『本好きの下剋上』のTVアニメ化発表に「ひゃっほう!」ってなる!(祝)
ひゃっほう!
どうも、『本好きの下剋上』のアニメ化決定の発表にそわそわが治まらないあるいはです。
本記事は、この発表を目にした興奮冷めやらぬ勢いで書いているので、若干テンションがおかしい点は大目に見ていただけると幸いです。(笑)
実は、『本好きの下剋上』は好きな作品だし、アニメ化とかされたら絶対見るのになぁ~とか思っていた作品ではあるのですけど、人気作ではあってもアニメ化はされないのではないかと思っていました。
というのも、『本好きの下剋上』の大きな世界観を1~2クール程度のアニメで描き切れるものでは無いと思っていたからです。
どこまでアニメ化されるのかは分かりませんけど、仮に第1部がアニメ化されるだけだったとしても、原作並みに登場人物を深掘りしていこうとすると何話あっても足りなさそうな気がします。
そういうわけで、大きな期待の他に大きな不安があるのも事実なのですが、最近多い異世界転生・転移ものの作品の中で圧倒的トップだと思っている作品なだけに、良いアニメにして欲しいなぁ~という期待の方が強いです。
それに、どうせアニメ化するならちゃんと最後まで行って欲しいとも思います。
第1部だけでも相当な名作であることは間違いありませんが、原作ファンならそれが氷山の一角でしかなく、もっと先に素晴らしい世界が待っていることを知っているはずですよね?
まあ、その辺は今回のアニメ化が成功するかにかかっているのだと思いますけど、だからこそ今回のアニメを陰ながら応援したいとも思います!
といわけで本記事では、そもそも『本好きの下剋上』という作品を知らない人に向けての紹介、アニメ化情報のまとめ、そして『本好きの下剋上』の魅力について紹介していきたいと思います。
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本好きの下剋上とは?
原作は『小説家になろう』で連載されていたWeb小説で、2015年からTOブックスにて書籍化された作品となります。
なろう系小説に多く見られる異世界転生ものの作品の一つで、いわゆる知識チート系の主人公が活躍するような物語ですが、テンプレ化されたこの手の作品群とはハッキリと一線を隔す作品となります。
その証拠に、『このライトノベルがすごい』でも2年連続で単行本・ノベルス部門で1位に輝いています。
異世界転生ものの作品ではありますが、異世界転生もの特有の雰囲気はどちらかと言えば希薄で、昔のヨーロッパのような世界を描いたファンタジーという印象の方が強いです。
『本好きの下剋上』というタイトル通り、主人公のマインは転生前から根っからの本好きだったというキャラクターなのですが、転生した先の世界は本が全く一般的ではないような世界でした。
本どころか紙すら存在しない世界の中、本が無いなら自分で作れば良いという飛躍的な発想にマインが至るところが『本好きの下剋上』のスタート地点となります。
最初は原始的な紙作りから始まり、商人的なことをしていると思ったらいつの間にか貴族になっていたり、めっちゃ纏めましたがそんな感じに大きく世界観が広がっていくような作品ですね。
また、普通そこまでするかってくらいに脇役も含めてキャラクターの深掘りをしているのが特徴的な作品で、非常に多くの個性的で魅力的なキャラクターが登場します。
原作はアニメ化発表された2019年3月時点で18巻まで発売しているので、初めての人が今から読むのはそこそこ大変かもしれませんが、コミカライズ版にも力を入れている作品なので、コミカライズ版から入ってみるのも良いと思いますよ。
特に第1部のコミカライズ版は完結しているので入りやすいのではないでしょうか?
実は、僕も本作品のことは最初コミカライズ版で知りました。
また、アニメ化発表と同時に原作の最新巻も発売しているので、そちらにも注目ですね。
十分に刊行ペースの早い作品ですが、昨年は関連作品連続刊行祭りがあったこともあって少々久しぶりな感じがします。
本記事を書いている時点では未読の状態ですけど、今から楽しみです!
アニメ化情報
公式HP
アニメ化決定の発表と同時に公式HPが公開されました。
現状、簡単なあらすじとスタッフ&キャスト、公式twitterとティザーPVくらいの情報しか出ていませんが、続報を楽しみにしたいところですね。
ティザーPV
ティザーPVを見る限り、原作やコミカライズ版とはまた違った雰囲気のキャラデザになっていますね。
街のノスタルジックな雰囲気も良い感じですし、可愛らしくも柔らかい雰囲気のキャラデザもグッドです。
個人的には、これは粘土板を作ろうとしているシーンでしょうか?
嬉々として作業に取り組むマインが良い感じだと思います。
また、マインの転生前の本須麗乃らしき人物とその最後が、抽象的に表現されているのも面白いですね。
本を読みながら歩くポニーテールの女性のシルエット。
これがマインの前世である本須麗乃なのだと思われます。
実際アニメでどのように本須麗乃が表現されるのかは定かではありませんが、異世界転生もの作品の特性を生かしつつも、あまり異世界転生ものであることを感じさせない『本好きの下剋上』という作品において、その転生前を抽象的に描くという発想は素敵だと感じました。
これは図書館で本を読んでいる風の表現になっていますが、原作を知っている人なら分かりますよね。
これは本が積み上げられた本須麗乃の自室だと思われます。
そして、ある意味では『本好きの下剋上』の始まりのキッカケとも言えるこのシーン。
地震で積み上げられた本が倒壊するところですね。
本須麗乃が亡くなる原因となった事故となります。
こういう異世界転生ものでは、最初に普通の現代日本が描かれることも多いですが、こういう表現になったら面白いなぁ~って思いました。
特に、『本好きの下剋上』には合っているような気がするんですよね。
キャスト
マイン(CV:井口裕香)
ドラマCD版では沢城みゆきさんがマイン役でしたが、TVアニメ版は井口裕香さんがマイン役を演じるようです。
井口裕香さんは『とある魔術の禁書目録』のインデックスや、『物語シリーズ』の阿良々木月火など、甲高い声のイメージが強いキャラクターを演じていることが多いような気がしますが、ティザーPVのマインの声は割と落ち着いている感じですね。
原作でのマインは、貴族のローゼマインとして落ち着いた雰囲気のイメージの方が強いので、実はキャストの名前を見た瞬間に「ちょっと合っていないのでは?」とも思ったのですが、井口裕香さんの落ち着いた感じの声が想像以上にマッチしていると感じました。
また、テンションが上がった時のマインのキャラクター性を考えると、そこに関しては井口裕香さんの演技がマッチする所が容易に想像できます。
テンションが上がっているマインの演技を早く聞いてみたいですね。
フェルディナンド(CV:速水奨)
速水奨さんは存じ上げない声優さんでしたが、なるほど昔から活躍されている超ベテラン声優さんだったのですね。
ティザーPVのラストでその声が確認できますが、柔らかい感じの低音ボイスがフェルディナンドに合っていると感じました。
ちなみに、原作ファンなら分かると思いますが、一番最初のこのタイミングでフェルディナンドのキャストが発表されているということ自体がちょっと興味深いですね。
というのも、重要なメインキャラクターであることは間違いないものの、本格的に活躍し始めるのはシリーズの第2部からだからです。
アニメ化と聞いた瞬間に第1部がアニメ化されるのかと思いましたが、第1部ならルッツやベンノの方がフェルディナンド以上に重要な役割を担っているはず。
そう考えると、もしかしたら第2部までアニメ化されるのか。だとすると1クールではさすがに短いので2クールのアニメになるのか。
・・などなど、様々な想像をしてしまいますね。