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アニメ放送直前! 『転生したらスライムだった件』期待と不安混じりのおさらい。

 

転生したらスライムだった件

なろう系小説の最終兵器がついにアニメ化!

2018/10/1よりついに放送が開始されます。

www.ten-sura.com

原作小説にコミカライズ版にスピンオフ作品も、アニメ放送に合わせたのか一斉に最新刊が発売されていて、期待を煽ってきていますね。

4冊同時発売とか凄く嬉しいです!

アニメを観る前に、『転生したらスライムだった件』という作品について、おさらいしておきましょう!

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転生したらスライムだった件』とは

まずは『転生したらスライムだった件』という作品について。

元は『小説家になろう』に2013年から連載されていたWEB小説で、2014年から書籍化されてきた作品です。

WEB小説は4億PVを達成し、コミカライズ版やスピンオフ作品の関連書籍を含めると650万部超も発行されている人気作ですね。

この発行部数、近年ではONE PIECEのように怪物的な漫画の発行部数が有名なせいで少なく感じる人もいるかもしれませんが、ハッキリ言って凄いです。なろう系小説の中でもずば抜けているのではないでしょうか?

そんな『転生したらスライムだった件』ですが、一言で本作を表現するとするとこうなります。

最強スライムと愉快な仲間たちの国作りの物語

最近タイトルにスライムが入っている作品をチラホラと見かけますが、おそらく本作品がその元祖かと思われます。

通り魔に刺殺された会社員。三上悟が転生したら異世界の洞窟でスライムに転生していたという始まりで、凄い勢いで成長していき大活躍する話ですね。

しかし、よくある主人公チート無双ものの物語と違うのは、主人公リムル(三上悟が転生したスライムの名前)が次々とその人望で魔物の仲間を集めていき、「種族問わず楽しく暮らせる国作り」を目指していく点にあります。

魔物たちの盟主となったリムルだけではなく、配下の魔物一人一人。他国の人間までもが尖った個性を持っていて、それぞれが違った活躍をする。

こういう小説だとありがちな戦闘面での強さだけではありません。建築、物作り、料理、諜報、商売、農業、研究などなど様々な役割を持ったキャラクターが生きた作品となります。

実際、序盤こそ主人公リムルの活躍が目立つものの、後半になるにつれリムルの活躍は減っていき、他のキャラクターの活躍が目立つようになってきます。

これは主人公以外のキャラクター以外にもちゃんと魅力があるからこそですね。

主人公ありきで他のキャラクターの個性が薄っぺらい小説が多い中、これは素晴らしいことだと思います。

本作の魅力についてもっと語りたいところですが、これ以上はネタバレになってしまうかもしれないので、後はアニメを楽しみに待つとしましょう!

アニメ化情報

放送情報

最速で10/1 24時から視聴できます!

以下、公式サイトより放送情報です。

TOKYO MX 10/1 毎週月曜24:00~

BS11 10/1 毎週月曜24:00~

tvk 10/1 毎週月曜25:00~

MBS 10/2 毎週火曜27:30~

また、dアニメストアニコニコ生放送など、その他サイトでも順次配信されます。

※詳しくは公式サイトを参照ください。

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登場人物とキャスト

リムル(CV.岡咲美保

主人公のスライムでフルネームはリムル・テンペスト

刺殺されたサラリーマン三上悟の転生した姿です。

「大賢者」や「捕食者」といったスキルを武器に戦いますが、様々な魔物を仲間にしていく人望の方が本当の武器なのかもしれません。

CVの岡咲美保さんは本作で初めて知ったのですが、調べたら声優として活動しているのは去年からで、名前のある役を演じるのは今年に入ってからの新人さんっぽいですね。

どのような演技を見せてくれるのかが楽しみです。

大賢者(CV.豊口めぐみ

三上悟が死亡時に童貞だったため、「30歳まで童貞だったら魔法使いになれる」という俗説から賢者にもなれると思っていたら、転生後に身に付けていたスキル。

そんな割としょ~もない理由で手に入れたスキルですが、リムルにとっては色々なことを解説してくれる頼れる相棒で、淡々としているけど意外と感情を見せる場面があったりとか、愛嬌のあるスキルです。

CVの豊口めぐみさんは、個人的にポケットモンスターのヒカリ役の快活で明るいイメージが強いので、それがどのような大賢者になるのかが楽しみです。

だいじょばない?

いやいや大丈夫大丈夫!

ヴェルドラ(CV.前野智昭

リムルが転生後に初めて会ったドラゴンで、最初は300年前に戦った勇者に「無限牢獄」というスキルで封印されている状態でした。

リムルに名前を付け、リムルから苗字をもらい、互いに名付けあったリムルの最初の友達である。

暴風竜と呼ばれる天災級(カタストロフ)の存在だが、意外とお茶目な性格をしている憎めないキャラクターをしています。

CVの前野智昭さんも存じていなかったのですが、調べたら結構なベテランの方でした。声優さんにはあまり詳しくないのでご勘弁を・・

アマガミ』の橘純一役や、最近では『はたらく細胞』の白血球の好中球役をされている声優さんらしいですね。

変態紳士の橘純一がどうヴェルドラになるのかが楽しみです。

シズ(CV.花守ゆみり

リムルと同じく元日本人で本名は井沢静江。

戦時中の日本から異世界に召喚された経歴を持ち、空襲により火傷した状態で転生したことから「炎熱操作」「炎熱攻撃無効」というスキルを獲得しています。

シズのことについて詳しく書きすぎるとネタバレがかなり含まれそうなのでシズについてはこの辺で。気になる人はアニメを観てみましょう!

CVの花守ゆみりさんは、最近よく名前をお見かけする人気声優さんですね。

灼熱の卓球娘』の旋風こより役や、『ゼロから始める魔法の書』のゼロ役、『ゆるきゃん』の各務原なでしこ役なんかは記憶に新しいですね。

可愛らしいキャラクターの役が多いですが、悲劇のヒロイン的な立ち位置でもあるシズをどのように演じられるのかが楽しみですね。

ちなみに、「花守みゆり」ではなく「花守ゆみり」なのでお間違え無く。

失礼ながら僕は最近まで間違えて覚えていました・・

ベニマル(CV.古川慎

オークによって滅ぼされた大鬼族の族長の息子で、最初はリムルを敵だと勘違いして戦いを仕掛けてきたが、今ではリムルに忠誠を誓う腹心のようになっている。

ベニマルはじめ大鬼族の6人は、公式HPのキャラクター紹介でリムルが先に出会ったはずのメイン級の魔物達、リグルド、ゴブタ、ランガ、トレイニーよりも先に紹介されています。

確かに原作でもこの6人はリムルとの絡みが多いですからね。

そして、ベニマルはそんな大鬼族のリーダー的な存在のキャラクターとなります。

CVは古川慎さん。『ゴールデンタイム』の多田万里役や『ワンパンマン』のサイタマ役を演じている声優さんですね。

ベニマルもサイタマのように強いキャラですが、性格や雰囲気はだいぶ違います。

どのようなベニマルになるのかが楽しみですね。

シュナ(CV.千本木彩花)

ベニマルの妹で大鬼族のお姫様です。

可愛らしい感じで、料理や裁縫などが得意で女子力も高く、どちらかと言えば裏方に控える感じのヒロイン的な魔物ですが、ベニマルの妹なだけあって戦闘力はとても高いです。

CVは千本木彩花さん。何と言っても『甲鉄城のカバネリ』の無名ちゃん役が有名でしょう。他には『クロックワーク・プラネット』のアンクル役、『りゅうおうのおしごと』の供御飯万智役を演じられています。

何となく、シュナのイメージに合っている声優さんなのではないかと思います。

シオン(CV.M・A・O

見た目はクールビューティー、中身は脳筋。リムルの筆頭秘書のシオンです。

一応はリムルの秘書・護衛であり、シュナと同様に裏方的な役割のキャラクターであるはずなのですが、好戦的なキャラクターが多い本作においてもトップクラスに好戦的なキャラクターとなります。

CVはM・A・Oさん。特徴的な名前だからなのか、あちこちのアニメでお見かけする気がします。

記憶に新しいのは『りゅうおうのおしごと』の鹿路庭珠代役。シュナ役の千本木彩花さんと合わせて『りゅうおうのおしごと』の女流棋士役が揃っているのが面白いですね。

ソウエイ(CV.江口拓也

シオンがクールビューティーならソウエイはクールガイでしょうか。

隠密担当ということもあり作中での存在感がメイン級キャラクターの中では薄い方なのですが、その能力は高いです。

確か原作では、大きな活躍をしたのはベニマルよりも先だったような気がします。

CVは江口拓也さん。どうしても女性声優に比べて男性声優には疎くなりますが、大ベテランでハクロウ役の大塚芳忠さん以外では唯一僕が知っていた男性声優です。

GOSICK』の久城一弥役、『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている』の比企谷八幡役、『俺物語』の剛田猛男役、いくつも主役を演じられている人気声優さんですね。

ソウエイとも合っていそうな気がするので楽しみです。

ハクロウ(CV.大塚芳忠

力は無くても優れた剣術で、最初にリムルと会った進化前の状態ですらリムルを手こずらせる強さを持つ達人である。

実は最初の方では大鬼族で一番強いのはハクロウだと思っていました。

また、ハクロウはリムルの剣術の師匠でもあります。

CVは大塚芳忠さん。良い意味で代表作が思い浮かばないベテラン声優さんですね。

アニメより洋画の吹き替えのイメージが強いですが、アニメにも数多く出演されていています。

ハクロウ役も合っていそうで、安心して聞けそうな気がしますね。

クロベエ(CV.柳田純一

戦闘力も高いが基本的には生産職タイプ。凄腕の刀鍛冶です。

ベニマル達、他の大鬼族とは違って進化する時にも戦闘面というよりは生産に特化したような能力を身に付けることになります。

CVは柳田純一さん。メイン級の役はあまり演じられていないようですが、ここ5、6年安定して数多くのアニメに出演されている声優さんのようです。

ゴブタ(CV.泊明日菜

お調子者だけど愛嬌のある愛されキャラ。立場的にはリムルの部下であるが、友達のように接しています。

弱そうな雰囲気だが、やる時はやる努力家な一面もある。

そういうわけで原作での最近の活躍は中々のものである。

CVは泊明日菜さん。ここ数年で徐々に出演作の増えてきている声優さんですね。

PVに少しだけゴブタがセリフ付きで出てきていて、それを聴く限りはイメージに合っていそうです。

ランガ(CV.小林親弘

リムルのペット。

常にリムルの陰に潜んでいて、見た目も威圧的で、戦闘力も高い狼。

リムルの前での言動は本当に主人に忠実で愛嬌のある犬のようですが、敵の前では恐ろしい狼の一面を見せるギャップの強いキャラクターですね。

CVは小林親弘さん。声優だけでなく俳優もされている方みたいですね。

トレイニー(CV.田中理恵

大森林の管理者である樹妖精(ドライアド)で、序盤のリムルにとってのアドバイザー的な役どころのキャラクターです。

信頼できるお姉さん的な雰囲気ですが、最近の原作ではちょっと抜けている一面とかも出てきて魅力が増してきている気がします。

CVは田中理恵さん。最近はあまりお見かけしませんが、『機動戦士ガンダムSEED』のラスク・クライン役、『ローゼンメイデン』の水銀燈役、『ハヤテのごとく!』のマリア役など、主に2000年代に相当な活躍をされていた声優さんですね。

トレイニー役もイメージに合っています。

ミリム(CV.日高里菜

リムルが只者ではないことを見抜いてテンペストを訪れ、リムルと親友になった最古の魔王の一人。

その実力は作中でもトップクラスでリムルも凌ぐ。

しかし、長く生きているはずだが性格は子供そのものである。

CVは日高里菜さん。『とある魔術の禁書目録』の打ち止め(ラストオーダー)役や、『ソードアート・オンライン』のシリカ役、『りゅうおうのおしごと』の雛鶴あい役など、いわゆるロリキャラ役が多い人気声優さんですね。

ミリムもいわゆるロリキャラなので、間違いなく合っているでしょう。

主題歌

OP曲は主人公リムルの転生前。サラリーマンの三上悟役の寺島拓篤が歌う『Nameless Story』。そしてED曲はTRUEの『Another colony』。

ED曲の『Another colony』はまだどんな曲なのかがわからないのですが、TRUEさんのハリのある歌声が好きなので非常に楽しみです。

OP曲を歌う寺島拓篤さんはあまり存じていなかったのですが、『Nameless Story』はMVが既に公開されて、なかなかに格好良い曲になっていて、アニメーションとどうマッチするのかが楽しみですね。

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期待と不安

転生したらスライムだった件』という作品は名作です。

だからこそアニメ化を知った時、僕はとても喜び期待に胸を膨らませました。

しかし、一方で不安があるのも事実です。

何となくの素人意見ですが、本作は現代におけるアニメには向いていないのではないかと感じるからです。

転生したらスライムだった件』は、上述した通り非常に多くの個性的なキャラクターが登場し、それぞれにストーリーのあるかなり内容の濃い作品となります。

また、国作りという目標に向かった作品という性質上、区切り良くアニメを終わらせることのできるタイミングが無いような気がしています。

例えば、1990年代のアニメのように長く放送できるのであればそういった不安は減るのでしょうが、本作は現代の深夜アニメなので1クールか2クールの放送になるはずです。

それだけの期間でどこまで纏めることができるのか?

PVを見る限りはとても面白そうですが・・

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好きな作品なのでどうか失敗しないでくれという不安が拭えませんが、とにもかくにもまずは第一話を楽しみにしたいと思います。

原作小説など関連書籍一覧

原作小説

13巻まで出ていて、ガイドブック的な8.5巻には外伝的な短編も載っています。

最近減ってきた二段組構成の小説になっていて、なろう系小説とは思えないくらいに読み応えが抜群です。

コミカライズ版

9巻まで出ています。原作だけではわかりずらいキャラクターの表情や動きが見れるので、コミカライズ版もおススメです。

本作に限らず好きな作品ならコミカライズ版は読んでみるべきだと個人的には思っています!

スピンオフ作品①_魔物の国の歩き方

リムルが作った国、テンペストの日常を綴ったスピンオフ作品で4巻まで出ています。

兎人族の女の子が主人公で、ジャーナリストのように魔物の国を見て回ります。

スピンオフ作品②_転スラ日記

2018/9/28に1巻が発売したばかりのスピンオフ作品。

原作では殺伐とした雰囲気も多いですが、ほのぼのとした日常を描いた4コマ漫画です。