ひまわりさん。メイド服なひまわりさんが可愛い第9巻
日常的に本を読む人って、必然的に読書キャラが好きになる。
そんな気がします。
漫画や小説のキャラクターを好きになる時って、その根幹には共感があるのだと思いますが、漫画や小説の読書キャラって病的と思えるほどに本が好きだったりして、本が好きな人ほどそういう部分に憧れるのではないでしょうか?
本作の登場人物たちは、そこまで病的な本好きではありませんが、ひまわり書房のひまわりさん、本を通じて交友を深めていくキャラクターたちが魅力的な作品です。
ひまわりさんに憧れを抱く女子高生まつりに対して、最初はあくまでも一人のお客さんに対するかのようにドライに振舞っていたひまわりさんが、徐々に色々な表情を見せてくれる。
それを喜ぶまつりとひまわりさんが可愛らしいですね。
本作を一言で表現する時、表面的には「ひまわり書房と周囲の人々の日常の物語」だと思うのですが、実際の所「女子高生まつりと一緒にひまわりさんの魅力を発見していく物語」の一面もあるような気がしています。
ここでは、そんなひまわりさんの魅力が詰まった最新9巻の紹介をしていきます!
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本作の概要
本作品の登場人物には、友好度が上がったり関係性が変わることはあっても、本質的に変わる人はあまりいない気がします。
ひまわりさんは表情豊かになったように感じますが、これはひまわりさんが変わったのではなく、まつりとの友好度が上がったからなのでしょう。
今巻ではまつりが受験生となり、ひまわりさんと距離を取ろうとします。
そして、ひまわりさんとの関係が変わるのかと、そう思いきや全く変わりません。(笑)
こういう変わらない所も本作の魅力だと思います。
本作の見所
メイド服なひまわりさん
ページを開いていきなりメイド服なひまわりさんが・・!
か、可愛い・・
まあメイド服じゃなくて普通の喫茶店の制服らしいですが、どうみてもメイド服ですね。
僕は特段メイド服が好きというわけではないですが、ひまわりさんにはとても似合っています。
しかし、上手く笑顔で接客できなかったひまわりさんにとっては、あまり良い思い出ではなかったみたいです。
ひまわりさんのことを完璧だと思っているまつりは、ひまわりさんの完璧ではない喫茶店アルバイトのエピソードを聞いて・・
「そんな所も スキだぁ~!」
ぶれないまつりですが、ひまわりさんが魅力的なので仕方ないですね。
お化粧するひまわりさんと受験生まつり
まつりの友達の立花にお化粧をしてもらったひまわりさんですが誰も気付きません。
澄ましていますが、やっぱり気付いて欲しいのでしょうか?
まつりなら気付くかもと待っているひまわりさんですが・・
何故かまつりは来ませんでした。
というのも、まつりは受験生として好きなものを我慢している同級生たちを見て、自分も好きなもの(ひまわりさん)を我慢しようしていたようです。
しかし、翌朝には我慢出来ずにひまわりさんに会いに来てしまいました。(笑)
会いに来て、しかし泣きながら走り去ってしまうまつりにひまわりさん困惑です。
放課後になってひまわりさんも事情を知り、ひまわりさんに会いに来ても良いとまつりは結論を出しますが・・
まつりを心配して眠れなかったひまわりさんの目の下の隈に気付きます。
「そんなことには気づかなくていい!」
ひまわりさんもやっぱり、どうせならお化粧した時の変化に気付いて欲しかったみたいですね。
後輩なひまわりさん
写真集専門の本屋「アイリス」の店長のあやめ。
ひまわりさんのことが好きすぎる人が多い本作ですが、熱狂度ではまつりに匹敵しそうなキャラクターですね。
ひまわりさんセレクション。
同性の友人の写真を大事にコレクションしているのは、普通ならかなり引いてしまいそうな所業ですが、ひまわりさんはもう慣れてしまっているようです。
ですが、初対面時にはさすがにひまわりさんも、あやめの様子に怯え、警戒していたみたいですね。
これはこれで可愛らしいひまわりさんです。
ひまわりさんの誕生日
ひまわりさんの誕生日を実はまだ知らないまつり。
何とかひまわりさんの誕生日を知ろうと画策するまつりですが、何と今日がひまわりさんの誕生日であることが判明します。
プレゼントもプレゼントを買うお金も無いまつりは、何かさせてくださいとひまわりさんに懇願します。
そこで一緒にケーキを作って食べることになりました。
しかし、ひまわりさんは集中してついつい一人で作業してしまいます。
「一緒に作りましょう!」
まつりの言葉で、ひまわりさんは子供の頃の誕生日のことを思い出します。
母親が作ったケーキを食べて号泣したひまわりさん。
筆舌に尽くしがたい味だったそうですが、号泣した理由はケーキが不味かったからではなく、一緒にケーキを作りたかったのに邪魔者扱いされたから。
まあこういうのは仕方ない面もありますよね。ひまわりさんの母親も慣れないケーキ作りに必死だっただけのようです。
ともあれ、まつりと一緒にケーキ作りするひまわりさんが楽しそうな話でした。
「美術の成績10段階で6の実力見せてやりますよ!」
まつりの実力が、どの程度発揮されたのかは、わかりませんけど。(笑)
看板娘なひまわりさん
「それは違う」
「こんな愛想のない看板娘なんていない」
まつりに「ひまわりさんは ひまわり書房の看板娘ですね!」と言われたひまわりさんの反応。
それは違うと言う何とも言えないひまわりさんの表情が何気に今巻で一番好きです。
照れたり怒ったり感情を表に出している時の表情も良いですが、こういう「らしさ」のある表情の方が良いと感じてしまいます。
「らしさ」って大事ですよね~
どんなに魅力的な表情でも「らしさ」がなければ胡散臭さが拭えませんし。
総括
書評でも、感想でも、考察でもなく、
ただただひたすらにひまわりさんを愛でて愛でて愛でまくるだけの文章を垂れ流してしまったような気もしますが・・
ひまわりさんが可愛すぎるので仕方がないですね!