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少女漫画は男でも面白い! 男に勧める少女漫画10選

 

僕は男ですが、定期的に少女漫画が読みたくなります。

しかし、女性が少年漫画を読むのと違って、男性が少女漫画を読むのには若干のハードルがあるような気もしています。

これは偏見でしょうか?

いや、そんなことはないでしょう。

書店でも少年漫画売り場にいる女性は多くとも、少女漫画売り場に男性はあまりいませんしね。

そういう事情もあって、漫画は好きだけど少女漫画は読まないという人も少なくないのではないでしょうか?

しかし、それはハッキリ言ってもったいないです。

僕の場合、もともとあまり周囲の目は気にしない方なので、子供の頃から古本屋で少女漫画だろうと立ち読みしていたものですが・・

だからこそ少女漫画の中には男性でも面白いと思えるものが沢山あるということを知っています。

ここでは、少女漫画を読んだことのない男性が、少女漫画に入門(?)しやすいと思える順におススメ作品を紹介します!

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1.ちはやふる

そもそも男性読者も多い少女漫画の代表格ですね。

元々あまり漫画を知らない人でも知っている有名作品ですが、広瀬すずの主演で映画化されたことで一層知名度が上がりました。

こういう有名作品は、普段少女漫画を読んでいない男性にとっても「何か有名だから」と理由を付けて手に取りやすいのではないでしょうか?

内容的にも、

  • 天性の才能(聴力)を持つ主人公
  • 圧倒的な実力のライバルキャラ
  • 仲間と切磋琢磨し全国大会の優勝を目指す

などなど、少年漫画的な要素が多いので、少女漫画に不慣れでも入り込みやすいないようとなっています。

The 恋愛漫画というイメージの強い少女漫画ですが、この作品の主人公たちはあまり恋愛はせずにカルタばかりしている(笑)ので、とにかく恋愛ばかりしている少女漫画が苦手な人でも大丈夫です。

逆に、もっと少女漫画らしい少女漫画を読みたいっ・・て人もいると思いますが、そういう漫画も本記事で紹介しているので、是非自分に合った少女漫画を見つけてみてください。

2.のだめカンタービレ

ちはやふると同じく、一般での知名度が非常に高い作品。

やっぱり、知名度には敷居を下げてくれる効果があるのだと思います。

敷居といえば、本作品はクラシックという敷居が高そうなテーマの作品です。

しかし野田恵というヒロインが、それで良いのか音大生という感じで最初からそのハードルをがっつりと下げに来てくれます。

本作品は簡単に言うと、エリート音大生の千秋がのだめの才能を見つけ、様々な人と触れ合いながら互いに成長していく物語なのですが、そんな登場人物達と一緒にクラシックに触れることができるという意味でも良い作品だと思います。

僕は、今知っているクラシック曲の内何曲かはこの作品で覚えました。

また、本作品には少女漫画らしい恋愛要素もしっかりと含まれています。

ちはやふるにも言えることですが、この上位2作品の良い所は、そもそも男が読んでいてもあまり違和感が無い点ですね。

少女漫画入門編といった感じです。 

3.赤ずきんチャチャ

とても覚えやすいタイトル作品ですね。

ファンタジーとギャグを合わせたような作品ですが、個性的なキャラクターがとても魅力的な作品です。

ファンタジーやギャグ要素の強い作品は男にも馴染みやすいだろうと思い上位に持ってきました。

ちなみに、本作品は僕が初めて読んだ少女漫画になります。

子供の頃にアニメが放送していて、面白かったから読んだのですが、別作品のような印象を受けてガッカリした覚えがあります。

「愛と勇気と希望の名のもとに、マジカルプリンセス・ホーリーアップ!」

という掛け声とともにアニメ版のチャチャは変身するのですが、実はこれがアニメオリジナルだと知ってビックリしたわけです。

しかし、それはそれとして原作の赤ずきんチャチャも非常に面白い作品であることに違いはありません。

おススメする上では、この記事で紹介している作品の中では一番子供っぽい所がある作品なので、子供っぽいのはちょっと・・という人は他の作品を探してください。

子供っぽい作品でも平気だって人は是非ご一読を!

4.姫ちゃんのリボン

系統としては赤ずきんチャチャと同系統の作品ですね。

本作品のアニメ版も実は赤ずきんチャチャの前番組だったりします。

ここまで紹介した作品にはあまりないThe 恋愛漫画という要素が色濃くでている作品ですね。

主人公の野々原姫子は変身魔法を使える魔法少女で、その魔法を使って事件を解決したりトラブルに見舞われたりという、いわゆるドタバタコメディ的な要素もあります。

何となくですが、子供向けでアニメ化されたことのある作品は男性でも馴染みやすいのではないかと考えています。

男性である僕には少なくとも馴染みましたし。

ちなみに、この作品のアニメ版で野々原姫子の声優を務めたのは大谷育江さん。

ピカチュウ、チョッパー、ガッシュなんかの人外役のや、円谷光彦のような少年役のイメージが強いですが、こういう正統派ヒロインもやってられたんですね~

5.カードキャプターさくら

10選の中に入れていますが、実は最後まで入れるか悩んだ作品。

しかし、この記事の趣旨を考えた時にやっぱり入れるべきだと考えました。

理由としては・・

  • 知名度の高さが敷居を下げる法則
  • 作者のCLAMPは少年漫画も描いていて世界観がリンクしている。
  • そもそもアニメ版を観ていたの半分以上男では?

の3点。

知名度の高さは言わずもがな。

また、作者のCLAMPは本作品とリンクしている少年漫画(ツバサ)も描いているので、どちらかの作品を読んだ人がもう一方を読むのは自然なことですよね?

そもそもアニメ版を観ていた男性が非常に多いと思われ、つまりはそれだけ男性に馴染みやすい作品だということが言えます。

ということで本作品も10選に入れてきました。

ちなみに、最初に本作品を10選に入れないことも考えた理由としては、作者のCLAMPの活動範囲が広く、少女漫画家としてのイメージが少なかったからでした。

6.ハチミツとクローバー

少女漫画らしい少女漫画であって、しかし少女漫画らしくない。

何言ってんだこいつと思わないでください。

実際そうなんです。

何というかまごうことなきThe 恋愛漫画であり、そういう意味ではこれまで紹介したものの中では一番少女漫画らしい作品だと思います。

しかし、いわゆる少女漫画にありがちな、現実には絶対あり得なさそうな展開にはならない。

もちろん漫画的に面白おかしく描かれているのですが、ああこういうことありそうだなと思わせるようなエピソードが丁寧に表現されています。

同作者の3月のライオンでもそうですが、そういうありそうなエピソードの表現力がずば抜けていますよね。

また、作者は女性のはずですが、男性キャラクターの心情表現も非常に上手い。

そういう意味で男性でも感情移入しやすい作品でもあると思います。

定期的に読みたくなる少女漫画の代表格です。

7.満月をさがして

アニメで化けた名作。

いや、もちろん原作も良いんですが、アニメ版が良すぎるんですよ。

余命1年が宣告されて死神が見えるようになった主人公(12歳)が、16歳の成長した姿に変身できるようになる。

ついでに健康になって歌手として活躍するというお話ですね。

実のところかなり重たいテーマの話なのですが、それを歌手という華やかな世界と合わせることで緩和しているのでしょうか?

やりたいことと自身の健康の板挟みの葛藤が描かれています。

このようにテーマは重いのですが、意外とあっさり読めて後味が悪いこともありません。

命の大切さを考えさせられる名作です。

8.彼氏彼女の事情

仮面優等生の恋愛を描いた作品。

終盤、話が重くなってくる所は好き嫌いが分かれるような気がしますが、虚栄心の塊である主人公の澄ましているかと思ったらコミカルな言動をするところが本当に面白いです。

少女漫画に限らず、漫画の主人公が優等生だというのも珍しいですね。

優等生をそのまま主人公にしても面白くないから、裏の顔を作ったという感じでしょうか?

そういえば、超優等生が主人公のDEATH NOTEも裏の顔ありまくりですしね。(笑)

そして、そういう裏の顔が友人たちに少しずつ受け入れられていく流れが良いですね。

純粋にコメディとして楽しめる作品なので、男性でも読みやすいです。

ちなみに、かの「新世紀エヴァンゲリオン」の監督である庵野秀明氏がアニメ版の監督を務めており、少女漫画はやっぱりちょっと・・という人でも、少なくともアニメ版には興味が持ちやすいのではないでしょうか?

9.こどものおもちゃ

一歩間違えればいやらしい感じのするタイトルの本作ですが・・

考えさせられることの多い名作です。

2年近くアニメ放送されていた人気作で、特に子供の頃にアニメで観ていたという人にとっては、非常に明るくて楽しい雰囲気の作品であるイメージを持たれているのではないでしょうか?

確かに、表面的にはそのイメージで間違っていません。

原作でも基本的には明るくて楽しい雰囲気の作品です。

しかし、実のところ「いじめ問題」「捨て子問題」「ネグレクト問題」など様々な社会問題をテーマにした作品でもあります。

主人公は捨て子で、クラスメイトのいじめっ子は家では無視されていて・・

そういう諸々の問題を受け止め、解決していく物語です。

意外と深い作品なので、少女漫画を読まない男性も是非読んでみましょう!

ちなみに、この記事の10選には同じ作者の作品は複数入れないルールを勝手に設けていたので入れていないですが、本作品の作者の描く漫画は基本的にどれも面白いのでお勧めです。

10.ミントな僕ら

最後にかなり少女漫画らしい少女漫画を持ってきました。

主人公は仲の良い双子の弟。

主人公に黙って転校してしまった双子の姉を追って、同じ学校に転入する主人公。

女子として!

そんな姉弟が巻き起こすドタバタ恋愛コメディとなります。

主人公が女装しているということを除けばかなり正統派な少女漫画と言える本作ですが、主人公の女装というアクセントがあるので男性でも楽しんで読みやすい作品だと思います。

実際、男性ファンが多い作品のようですね。

ちなみに、本作品の作者はThe 恋愛漫画の代表格であるママレードボーイの作者と同じです。

そして、本作やママレードボーイに限らず、同作者の作品は少女漫画らしさがかなり強いものの男性でも楽しみやすい作品が多いので、ミントな僕らが面白いと思った人は他の作品にも触れてみてはいかがでしょうか?