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『味噌汁でカンパイ!(7)』世界一可愛い料理漫画の感想(ネタバレ注意)

 

料理漫画とかグルメ漫画は数あれど、一番胸キュンものの作品は味噌汁でカンパイ!だと思います。

1巻からヒロインである八重のお母さんゴッコがとっても可愛らしい作品でしたが、ここ数巻で若干ラブな感じの要素も増えてきて可愛らしさが倍増しているように感じられます。

僕は元々、数あるキャラクター属性の中でも幼馴染ポジのキャラクター属性が好きなのですけど、八重はそんな中でもトップクラスに可愛らしいキャラクターだと思うんですよね。

味噌汁から始まる物語ってのも面白いと思います。

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本作の概要

味噌汁という食べ物は日本人にとって特別な意味があるような気がします。

同じ味噌汁なのに意外と家庭によって味が違ったり、いわゆるお袋の味の定番の一つでもあるし、相当古くはありますが「毎朝君の作った味噌汁を食べたい」なんてプロポーズの言葉もあるようです。

そして、母親のいない男子中学生の善一郎のお母さん代わりとして、善一郎の朝ご飯を毎朝作るようになった幼馴染の八重。

たいして深い意味はなく始まった微笑ましい関係でしたが、それがここ最近少しずつ進展しそうな雰囲気です。

お母さんは息子にバレンタインデーチョコをあげるものだと知った八重の奮闘が可愛らしすぎますね!

本作の見所

自家製味噌づくり

八重のお母さんゴッコは、ゴッコ遊びだからこそでしょうか?

徐々に本格的になりつつあります。

ほとんどの全国のお母さんは味噌汁こそ作るのでしょうけど、まさか味噌まで作る人は少数派ですよね?

そして、自家製味噌づくりの先生として現れたのは善一郎たちの中学校の家庭科の先生である二見先生でした。

クール系の美人ですが、善一郎や八重を見る視線が微妙に乙女チックな可愛らしい内面を持った先生ですね。

「家が隣で・・小さい頃から一緒で、窓から出入りする幼なじみ・・ってあの伝説の? コレ夢じゃなくて? 私は今・・伝説を目の当たりにしてるの!?」

いやはや、二見先生は僕と気が合いそうです。(笑)

ちなみに、漫画に登場するこういうちょっとオタクの入った女性キャラクターって暴走しがちなキャラクターが多い気がしますが、二見先生はその辺は大人で、善一郎と八重を微笑ましく見守っているタイプのようです。

それにしても、意外と自家製味噌って簡単に作れるんですね。

味噌の作り方がかなり詳しく紹介されていて勉強になりました。

それにしても、完成した味噌のパックに書いた八重の誤解を招きかねないコメントが可愛らしいですよね。

「もっともっと好きになってもらえますよーに!」

主語が無いよ主語が!

二見先生も心の中でそんなツッコミをしていますが、フィクション作品のキャラクターってこうしてなぜか誤解されそうなことに限って主語を省きがちですよね。

けど、そういう様式美は嫌いじゃないですよ。

自分で気づいた後の八重の反応がまた良いですね。

味噌玉

八重は普通に女子中学生ですが、何となくバレンタインデーとかで浮かれるタイプではないように感じられます。

「生涯を誓う人に愛の贈り物をする日だよね」

そうそう実際はもうちょい気軽なイベントのはずなんだけど、重く受け止めすぎてしまっているから、単純にもっと大人のイベントだと思い込んでいるタイプ。

実際、男女問わずこのタイプって実在していたような気がします。

ちなみに、僕はチョコを貰うと警戒するタイプの中高生でした。反応が照れるでもなく感謝するでもなく警戒するだったので「あげ甲斐がない」って怒られた記憶があります。(笑)

そんなバレンタインデーですが、まるでトリュフチョコのようなインスタント味噌汁。通称味噌玉をバレンタインデーの直前に善一郎のもとに八重が持ってきたことで、善一郎は必要以上にバレンタインデーを意識してしまうことになります。

「でも。あたしたちは大人っぽく、シックなやつにしてみました」

明らかにバレンタインデー用の味噌玉をドヤ顔で善一郎に振舞う八重ですが、気付いていないからこそ気付いた後の表情を想像するとニマニマしてしまいそうなシーンだと思います。

お母さんのバレンタインチョコ

バレンタインデーと言えば、母親を亡くしている善一郎にはあまり馴染みが無かったようですが、母親から貰える確定チョコって定番ですよね。

姉や妹がいれば、その辺も堅いところです。

個人的には、小さい頃に妹にクッキーの作り方を教えて、半分以上僕の作ったクッキーをバレンタインに貰ったのは良い思い出です。(笑)

そして、お母さんと言えば八重は善一郎のお母さんゴッコをしているわけで・・

こんな特殊なシチュエーションのチョコ、なんか普通に貰うより嬉しい感じがしてしまいそうで善一郎が羨ましい限りです。

「な、何でこんなに恥ずかしいんだろ・・「お母さん」な・の・に~!」

味噌玉がトリュフチョコに似てることに気付いてから、善一郎にチョコレートを渡すまでの八重がマジで可愛らしいですよね。

お母さんとか言ってるけど、こんな初々しいお母さんいないって!

それでいていざ渡すときの真顔。

なんて微笑ましいんだろうか!

いやはや、こんな初々しい感じでチョコ貰ったことなんて僕ないよ~

羨ましいわ~

チョコ貰ったら警戒しだす僕が悪いのはわかってるんだけどね。(笑)

総括

いかがでしたでしょうか?

八重と善一郎。2人の中学生がどんどん可愛らしくなっていきますね。

まったく微笑ましい限りです。

それにしても、ここ最近なぜか恋愛要素強めの作品のレビュー記事ばかり書いているような気がします。

欲求不満なんだろうか・・って、そういうわけではなく、ブログを始めたばかりの頃に比べるとこういう恋愛要素強めの作品のレビュー記事を書くのには若干の照れもあったのですけど、それが無くなってきたからかもしれません。

また、1記事あたりの字数にある程度最低ラインを設けていたので、どうしても似たような感想になりがちな恋愛要素強めの作品の記事って書きづらいと思っていたんですよね。

まあ、それは余談ですけど味噌汁でカンパイ!のような作品も大好きなので、今後はこういう作品のレビュー記事もたくさん書いていきたいなぁ~と思ったので、書きづらいとか字数とかあまり気にせずにやっていこうと思っています。