『インディアンカレー』甘くて辛い!? 全くグルメではない僕が唯一『行きつけの店』にしている大阪の名店を全力で紹介します!
タイトルの通り、僕は全くグルメではありません。
胃に入れば何でも良いとまでは言いませんが、普段はコンビニ弁当・スーパーの総菜で満足し、チェーン店の安定した味に安心する程度の舌しか持っていません。
近所の繁華街で「どこかオススメの店ある?」と聞かれれば、その度に返答に困ってしまっているような人間です。
もちろん美味しいものに興味がないわけではありませんが、せわしなく忙しい日々についつい手軽さを重視してしまうからです。
しかし、そんな僕にも唯一『行きつけの店』にしている食べ物屋さんが存在します。
面倒くさがりな僕が、それを食べるためだけに遠出することもあるほどの名店。
本記事ではそんな店を全力で紹介してみたいと思います!
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インディアンカレーとは?
同じ名前の店が国内には複数存在するようですが、僕が言っているのは関西を中心に展開している1947年創業の老舗の『インディアンカレー』となります。
大阪でカレーと言えば『自由軒』が有名で、こちらも非常に美味しいお店であることに異論はありませんが、僕はまだ『インディアンカレー』に勝るカレーライスを食べたことはありません。
・・と、断言できてしまうほど癖になる美味しさのカレーライスとなります。
お昼時には行列のできる有名店なので、関西人なら比較的食べたことがある人も多いのではないでしょうか?
ちなみに、行列ができるといっても回転率が超高いのでそこまで待たされるということはありませんし、東京の店舗であれば大阪ほど知名度が高くないからか、比較的待たされにくいです。
大阪に7店舗、兵庫・東京にそれぞれ1店舗と、食べられる地域が限定的なのが残念なところ。
実際に食べた感想
僕が『インディアンカレー』を初めて食べたのは小学三年生の頃。
以来、20余年これを上回るカレーを食べたことはありません。
大卵ルー大盛!
ルーやライスそれぞれの量を調整することができますが、僕はいつも「ライス大盛、ルー大盛りの卵付き」を注文します。店員さんが使う略称を覚えてしまうくらい毎回同じです。
一口食べたら独特の甘みを感じさせるうま味に「おっ!」と思いますが、次に襲い掛かる激辛に舌が刺激されます。
しかし、ただただ唐辛子などのスパイスで乱暴に水増しした辛さではありません。何て言うんでしょうか・・メチャクチャ辛いんですけど、複雑に絡み合ったスパイスやフルーツのうま味もあって優しい味に感じられるのです。
とはいえ辛いものは辛い。
スグに水が飲みたくなってしまうのですが、これがこの店の良い所。グラスの水が半分くらいになったら店員さんがスグに気付いて水を注いでくれます。
辛くて水が飲みたくなることが前提なんでしょうけど、こういう優しさも嬉しい店ですね。
また、忘れてはいけないのは付け合わせのピクルス。
カレーと言えば福神漬けですが、『インディアンカレー』では福神漬けの代わりにキャベツのピクルスが提供されています。
これがまた美味しい!
そしてカレーにも絶妙に合う。独特の甘酸っぱさが激辛カレーに疲れた舌を癒してくれます。
僕は普段、カレーに福神漬けを付け合わせないタイプの人間ですが、このピクルスは別。一応別皿で提供されるものですが、僕は食べる前に福神漬けのようにカレーライスの皿の端っこに添え直しています。
このピクルスも、料金増しですが大盛りにもできますよ!
甘さすら感じられる激辛カレーとこのピクルスの組み合わせはあまりにも素晴らしく、僕の場合これを食べるためだけに店舗のある地域まで足を運ぶことも珍しくありません。
僕は現在東京在住なのですが、1店舗だけとはいえ東京に店舗があって本当に良かったと思います!
こんな人におすすめ!
辛いのが苦手な人
かなりの激辛カレーなのですが、辛いのが苦手な人にも一度は挑戦して欲しい味です。
前述したとおり、『インディアンカレー』はよくある暴力的に辛さが水増しされた激辛カレーとは一線を隔するカレーライスであり、痛いほどの辛さの奥に何故だか甘さすら感じられる複雑で深い味わいを得ることができます。
その辛さは、普段辛いのを苦手としている人がイメージしている辛さとは別種のものなのだと僕は思います。
実は、僕も普段どちらかと言えば極端な辛さは嫌うタイプなのですが、『インディアンカレー』だけは例外にしているのがその証拠です。
辛い。辛いけど美味い。辛い・・だけど美味い。
辛いのが苦手な人でも、きっとスプーンを持つ手が止まらないことでしょう。
とはいえ、かなりの激辛であることは間違いないです。
なので、卵付き(卵黄のみ)で注文して舌触りをマイルドにすることをオススメします。
また、付け合わせのピクルスを前菜代わりに完食してしまわないようにしましょう。カレーライスと一緒に食べることで辛さを和らげることができるのと同時に、味に変化を与えるアクセントにもなります。
いずれにしても、辛いのが苦手だからというだけの理由で避けるのは、あまりにも損な逸品だと思うので、辛いのが苦手な人にこそオススメしたいと思った次第です。
辛いのが好きな人
当然、辛いのが好きな人にもオススメです。
激辛カレーというだけであれば、正直『インディアンカレー』よりも辛いカレーは山ほど存在すると思います。そういう辛さに慣れた人にとっては、辛さという点ではもしかしたら物足りなさすら感じてしまうかもしれません。
しかし、これほどうま味と辛さを両立したカレーライスを僕は他に知りません。
何より特徴的なのは激辛の中にある甘さ。これは他の辛い食べ物にはなかなか無いものだと思います。
そういう点も鑑みて、辛いのが好きな人にとっても満足できる逸品なのではないかと思います。
カレーが大好きな人!
まあ、カレーライスを紹介していてカレーが大好きな人にオススメしない理由はありませんね。
ところで、カレーライス好きに聞きたいです。
カレーライスにはトッピングがあった方が良いですか?
トンカツを始めとした揚げ物やチーズをカレーにトッピングするのは定番で、僕もいつも何かしらトッピングします。
しかし、『インディアンカレー』にはそういったトッピングは存在しません。(卵くらい?)
純粋なカレーのみで勝負といった感じです。
そんな風に言うとカレーライス好きの人は「そんなの物足りない!」と言うかもしれませんが、そう言わずに一度食べてみて下さい。
あまりにも絶妙なバランスで完成されたルーを一度味わえば、このカレーライスにはトッピングは無用の長物、むしろ邪魔であることが理解できると思います。
バラエティー番組にはある程度ヤラセがあっても面白ければ良いけど、ドキュメンタリー番組にヤラセはいらないみたいな・・
すみません、例えが下手で申し訳ないですが、結局トッピングがいらないくらい完成された美味なるカレーライスだと言いたいのです。