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90年代に小学生だった人が懐かしい漫画10選! コロコロ・ボンボン・小学〇年生とか。

 

90年代の懐かしい漫画じゃないですよ?

90年代に「小学生だった人」が懐かしい漫画です。

何が違うんだって話ですが単に90年代の名作漫画、例えば『幽遊白書』や『スラムダンク』といった名作は中高生以上、それこそ大人でも読んでいたような漫画です。

そういう漫画ではなく、中高生以上になったら読まなくなるような、90年代に小学生だけが読んでいたような漫画を懐かしもうというのが本記事の趣旨です。

コロコロ、ボンボン、小学〇年生とかで連載されていたような漫画が対象となります。

中には90年代だけではなく現在でも連載が続いて、広い世代で読まれているけど世代よって読んでいる巻数が異なるような漫画もあって、何だか感慨深いですね。

今ではなかなか手に入らない作品も多いのは残念ですけどね。

 

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1.スーパーマリオくん(著:沢田ユキオ

1990年から連載が始まり、現在(2018年)になったもまだ連載が続いている月間コロコロコミックを代表する作品の一つですね。

もちろんマリオ関連のゲームを題材としており、基本的には1つのゲームが1つのエピソードになっています。

最初は『スーパーマリオワールド』のエピソードから始まるのですが、どうやら本作品は元々スーパーファミコン発売記念の読み切り作品が、想定外に人気になって連載化されたものらしいですね。

本作品を知らない人にとっては、マリオと言えばスーパーヒーロー的なキャラクターという印象があると思いますが、本作品におけるマリオは少し・・いや、かなり違います。

欲望に忠実で下品な下ネタも平気でこなす、オヤジギャグやコントもお手の物の、漫才のボケ担当のようなキャラクターが、本作品におけるマリオです。

いかにも小学生男子あたりが好きそうなキャラクターですね。(笑)

しかし、もちろんヒーローらしい一面もあって、小学生の頃の僕はそんなマリオを格好良いと思って読んでいました。

ちなみに、僕にとっては本作品の初期頃(一桁から十巻台くらい)がどんぴしゃ世代です。

息の長い作品でゲームごとにシリーズがわかれている性質上、どのゲームのエピソードを読んでいたかで大体の年齢がわかったりしてしまいそうで面白いですね。

2.スーパーマリオシリーズ(著:本山一城

1988年から1998年の10年間、コミックボンボンで連載されたマリオが主人公の漫画となります。

当時は知らなかったのですが、沢田先生の『スーパーマリオくん』と区別して『モトちんマリオ』と呼ばれているらしいですね。

また、沢田先生の『スーパーマリオくん』がはっきりとギャグ漫画なのに対して、こちらはかなりシリアスな内容になっているのが特徴で、題材となっているゲームは同じでも全く趣の異なる漫画になっています。

スーパーマリオカート』『スーパーマリオヨッシーのロードハンティング』『スーパーマリオランド2 6つの金貨』など、ゲームごとにタイトルが異なり、ナンバリング(巻数)もゲームごとに振られているのも特徴ですね。

また、ピーチ姫やデイジー姫といった女の子キャラがかなり可愛らしいのも特徴で、キノッペというオリジナルキャラは衝撃的なくらい可愛かったのを覚えています。

これも後から知った話ですが、どうやら作者の本山一城先生は元々少女漫画畑出身の漫画家だったらしく、女の子キャラが可愛いのも納得ですね。

特に、デイジー姫の活躍が著しいという特徴もあり、本作品が無かったら今のゲームにデイジー姫がそこまで登場することも無かったのではないかというくらいに影響を与えています。

今や絶版になっていて中古市場にもあまり出回っていないので入手がかなり困難な作品ですが、見つけたら是非読んでみて欲しい作品の一つです。

僕も全てのシリーズを揃えることはできていませんが、子供の頃に読んでいたシリーズの一部は手に入れることに成功しています。(何で手放しちゃったんだ・・)

ちなみに、個人的な話ですが『スーパーマリオカート』の2巻が人生で初めて自分の小遣いで購入した漫画だったりします。

今まで読んできた数千冊以上の漫画の最初の一冊だったのかと思うと、正直めちゃくちゃ思い入れが強いです。

3.ドラえもんズシリーズ

今の子供は知らないんだろうな~

ドラえもんズシリーズ、面白いんだけどな~

恐らく、ドラえもんズと聞いて懐かしくなるのは20代半ばから30代前半くらいまでの世代でしょうか?(2018年時点)

ドラえもんをリーダーとしたネコ型ロボットの仲間7人が主人公の漫画で、エンターテイメント性の高いエピソードが多く、個人的には本家ドラえもんより好きだったりします。

また、のび太を始めとした本家ドラえもんのキャラクターも時々登場することもあるのですが、彼らがメインとして描かれていないというのが、ある意味新鮮に感じられるのも面白い作品となります。

ドラえもん、ドラ・ザ・キッド、王ドラ、ドラリーニョ、ドラニコフ、エル・マタドーラ、ドラメッド三世。

ドラえもんは言うに及ばず、ドラえもんズのメンバーは誰もかれも魅力的なキャラクターで、彼らを繋ぐ親友テレカという秘密道具も格好良いと思っていました。

親友テレカ。

そういえば、今の子供はテレカも知らないんだろうな~

ちなみに、親友テレカのテレカは「テレフォンカード」のテレカではなく、「テレパシーカード」のテレカのことになります。

それにしても、一時期は何作品も映画が作られていたドラえもんズ、何で今は無くなってしまったんでしょうね?

正直、今でも全然受けると思うのですが・・

4.とっても!ぷよぷよ(著:たちばな真未

小学三年生をメインに1995年から2000年まで連載されていた『ぷよぷよ』を題材にした作品になります。

マリオもそうでしたが、90年代の子供向けの漫画の中には流行のゲームを題材としたものが今以上に多かったような気がします。

小学生の頃の僕にとっても少々内容が幼すぎるように感じた作品ですが、個人的には主人公のアルル・ナジャを愛でられるだけで十分楽しめる作品でした。(笑)

当時、『ぷよぷよ』関連で言うと4コマ漫画なども出ていましたが、実のところアルル・ナジャが好きで読んでいたような気がします。

僕に『ボクっ娘』という属性を教えてくれたキャラクターで、『ボクっ娘』といえば今でも真っ先にアルル・ナジャが思い浮かぶようになってしまいました。(笑)

アルル・ナジャは今でも『ぷよぷよ』関連のゲーム作品には登場するので知っている人は多いと思いますが、色々な作品で色々の顔のあるキャラクターなので、本作品含め興味がある人には色々触れてみて欲しいと思います。

まあ、例によって入手困難なものが多いのが残念な所ですが・・

5.ポケットモンスター(著:穴久保幸作

1996年から連載が始まり、現在(2018年)になったもまだ連載が続いている月間コロコロコミックを代表する作品の一つですね。

沢田ユキオ先生の『スーパーマリオくん』と並んで二台巨頭のようになっています。

ポケットモンスターと言えばTVアニメ版が有名で、主人公の相棒はピカチュウというイメージが強くなっていますが、本作品の場合のメインの相棒はピッピとなります。

ピッピも初代ポケモンの中ではピカチュウに次ぐくらいに人気の可愛らしいポケモンですが、本作品に登場するピッピはそのイメージを180度覆してきます。

スーパーマリオくん』でいうマリオの立ち位置、コロコロコミック系作品のギャグ漫画のボケ担当特有の、言動が何とも下品な感じのキャラクター。

そして、子供の頃はそういうのが面白かったんですよね~

6.ポケットモンスターSPECIAL(原作:日下秀憲、作画:真斗・山本サトシ

連載誌がころころ変わりますが1997年から現在まで継続的に連載されている作品となります。

穴久保先生のポケットモンスターと違って、こちらはかなりシリアスな内容になっています。『スーパーマリオくん』に対する『モトちんマリオ』のような関係性になっていて面白いですね。

TVアニメ版や穴久保先生版と違うのは、シリーズによって主人公が変わる所でしょうか?

ある意味ではゲームに忠実とも言えるのですが、最大の魅力はただ主人公が変わっているのではなく、ちゃんとそれぞれに個性がある所でしょうか?

また、別地方の主人公とリンクするようなことがあるのも面白いです。

長期作品がTVアニメも含めて3作品も存在する『ポケットモンスター』の力は偉大ですが、その3作品の中では本作品が一番ストーリーの綿密な作品であると思っています。

ゲームと同じように、悪の組織、伝説のポケモンを絡めたストーリーが主ですが、漫画版としてのオリジナリティもあって、とてもワクワクするような内容になっています。

一応子供向けの作品ですが、大人が読んでも結構面白い。だから、実は今でも最新刊を購入し続けています。

7.魔動天使うんポコ(著:江川達也

1997年から1999年の間、月間コロコロコミックで連載されていた作品となります。

江川達也先生と言えば、週刊少年ジャンプで連載されていた『まじかる☆タルるートくん』が有名ですが、本作品は『まじかる☆タルるートくん』をもっと子供向けにしたような作品となります。

ドラえもん』をモチーフとした作品だと言われていますが、『まじかる☆タルるートくん』自体がそのもの『ドラえもん』をモチーフとした作品なので間違ってはいません。

Wikipediaの登場人物紹介で、各キャラクターの説明の後に「ドラえもんの役割」とか「のび太の役割」とか記載されているくらいには『ドラえもん』です。

ただし、『ドラえもん』と違うのはドラえもん役のうんポコには人間に対する知識に乏しく、のび太役の吉田ススムが良いのであれば何でも願いを叶えようとしてしまう所でしょうか?

ドラえもんが秘密道具を貸してくれない所で、うんポコは願いを叶えてくれてしまう。

大人になってから思い返すと、その違いが何だか風刺的に感じられてしまうから不思議ですね。

まじかる☆タルるートくん』に比べると知名度がだいぶ低くなりますが、本作品も江川達也先生らしい良作となります。

8.超速スピナー(著:橋口たかし

1997年から2000年の間、月間コロコロコミックで連載されていた作品となります。

作者は『焼きたて!!ジャぱん』や『最上の命医』で有名な橋口たかし先生。

コロコロコミックにはゲームが元ネタの作品が多いですが、その時子供の間で流行っている玩具を扱った作品も非常に多いのも特徴です。

超速スピナー』は、当時流行っていた「ハイパーヨーヨー」を題材とした話ですが、この手の玩具を題材とした作品の特徴の一つに、スポーツ漫画的な非常に熱い展開になることが多いという点が挙げられると思います。

本作品もまさにその系列の一つですね。

運動神経抜群の主人公が、最初はあまり上手くなかったヨーヨーの技術を身に付けていくような話になっています。

重いヨーヨーで修業したり、今思えば「えっ、それどういう意味が・・」というような部分もありますが、当時はそれが面白かったのですね。

ちなみに、当時「ハイパーヨーヨー」そのものがかなりの人気で、玩具屋でもそう簡単には手に入らないようになっていました。

9・秘密警察ホームズ(原作:立神敦、作画:犬木栄治

1996年から1999年の間、月間コロコロコミックで連載されていた作品となります。

当時、『名探偵コナン』や『金田一少年の事件簿』がアニメ化されたような時期なのですが、その割に類似の作品というのは意外と少なかったような気がしています。

本作品は、その『名探偵コナン』や『金田一少年の事件簿』をもう少し子供向けにしたような作品ですね。

小学生が秘密の警察官として活躍するという作品なのですが、こういう「皆には内緒だけど実は凄いんだよ」という設定が格好良いと思って読んでいました。

子供向けではあっても、ちゃんとミステリー系漫画になっていて面白いですよ。

10.少女少年(著:やぶうち優

1997年から2005年の間、年度ごとに1作品発表された、つまり系8作品からなるシリーズとなります。

どのシリーズも女装男子が主人公の話になりますね。

そして、本記事の趣旨として選んだのはその1作品目となります。(小学六年生に掲載されていた第1シリーズが世代的にドンピシャなので)

今思えば、小学生向けに何てテーマの作品をけしかけるんだとツッコミを入れたくなるような作品ですね。(笑)

当時僕は小学六年生を購読したりはしていませんでしたが、祖父母の家に遊びに行くと用意していてくれて、そこでたまたま読んだ小学六年生にこの作品が掲載されていたのですが・・

いや、何とも刺激的な作品だと感じたものです。

少女漫画チックな絵柄に女装男子と言う刺激的なテーマ、これらは普通の小学生男子にとっては刺激的に感じられて当然だったと思います。

女装男子というキャラクターの属性は今ではありふれたもので、『少女少年』以前からも存在したものではありますが、『少女少年』ほど女装男子を描き切った作品は他に無いような気がしています。

なので子供向け作品ではありますが、女装男子キャラに興味がある人なら大人でも一度読んで見てほしいと思います。

ちなみに、本作品は少女漫画ではありませんが、僕が少女漫画にも興味を持つようになったキッカケであることは間違いありません。