原作のアニメ作品ですが、少女漫画の枠を超えて広く知られている作品の代表格だと思います。
僕は友達が少ない(10/6)
周囲から少し浮いてしまっているようなメンバーだけが集まった聖クロニカ学園の隣人部を舞台としたギャグコメディーとなります。
原作ライトノベルの作者である平坂読先生は、ラノベ作家の中でもかなり独特なノリの作風の先生ですが、そのノリも十全に表現されています。
隣人部は、友達がいない人同士で集まって友達になろうという部活ではなく、友達ができた時のために切磋琢磨しようという部活であり、その結果どう見ても友達同士である隣人部のメンバーの距離感が微妙なことになってしまっているのが本作品の面白い所だと思います。
ベン・トー(10/8)
閉店間際のスーパーの半額弁当を巡った、貧乏学生たちの超人バトルや駆け引きが描かれたアニメ作品となります。
何言ってんだという感じかもしれませんが、マジで文字通りなので仕方がありません。(笑)
大なり小なり現実でもありそうな半額弁当の争奪戦を、極限まで誇張したところに面白さがある作品で、弁当争奪戦に参加する人々を『狼』と表現したり、それぞれに得意なスタイルがあったり、『氷結の魔女』を始めとした二つ名が付いていたり・・
だけどやっていることはただの弁当争奪戦だったり、シュールだけど熱いところが魅力的だと思います。
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平成24年 ※2012年
高さ634メートル。東京スカイツリーがついに開業した年になります。
僕は東京スカイツリーができることを知らずにずっと近所に住んでいたのですが、ある日突然既に300メートル近い塔ができているのに気付いて驚いた覚えがあります。
すぐそばにあるのにこんな高さになるまで気付かなかったとは・・(笑)
近所のスーパーでは現在の高さがずっと示されていたのが思い出深いです。
今ではだいぶマシになっていますが、開業直後に展望台に上るのは一苦労だった記憶があります。
また、タブレット端末が一般的になり始めている時代であり、マイクロソフトがタブレット端末での利用を想定したWindows8を発売したのもこの年ですね。
男子高校生の日常(1/9)
女子高校生の日常を描いたアニメ作品は枚挙に暇がありませんが、タイトル通り男子高校生の日常を描いた珍しい作品となります。
あくまでも男子高校生がメインで、女子のキャラクターも登場しますが、一部を除いて完全にモブっぽい感じに描かれています。
それは女子キャラをメインとした日常ものにおける男子キャラの扱いに近いですね。
男子高校生の何ともくだらないけど面白いドタバタコメディは、タイトルから女子向けの作品かと思いきや、普通に誰でも楽しめる傑作だと思います。
アクセル・ワールド(4/6)
明らかに運動神経の良くない肥満体形に加え、性格は内向的。
そんな主人公によるバトルものという珍しい作品。
まあ、戦うのは主人公そのものというより、主人公の化身であるブレイン・バーストというゲームのデュエル・アバターなのですけどね。
現実より千倍まで加速された仮想現実を舞台にしたゲーム。
対戦格闘ゲームでもあり、ポイントが無くなればゲーム自体がアンインストールされ、記憶も無くなってしまうというサバイバルゲームの要素もあるブレイン・バースト。
数多のプレイヤーが登場しますが、加速した世界で長時間過ごした結果として年齢と精神年齢にギャップがあったり、ゲーム中に登場したキャラクターが現実で再登場した時に感じるギャップが面白い作品だと思います。
謎の彼女X(4/7)
この作品を語る上でキーワードとなるのは「よだれ」と「はさみ」。
知らない人が聞いたら「なんじゃそれ!?」って感じでしょうが、本当なのでしかたがありません。
よだれを彼氏に舐めさせることで感情を伝える少女がヒロインで、そんな彼女の趣味ははさみ。
そんな不思議なフェチズムがテーマになったアニメ作品なのです。
個人的には、原作漫画はずっと読んでいて面白いと思っていたものの、アニメ化向けの作品では無いと思っていたので少々驚いた記憶があります。
氷菓(4/22)
古典部シリーズという原作小説のシリーズ名通り、神山高校の古典部を舞台とした日常ミステリー作品となります。
古典部の個性的なキャラクターを描く青春もののアニメ作品の一面もありながら、日常ミステリーと言っても意外と奥深い謎を巡るストーリーもあり、ミステリー作品としての完成度も高いと思います。
主人公である折木奉太郎の持つ「やらなくてもいいことなら、やらない。やらなければいけないことなら手短に」という省エネ主義なモットーと、「わたし、気になります」が口癖の好奇心の権化であるヒロイン・千反田えるの絡みというか、バランス感覚が魅力的な作品だと思います。
ソードアート・オンライン(7/7)
本作品のタイトルと同名のVRMMORPGが、ログアウト不可能のデスゲームと化してしまうという物語。
ゲーム中での死は現実での死となるサバイバル空間の中、ゲームをクリアすることだけが唯一の脱出方法になります。
極限状態の中、極限状態なりの個性を発揮するキャラクターが魅力的なアニメ作品となります。
また、このデスゲームをクリア後も様々なVRMMORPGを巡る事件が発生しますが、現実の出来事ともリンクしていて、ゲームの中の物語というだけではない所が面白い作品だと思います。
中二病でも恋がしたい!(10/3)
安心の京都アニメーション。
数多のアニメ作品に登場するような格好良い設定の格好良いキャラクター。
そういった世界観やキャラクターに憧れて真似してしまうような人を中二病と呼んだりしますが、そんな中二病なキャラクターをテーマにしたアニメ作品となります。
中二病って、たぶん数多のコンテンツが溢れ、流行り廃りを繰り返したからこそ現れた概念だと思うのですが、そういう意味ではコンテンツが溢れた世の中が生んだ作品とも言えるかもしれませんね。
そんな中二病からなかなか抜け出せない少年少女の恋物語は、意外にも純情で甘酸っぱいものでした。
ジョジョの奇妙な冒険(10/5)
イギリスの貴族であるジョージ・ジョースターの息子であるジョナサン・ジョースター(ジョジョ)と、身寄りが無くなり養子となったディオの二人から始まる因縁の物語となります。
原作は1980年代後半頃から連載されていた漫画でかなり古い作品ではありますが、現在でも根深いファンが多く、この第1シリーズから順次アニメ化されていっていることを喜んでいる人も多いのではないでしょうか?
シリーズごとに主人公が変わるものの、この第1シリーズの初代ジョジョとディオとの過去からの因縁がずっと残っている所が興味深い作品です。
また、原作漫画でも見られる独特な擬音や、「ジョジョ立ち」と呼ばれる独特なポーズはアニメ版でも健在です。
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平成25年 ※2013年
平成の後半は異常気象が目立つ時代でもありました。
高知県四万十市の最高気温41度は大きなニュースとなりました。
暑いと言えばスポーツ界にも熱い出来事がありました。楽天の田中将大投手の連勝に次ぐ連勝に日本は熱狂しましたね。
NHK連続テレビ小説の『あまちゃん』が大ヒットしたのもこの年です。
ふなっしーを始めとしたご当地キャラクターの活躍も印象的でした。
そしてなにより、滝川クリステルの「お・も・て・な・し」です。
新しい時代の最初にある東京五輪。その招致プレゼンテーションでの言葉ですね。
誰もが「おもてなし」されたいと思ったのか、東京が五輪の開催地に選ばれて良かったです。
やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。(4/4)
ぼっち系主人公も平成の後半になるにつれて定着しつつあります。
原作は『このライトノベルがすごい』で3年連続1位を獲得して殿堂入りしたほどの人気ライトノベルで、学園青春もののアニメ作品の中でも代表格の一角であることは間違いないと思います。
主人公の比企谷八幡は、いわゆる周囲に馴染めない「ぼっち」ですが、その言動は非常に面白く、自分とは違う部分も含めてなぜか共感できてしまうような謎の説得力があります。
生活指導担当の教師である平塚静に強制的に入部させられた奉仕部の中で、優秀だけどどこか不器用なメンバーたちとの活動が見所のアニメ作品です。
はたらく魔王さま!(4/4)
ひとことで言うと、最近はやりの異世界転移ものの作品の逆パターンという感じでしょうか?
異世界エンテ・イスラの魔王と、それを追ってきた勇者が現代日本で普通に暮らしつつも、故郷であるエンテ・イスラの問題に巻き込まれていくという物語。
異世界の魔王が日本でファーストフード店の正社員を目指していたり、周囲からの人望も厚かったりして、それだけに魔王を発見した時の勇者の戸惑いが面白いアニメ作品となります。
弱虫ペダル(10/7)
ロードバイクに青春を賭けるスポーツものアニメ作品。
何といっても、とにかく熱いレース中のシーンが魅力的な作品なのですが、作品の大半はレース中なので、その熱は相当なものです。
インターハイに出場しているチーム、選手の多くが自分なりの強さと自信・・というか自身を持っていて、それを全力でぶつけ合って、どちらかが果てていく。
主人公のチームのメンバーですらそれは例外ではない。
また、ロードバイクをテーマにした作品、それもアニメ化にまで至る作品は相当珍しいので、そういう意味では貴重な作品だとも言えるのではないでしょうか?
のんのんびより(10/7)
大自然と隣り合わせにある田舎の日常を描いたアニメ作品。
登場人物の年齢がバラバラなのが他の日常系作品にはあまり見られない魅力。
そもそもの子供の人数が少ない田舎の町という舞台の特徴が表れていますが、下は小学一年生、上は中学二年生までがメインキャラクターになっていて・・
というか、もっと上の世代の若い大人レベルの脇役ですらどこか友達のような感覚で接している距離感の近い人々。
子供の時代における1~2歳差はとても大きく感じた記憶がありますが、ちゃんと年相応な部分はありつつも、違和感なく友達でいる登場人物たちが本当に魅力的な作品だと思います。
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平成26年 ※2014年
お昼の看板番組『笑っていいとも!』が終了した年です。
本当に広い世代で親しまれた番組のはずで、多くの人がその幕引きを惜しんだのではないでしょうか?
僕は、既に社会人で仕事しているので何年も『笑っていいとも!』を見ることはない状態でしたが、それでも終わると聞いたら哀しい気持ちになった記憶があります。
また、日本一高いビルである「あべのハルカス」が完成したり、宇宙飛行士の若田光一さんが日本人初の国際宇宙ステーションの船長に就任したり、多くの話題がありました。
そして、消費税が8%になった年でもありますね。
3%、5%、8%と、平成は消費税が徐々に上がっていく時代でもありました。(´・ω・`)
となりの関くん(1/5)
「そうきたか!」と叫びたくなるようなアニメ作品。
主人公の横井さんが、となりの席で授業中に遊んでいる関くんに心の中でツッコミを入れまくるというショートストーリーを集めたような作品となります。
思い返せば学校の教室というのは特殊な空間で、学校の教室特有の遊びのようなものがあったりしましたよね。
消しゴムの落とし合い(僕の所ではコバッチという名称が付いていました)や、授業中に手慰みに消しゴムのカスを集めたお団子を作ってみたりだとか、学校の教室以外の場所では絶対とまでは言わないまでも見られない遊びです。
そんな遊びに関くんが全力で取り組んでいる姿が面白いんですよね。
まあ、徐々に遊びの内容がエスカレートしていってしますんですけど、その辺はご愛敬だと思っています。(笑)
とある飛空士への恋歌(1/6)
世界の謎を解き明かすための冒険に出る空飛ぶ島・イスラを舞台に繰り広げられる大冒険。
そんな島では飛空士となるべき学生の学園生活も描かれています。
しかし、最大の見所はあまりにも劇的な恋物語にあります。
本来であれば敵対関係にあり、憎しみ合う立場通しであるはずの2人が、そうとは知らずに恋仲になる。
主人公であり革命で没落した王子であるカルエル。そして、革命の象徴でありカルエルの憎悪の対象であるニナ・ヴィエント。
カルエルがイスラに来たのは飛空士になる目的も本当だったが、ニナ・ヴィエントへの復習も含まれていました。
そして、そんなイスラでカルエルが出会った少女クレア。
このクレアこそがニナ・ヴィエントその人なのですが、お互いにお互いの立場を知らずに恋に落ちていきます。
そして最後には・・
憎しみが愛情に変わる瞬間を劇的に描いた名作です!
ニセコイ(1/11)
いわゆる高校生の日常の中で繰り広げられるドタバタラブコメディを描いたアニメ作品。
二つの特別な要素があり、一つはヤクザの息子の主人公とギャングの娘のヒロインが、互いの組織の諍いを鎮めるために偽物の恋人同士になること。
もう一つは、昔両想いになった約束の女の子。
偽物の恋人というちょっと変わったシチュエーションが巻き起こすドタバタや、誰が約束の女の子なのかという答えへの興味が魅力的なラブコメだと思います。
ノーゲーム・ノーライフ(4/9)
フィクション作品においては本当に様々な異世界が描かれていますが、本作品では「全てがゲームで決まる」という個性的な異世界が描かれています。
そんな異世界で活躍するのは兄の空と妹の白、合わせて『空白』と名乗る兄妹。
天才ゲーマーである2人が、人類の序列が最低の異世界において、個性的なゲームを思いもよらない方法で勝ち上がっていくのが痛快なアニメ作品となります。
間違いなく他には無い個性を備えた異世界ファンタジーだと思います。
ご注文はうさぎですか?(4/10)
いわゆる女の子の日常を描く四コマ漫画が原作のアニメ作品ですが、「ごちうさ難民」と呼ばれる人が続出するほど中毒性のあるヒット作になりました。
OP曲の『Daydream café』の歌詞にある「心ぴょんぴょん」という地味に印象的なフレーズもあって、何か心躍ることがあった時に「心がぴょんぴょんするんじゃぁ~」と言うのが流行しましたね。
僕は難民になるほどハマっていませんけど、確かに登場する女の子の1人1人がかなり個性的で、難民が続出するのもわかります。
天体のメソッド(10/5)
上空に謎の円盤の浮かぶ霧弥湖町に7年ぶりに戻ってきた主人公の古宮乃々香。
かつての友人たちのことも昔のことは断片的にしか覚えていない乃々香でしたが、謎の少女ノエルの働きもあり徐々に友情を取り戻していくという物語になります。
子供時代の転校で元いた町に戻るという経験をしたことのある人は少ないと思いますが、僕は経験者なので乃々香にはかなり共感してしまいました。
いや、僕の場合は小学校低学年の頃に1年程度で戻ってきましたが、それでも乃々香ほど忘れてしまうことはなくても、マジで友達関係とか変化するので。
話が逸れましたが、ノスタルジックな名作アニメだと思います。
甘城ブリリアントパーク(10/6)
かつて子役タレントとして活躍していた文武両道万能型の主人公である可児江西也は、潰れかけたテーマパーク「甘城ブリリアントパーク」の支配人代行として、立て直しを巡るドタバタに巻き込まれるというアニメ作品となります。
面白いのは本作品に登場する「甘城ブリリアントパーク」の着ぐるみのキャスト達が、そもそも着ぐるみ等ではなく魔法の国「メープルランド」の出身者であるという点。
子供達に夢を振りまく存在であるはずのキャスト達が、裏側では世知辛い現実と対面していたりするのがシュールで魅力的なアニメ作品だと思います。
四月は君の嘘(10/9)
ピアノ弾きの少年と、ヴァイオリン弾きの少女の成長を描くアニメ作品となります。
それだけならよくある音楽系の作品という感じですが、音楽の演奏シーンの動きがメッチャ素晴らしいのが特徴となります。
また、登場人物の感情表現がかなり秀逸で、涙なしには見られません。
そして最後には・・
音楽系のアニメだと油断していると、最後には涙なしには見られない別れが待っています。
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平成27年 ※2015年
マイナンバー制度の開始に向け、ちょっと振り回された感じのする年。
マイナンバーの取り扱いに日本中が混乱しましたが、今ではどう活用されているのかよくわからないというか、既に忘れてしまっている人も多いのではないでしょうか?(僕が不勉強なだけ?)
お笑い芸人のピースの又吉直樹さんが芥川賞を受賞したことも話題となりました。
また、大阪以外ではそこまで大きな話題にはなっていませんでしたが、大阪では大阪都構想を問う住民投票が注目の的でした。
東京五輪のエンブレムの盗作疑いの問題で、祭りの前に水を差される微妙な事件があったのもこの年ですが、今ではみんな純粋に東京五輪を楽しみにしていますよね?
冴えない彼女の育てかた(1/9)
いわゆるハーレム系ラブコメのアニメ作品ですが、メインヒロインの加藤恵のキャラクター性がこの手の作品の中では独特な作品となります。
主人公の安芸倫也は、桜の舞う坂道で帽子を拾ってあげた女の子に運命的な出会いを感じます。
その女の子こそメインヒロインの加藤恵なのですが、普段の恵は印象の薄いモブっぽい女の子でした。
そんな恵をメインヒロインとした同人ゲームを、恵や他のヒロインたちと協力して作成していくというのが主な内容なのですが、その過程が意外にも熱い熱い!
印象が薄いことがそのキャラクター性である加藤恵ですが、徐々に毒が強くなってくる所が地味に魅力的だと思います。
暗殺教室(1/10)
成績が悪かったり、素行の悪い生徒を集めた3年E組。
こういう底辺が集められた教室という設定は意外と定番の一つですが、そこで教えられているのが『暗殺』だというのが個性的なところ。
「来年3月までに自分を殺せなければ地球を破壊する」と宣言するのは、既に月を常時三日月の状態にまで破壊してしまった『殺せんせー』その人・・というか謎の生物。
それだけ言うとなんて危険な奴なんだという感じですが、意外にもそんな先生と生徒たちの友情は熱くなっていきます。
そう、かなりイレギュラーですが教師が主人公の学園青春もののアニメ作品なんですよね。
暗殺者としてのスキルを向上させるとともに人間的にも成長していく生徒たちというのもギャップがあって面白いと思います。
ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか(4/4)
とある一流冒険者への憧憬を元にして、急成長する主人公のベル・クラネルの英雄的な戦いが魅力的なアニメ作品となります。
強いから強い。そんな当たり前のことといえば当たり前の勝ち方をするキャラクターは枚挙に暇がありませんが、ベル・クラネルはとにかく自分よりも強いものに勇気を持って相対し、そして勝利していくところが熱くて、魅力的で、そして英雄的なキャラクターなのです。
非常に登場人物が多い作品で、多くが主人公を張れるレベルの個性を備えているハッキリ凄い作品だと思うのですが、そんなキャラクターたちの中で一層主人公として異彩を放っているベル・クラネルは、個人的にはライトノベル史上でも5本指に入る主人公だと思っています。
響け! ユーフォニアム(4/8)
京都の高校生による吹奏楽部の青春を描いたアニメ作品。
部員間の大会に賭ける熱量の差や、先輩後輩入り乱れた大会メンバーのオーディションが様々なトラブルを生みますが、最後には一致団結する。
スポーツ系作品では定番の流れですが、音楽系の作品としては珍しい『チーム』というものが描かれています。
最初は、一部のキャラクターに「何だコイツは気に食わないな」みたいな印象を持ったりもしていましたが、最後まで見終わったらその感想も変わってくるはずです。
部員たちの変化が素晴らしいですね。
音楽系アニメは数あれど、個人的には一番好きな作品かも知れません。
俺物語!!(4/9)
筋骨隆々な少年が主人公という非常に珍しい少女漫画が原作のアニメ作品となります。
そもそも男が主人公という時点で少女漫画としては珍しいのに、徹底的に今までこんな主人公いなかっただろうというキャラクターを追求したかのような興味深い作品となります。
面白いのは、その主人公の剛田猛男ってメッチャ『The 漢』って雰囲気の少年なのに、少女漫画の女主人公並に純粋無垢な部分もあって、しかしそれがアンマッチになってしまっているわけではない所。
少女漫画の主人公らしい漢らしい男。
それが剛田猛男という男なのです。
干物妹!うまるちゃん(7/9)
最高レベルの猫かぶりキャラのうまるが魅力的なアニメ作品となります。
もっとも、うまるが被っているのは猫ではなくフードであり、フードを被っている時こそが本性だったりしますけどね。(笑)
外では容姿端麗で文武両道な優等生として振る舞っていているうまるですが、家ではグータラとした怠け者の女の子。
描かれているのはかなり極端な二面性ですが、そんな二面性はある程度は誰にでもあるものだからでしょうか?
うまるの行動には怠け者だと思いつつもちょっと共感してしまう自分がいます。(笑)
あとは、ただただデフォルメされたうまるが可愛らしいです。
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平成28年 ※2016年
平成を代表するアイドルグループ・SMAPの解散騒動が年中話題になっていた年ですね。
スマートフォンアプリのポケモンGOが空前のヒットを見せ、老若男女を問わずポケモンGOを遊んでいる人が、今でも街中にたくさんいます。
ゲーム的な意味で言えば、PlayStation VRの発売により新しい形のゲームが登場することにもなりました。VRやARはまだまだ発展途上のIT技術で、現在発売されているVR機器はまだまだ黎明期のガジェット感が否めませんが、新しい時代では中軸を担っていくことになるかもしれませんね。
IT技術と言えば、GoogleDeepMind社の開発した囲碁AI「AlphaGo」が、韓国のトップ棋士である李世ドル先生を打ち負かしたことで、AI技術への注目が一気に高まった時代でもあります。
この記事を読んでいる人に囲碁ファンは少ないでしょうけど、囲碁ファンの中ではとてつもなく熱狂した出来事でした。
また、新海誠監督の『君の名は』がヒットしたのもこの年で、劇場版のオリジナルアニメへの注目度が以前より高まるキッカケの映画となりました。
僕だけがいない街(1/8)
タイムリープ能力を持つ主人公が、過去の悲劇を回避するために奔走するアニメ作品となります。
SFとミステリーが融合したような作品ですが、個人的には何となくノスタルジックな気分にも浸れる作品だと思っています。
何というか、僕は割と昔に戻りたい願望が強い方なのですが、本作品はまさに主人公が昔に戻る作品で、過去の世界での日常にいる主人公を見ているだけで郷愁を感じてしまいます。
もっとも、この主人公の過去にあるのはかなりの悲劇であり、ノスタルジックな気分に浸ってばかりもいられないのですけどね。
Re:ゼロから始める異世界生活(4/4)
異世界転生もののアニメ作品は本作品以前からも多数存在しますが、近年の「なろう系」の異世界転生・転移ものの作品が流行するキッカケになったのは本作品なのではないでしょうか?
いわゆる「死に戻り」の能力があること以外は普通の少年である主人公スバルが、絶望的な状況を何度も「死に戻り」でやり直すことにより、少しずつ前進していくというのが本作品の基本的な流れ。
ひとつの悲劇を回避できたと思ったら別の悲劇が発生したり、そんなジレンマに悩まされたりするところが面白い作品となります。
まるで残機無限で高難易度のコースを何度もトライ&エラーしているような感じですね。
坂本ですが?(4/8)
その行動の全てがクールかつスタイリッシュな高校生が主人公のアニメ作品となります。
非常にシュールな今までにない雰囲気の学園もののギャグになるのです。
しかし、坂本の行動は前述した通りスタイリッシュなもので爆笑を誘うようなものでは決してありません。
では何でそれがギャグになるのかって、あまりにも極端にスタイリッシュすぎる姿がシュールすぎて面白いのです。
3月のライオン(10/8)
史上5人目の中学生プロになった将棋指しの高校生の日常を描いたアニメ作品となります。
そういえば将棋の漫画ってかなりありますが、アニメ化まで至るケースは珍しいですね。
恐らく、本作品の場合は将棋という勝負の世界を描いているというより、あくまでも将棋指しという人間を描いている作品だから、そういう意味でアニメ化向きだったのかもしれないと思っています。
主人公の桐山零と川本3姉妹との日常。主人公以外の将棋指しについてもその人間的で日常的な部分が描かれているのが魅力的な作品です。
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平成29年 ※2017年
最近問題の多い角界ですが、悪い話ばかりではありません。
この年は約20年ぶりの日本人横綱・稀勢の里の登場に沸きました。
将棋の藤井聡太先生の連勝記録により、いつになく将棋界が注目された年でもあります。(囲碁ファンとしては悔しいですが)
また、市川海老蔵の奥さんであるフリーアナウンサーの小林麻央さんの闘病生活を綴ったブログ、そして残念ながら亡くなられたことが大きな話題になりました。
スポーツ界では、陸上の桐生祥秀選手が日本人初の100メートル9秒台を達成したのもこの年です。
そして、平成の歌姫。安室奈美恵さんが引退を発表したことも大きな話題となりましたね。
亜人ちゃんは語りたい(1/8)
亜人に興味がある生物の教師・高橋鉄男の周りに集まってくる亜人の少女たち(成人済の女性もいます)の日常を描いたアニメ作品となります。
亜人だということ以外は普通の少女であるキャラクターたちの、しかし亜人であるが故の悩みがあるのがこの作品の興味深いところ。
高橋鉄男も最初は亜人に対する興味があるだけでしたが、亜人の少女の日常に触れる度に、真摯に彼女たちの悩みに向き合っていくようになるところもあり、そういう意味では教師が主人公の学園青春ものの趣もあるアニメ作品となります。
けものフレンズ(1/11)
動物な擬人化した姿で暮らすサファリパーク型動物園「ジャパリパーク」を舞台としたアニメ作品となります。
実は、個人的にはあまり合わなくて1話までしか見ていないアニメ作品なのですが、比較的最近の覇権アニメということで紹介対象に入れました。
「君は〇〇なフレンズなんだね!」のフレーズが流行するキッカケになったアニメ作品で、ほとんど見ていなかった僕でもどういうアニメなのかを知っているレベルで人気のアニメ作品でした。
エロマンガ先生(4/9)
18禁っぽいタイトルですが普通に名作ラブコメのアニメ作品となります。
原作ラノベの作者が『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』の伏見つかさ先生だからということもあるのかもしれませんが、いわゆる妹萌えジャンルの作品ですね。
主人公がラノベ作家、主人公の妹のヒロインがイラストレーター。そして周囲のキャラクターたちもクリエイター揃いということもあり、クリエイターの世界が垣間見えたりするところが興味深いところです。
また、伏見つかさ先生の作り出すキャラクターって老若男女問わず可愛らしいことこの上ない。
どうしてもヒロインたちの可愛らしさに目が行ってしまいますが、男キャラにも注目してみてほしいですね。
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平成30年 ※2018年
年始早々、将棋の羽生善治先生と囲碁の井山裕太先生の2人が同時に国民栄誉賞を受賞したことが話題となりました。
平成元年生まれの井山裕太先生ですが、平成生まれ初の国民栄誉賞受賞となります。
また、羽生善治先生と名前の読み方は違いますが、フィギュアスケートの羽生結弦選手も国民栄誉賞を受賞しましたね。
平成の最後に、平成生まれの2人が国民栄誉賞を受賞したというのは、何だか物語じみていて良いですね。
平成を代表するアニメの1つ『ちびまる子ちゃん』の原作者であるさくらももこ先生や、その『ちびまる子ちゃん』の主題歌も歌っていた歌手の西城秀樹さんと、昭和から活躍していたような人がこの2人に限らず平成の終盤で多く亡くなられているような気がします。
人間いつかは死ぬもので仕方は無いのかもしれませんが、時代を引っ張ってきたような人が亡くなるのはいつだって寂しいものですね。
ラーメン大好き小泉さん(1/4)
ラーメンをこよなく愛する小泉さんが、とにかく多種多様のラーメンを追い求めるアニメ作品となります。
実のところ全くそんなことはないと思うんですけど、それでもどちらかといえば男の食べ物という印象の強いラーメンを、普通の女子高生が美味しそうに食べている姿が魅力的な作品ですね。
実在のラーメン店が登場していることもあり、実はこのアニメを見て知ったラーメン店に食べにいったこともあります。
りゅうおうのおしごと!(1/8)
最年少の竜王とその弟子の女子小学生の活躍が熱い将棋アニメ作品となります。
原作は恐らく唯一の将棋ラノベという珍しい存在で、近年のライトノベルの中でも最高峰の面白さを誇る作品の1つとなります。
そういえば比較的近い時期に『3月のライオン』のアニメもありましたし、藤井聡太先生の効果もあるのかちょっとしたブームなのかもしれませんね。
あまり知らない人にはロリコンアニメみたいな見られ方もしている作品で、確かにそういう側面も間違いなくあります。
しかし、将棋という勝負の世界を意外なほど熱く感動的に描いている作品でもあり、少しでも盤上の競技に造詣がある人ならのめり込むことは間違いありません。
からかい上手の高木さん(1/8)
小悪魔的な可愛らしさの高木さんが魅力的なアニメ作品となります。
基本的には主人公の西片がヒロインの高木さんにからかわれたり、意趣返ししようとしたら躱されたり、そんなことの繰り返しの日常系ラブコメとなります。
もちろん高木さんの小悪魔的な可愛らしさが最大の魅力ですが、実は高木さんのからかいに面白いほど反応する西片という主人公がいてこそ高木さんの魅力が生きてきているというところが興味深いです。
コンビでの可愛らしさは史上最強かもしれませんね。
はたらく細胞(7/8)
そうきたかと言いたくなるような個性的なアニメ作品となります。
人間ではないものの擬人化というのは珍しくありませんが、その人間の体内の組織や細胞を擬人化するとはメチャクチャ興味深い作品ですよね。
様々な細胞が、その本来の役割に応じたようなキャラクター性を帯びているのが面白いところで、ちょっとは生物の勉強にもなります。
いわゆる体調不良を災害的に描いているのも面白いですよね。
現時点では唯一無二の個性的な作品でも、その多くは後から類似作品が登場し、中には後続作品の方がヒットしていくことも珍しくないと思いますが、さすがに本作品は唯一無二であり続けるのではないでしょうか?
総括
いかがでしたでしょうか?
人によって、特に世代によっても感じ方はそれぞれだと思いますが、何か懐かしい気持ちになるのは共通していたのではないでしょうか?
個人的には、平成の前半は誰もが知っているアニメが多く、後半になるにつれ多様化していくのがわかって面白くもありました。
特に平成10年代の後半以降は顕著で、紹介しているアニメの数がそれまでの年代に比べて多いのがわかったかと思います。(それでも相当絞っているのですけど)
そういうわけで同じアニメと言っても、時代の移り変わりによってその在り方が変わってきているのが伺えますね。
新しい時代のアニメの行く先が楽しみです!