スイッチ版の発売を前に『ドラクエ11』をおさらいしてみる!
ついにニンテンドースイッチ版の『ドラゴンクエストⅪ』の発売日が発表されましたね。
2019年9月27日!
あと3か月ちょっとで、『ドラゴンクエストⅪ』の素晴らしいセカイを再び体験できると思うと、今から楽しみでしょうがありません。
もともと2019年秋と発表されていて、実はもう少し先(11月くらい?)になるかと思っていたので、思ったよりも早くて嬉しいです。
なにより、『ポケットモンスター ソード・シールド』と被らなくて良かった~(笑)
今の僕に2本のRPGを同時にプレイする時間はないので・・(´;ω;`)
それにしても、発売日が決まるとより一層いよいよという感じが増してきて期待感が高まりますね。
本記事では、そんな期待感の発露から『ドラゴンクエストⅪ』のスイッチ版がどのようなものなのかを整理するとともに、そもそも『ドラゴンクエストⅪ』がどんなゲームだったのかの振り返りを行っていきたいと思います!
ベロニカが大好きなので、もしかしたらベロニカ成分が多めになるかもしれませんが、その辺はご了承ください。(笑)
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ニンテンドースイッチ版のドラクエ11
『ドラゴンクエストⅪ』は当初からスイッチ版の販売が予想されていましたが、結果的に発売されたのはPS4版と3DS版の二種類でした。
できればニンテンドースイッチで『ドラゴンクエストⅪ』をプレイしたいと思っていた僕としては、「もうスイッチ版で『ドラゴンクエストⅪ』が発売されることはないのか」と諦めかけていたところもあるので、今回のスイッチ版の発売は本当に心待ちにしていた結果となります。
そして、待った甲斐もあってニンテンドースイッチ版の『ドラゴンクエストⅪ』には様々な追加要素が散りばめられています。
これは本当に嬉しい!
ここではニンテンドースイッチ版に追加された要素を見ていきたいと思います。
ボイス付き
特にPS4版は非常に美麗なグラフィックで、キャラクターの造形も素晴らしかったものの、近年のゲームとしては珍しくボイスは付いていませんでした。
これは、どんなに進化しても昔ながらのゲームであるドラクエらしさでもあると好意的に捉えることもできますが、それでも一抹の寂しさがありますよね。
特に、『ドラゴンクエストⅪ』はストーリーが相当素晴らしかったので、ボイス付きならもっと感情移入できただろうにとずっと思っていました。
それだけに、ニンテンドースイッチ版でのボイス追加は、様々な追加要素の中でも最も嬉しいものとなります。
キャスト陣もなかなか豪華で、プレイしなくてもはまり役だと分かるところも多いですよね。
個人的には好きなキャラクターであるベロニカ役が、はまり役っぽい内田真礼さんで良かったと思っています。
追加シナリオ
無いわけがないと思っていましたが、もちろん追加シナリオもあるようです。
それも、主要キャラクターがそれぞれ主人公になったシナリオなのだとか。
『ドラゴンクエストⅪ』の主要キャラクターは誰もかれも魅力的で、それぞれが全く別の訳アリの過去を持っています。
既にかなり深く掘り下げられているキャラクターたちが、更に掘り下げられることになるのだと思いますが、そもそも現時点でも『ドラゴンクエストⅪ』はストーリーもキャラクターも歴代最高だと思っているので、こういう掘り下げは本当に嬉しいところです。
結婚相手
『ドラゴンクエストⅪ』には、序盤に主人公の幼馴染であるエマが登場します。
非常に素朴で可愛らしい少女で、最後には主人公と結婚することになるのですが、その幸せそうな雰囲気はとても素敵でした。
しかし、エマはともに冒険をする仲間ではなく、一緒に苦楽を共にしたパーティの女性メンバーを差し置いてエマと結婚することに疑問を持った人も多いのではないかと思います。
いや、冒険の仲間と結婚相手は全くの別物なので、むしろ「冒険の仲間をそういう対象として見るんじゃないよ」とも思わなくもないですが、それでもプレイヤーとしてはやっぱりパーティメンバーの方に愛着がありますから、そう考えてしまう気持ちはよく分かります。
恐らく、多くのプレイヤーがエマ以外のキャラクターと結婚する展開も見てみたかったと感じたのは間違いないところだと思います。
そして、ニンテンドースイッチ版では結婚・・というか一緒に暮らす相手をパーティメンバーからも選ぶことができるようです。
しかも、男女問わず。(笑)
個人的にはやっぱりベロニカが気になるところですが、キャラクターごとの専用ボイスもあるらしいので、ここは全キャラクター一通りは試してみたいところですね。
カミュの場合はまだちょっと分からなくもない・・いや、分からないですけど、グレイグとかロウに比べると分からなくもありませんが、グレイグやロウがどうなるのかは興味深いところです。
その他嬉しい追加要素が満載!
主要で気になる追加要素は上述した通りですが、他にも様々な追加要素や改善点があるようですね。
内容的に嬉しい追加要素以外にも、プレイを快適にする類のものもあるようです。
全てを把握しきることは難しそうですが、ゲームなのでそこはあまり気にせずに楽しめたら良いですね。
個人的には馬で雑魚敵を吹っ飛ばしたら経験値が入ると聞いて、馬に乗る機会が増えそうな気がしました。(笑)
【速報】スイッチ版ドラクエ11Sで追加・改善された要素の一覧!
— ドラクエ11S@極限攻略 (@dq11_kouryaku) June 12, 2019
多すぎる!!w#DQ11S #ドラクエ11S pic.twitter.com/XoyEY5Uj6p
ドラクエ11のここが面白い!
ストーリー
サブタイトルの『過ぎ去りし時を求めて』の通り時間を絡めたストーリーになっていますが、ここにはシリーズ30周年の思いが込められているようです。
いわゆるタイムリープもの。やり直しの物語になるのですが、実はサブタイトルの伏線が回収される展開はクリア後となります。
最初は悪魔の子と呼ばれながら盗賊カミュとともに逃亡しながら、その旅の途中で出会った仲間たちと共に、勇者の力を取り込んだ魔王ウルノーガを討伐するまでの物語となります。
ウルノーガの討伐をもって初回クリアとなるのですが、実はこの時点ではかなり不満の残るストーリーになっています。
確かにウルノーガを討伐して世界を救うことができた。
しかし、その裏側でどうにもならなかったものもたくさんあったからです。
ネタバレになりますが、その最たるものとしてパーティの魔法使いであるベロニカが旅の途中で命を落とす事件があります。
パーティメンバーの中でもストーリー的な意味でかなり貢献度の高いキャラクターの死には、多くの人が「なんで!?」と思ったに違いありません。
歴代のドラクエシリーズでもパーティメンバーが離脱することはありましたが、こんなに哀しい離脱は初めてだったと思います。
そこで登場するのが忘れられた塔。
「あなたたちには本当に、失われた時を求める覚悟がありますか?」
そこで時の番人からの問い掛けに肯定すると、主人公はベロニカが命を落とす前の時間に戻って、いろいろと納得のいかなかった結果に対してやり直しをしていく、過ぎ去りし時を求める物語が始まります。
タイムリープもの作品は嫌いではない。むしろ好きな方ですが、「ドラクエのナンバリングタイトルでタイムリープさせちゃうの?」という違和感を全く覚えなかったといえば嘘になります。
しかし、結論から言えばタイムリープ直後のベロニカとの再会シーンを見た瞬間にその違和感は吹き飛びます。
その後の邪神ニズゼルファを討伐するまでのストーリーも秀逸で、うまくドラゴンクエストの世界にタイムリープというSF的な要素を溶け込ませることに成功していたと思います。
というか、これはクリア後のオマケなどではなく完璧に本編なので未プレイの人にこれだけは言っておきたい。
本編クリアで満足してやめちゃったらダメですよ!
キャラクター
ストーリーがとても魅力的に感じられる背景には、そこに個性的で愛着の溢れるキャラクターがいたからというのも一つあったと思います。
ドラクエシリーズでは珍しい優男風の外見の主人公は、しかし悪魔の子と呼ばれて逃亡生活を送ることになるある意味アウトローなところがあったり、その相棒カミュは格好良い兄貴分という感じですが義理人情に厚く、妹思いな一面もあります。
そのカミュが妹を重ねているのか、何かとかまってしまうお転婆娘のベロニカ。
そのベロニカは、魔力を吸収されて子供姿になってしまっていますが、意外にもしっかり者の姉御肌で、ストーリー上の言動は尊いの一言です。
ベロニカの双子の妹セーニャは、ベロニカとは正反対のおっとりとした性格で戦いに向いている感じではありませんが、ベロニカの死後は姉の遺志を継ぐ強さを見せます。
主人公の実の祖父であるロウは、スケベだったりコミカルな一面もありますが孫である主人公に接する姿には人情味があり、そのロウと行動をともにしていたマルティナは赤ん坊の頃の主人公を守り切れなかったことを悔いていて、今度こそ守ろうと思っている。怖そうに見えて優しいお姉さんです。
オネエ系旅芸人のシルビアは、お笑い的なキャラクターかと思いきや騎士道精神に溢れており、実はそのシルビアと旧知の仲であるグレイグは最初は敵でした。
非常に厄介な強敵で登場する度にシリアスな雰囲気になるグレイグが、しかし仲間になった後はコミカルな一面を次々と見せてくれるのが魅力的です。
その他、パーティメンバー以外のメインキャラクターも含め、非常に魅力的なキャラクターが本当に多いです。
グラフィックが綺麗になったから感情移入しやすくなっているというのもあるかもしれませんが、それだけではないのは間違いありません。
なお、2019年7月25日には『ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて キャラクターブック』なるものが発売するようなので、『ドラゴンクエストⅪ』のファンであればゲットしておきたいところですね。
ちなみに、個人的にもっとも好きなキャラクターは魔法使いのベロニカです。
『ドラゴンクエストⅪ』のストーリーの根幹となる部分に関わってくる、恐らく主人公に次いで重要なキャラクターなのだと思うのですが、こんなに尊いキャラクターがいるのかと思わされるくらいに言動が素晴らしいのです。
過去にベロニカのことだけを語った記事を書いているので、興味がある人は読んでみてくださいね!