くまクマ熊ベアー1巻 クマ可愛い女の子が異世界転移して大活躍する漫画の感想
今回はくまクマ熊ベアーのコミカライズ版1巻の感想です。
本作の原作は2015年5月とかなり昔から発売されていたもので、タイトルにインパクトがあるので知ってはいましたが、何となく異色な雰囲気を感じて食わず嫌いしていました。「熊?」って感じで。(笑)
しかし、原作は食わず嫌いしていたけど簡単に読めるコミカライズ版を読んでみて原作にも興味を持つという流れは、個人的になろう系小説を好きになるパターンになりつつあります。(笑)
結論から言うと僕は今、本作の原作小説を読んでいる所です。
何でなのかは、わかりますよね?
コミカライズ版がとても面白かったからです。
この記事ではそんな面白さを伝えられたらと思っています。
ユナちゃんが熊可愛いですよ~
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本作の概要
既に一生遊んで暮らすのに十分な稼ぎを株の成功で得ている主人公ユナは、誰にも邪魔されない高級マンションに引きこもり、学校にも行かずにゲーム三昧な生活を送っていた。
何とも羨ましい限りですが、ともあれVRMMOファンタジーRPGであるワールド・ファンタジー・オンラインの大型アップデート後にログインした際、キャンペーンとして手に入れた防具「クマセット」には見た目の可愛らしさに反したチート能力があり・・
「クマの装備はかわいいと思いますか?」
そして、ゲームの案内役のアンケートに「思う」と答えたユナは、そのまま異世界と思われる世界に飛ばされてしまい、そこから物語は始まります。
今のところこの世界が、ゲームの中なのか、異世界なのか、一体どこなのかはわかりませんが、いわゆる異世界転移ものになるのだと思っています。
ある種テンプレ的な物語なのにアクセントとして現れた熊が良い味を出しています。
ともあれ、ユナはこの世界でクマの装備のチート能力を駆使して大活躍します。
熊可愛いユナの活躍が爽快な漫画です。
本作の見所
クマの装備
ユナの装備は「クマの装備」です。
黒白クマの服はリバーシブルに使えて、黒は攻撃、白は回復に優れます。
手袋も、靴も、全てクマの装備になっています。
ユナの反応から、これらの装備の性能がかなりチートなものなのだということはわかりますが、実のところこの性能がどれ程のものなのかというのは読み手にはわからなかったのではないでしょうか?
少なくとも僕は「凄そうだけど、普通のゲームに設定としてありそうな範囲」と思ったのですが、後のユナの活躍を見るにやっぱり凄かったのでしょうね。
とまあ、最初の設定に若干の甘さというか、納得感の無さがある所もありましたが、この手の作品には正直そこまでの精細さを求めていないので気になりませんでした。
何だかよくわからないけど凄くて、爽快に活躍して・・あくまでも求めているのはこういう部分なので。
それに、この作品の場合はそれこそ設定なんてどうでも良い。
とにかくクマの装備を身に着けたユナが可愛く大活躍する所が最大の見所なので、多少ユナの強さの設定に違和感があっても許容範囲だと感じました。
ちなみに、この装備。ちょっとだけファイナルファンタージX-2の「きぐるみ士」を思い出したのですが、これは僕だけでしょうか?
主人公ユウナの職業の1つである「きぐるみ士」は、白い熊(モーグリ)の着ぐるみで回復能力に優れます。
しかも本ゲーム中における割とチートな性能の装備でもあるので、ユナの装備の白クマの性能を見た時に思い出さずにはいられませんでした。
そういえば名前も「ユナ」と「ユウナ」で似ていますね。
見た目や性格的な部分は似ていませんが、ひょっとして「ユナ」って「ユウナ」がモデルになっていたりするのでしょうか?
ユナの名前は漢字で書くと「優奈」で完全に「ユウナ」と読めるので、その可能性は高いようなきがしています。
クマづくし
一貫性って大事だと思うんですよね。
この作品は、一貫してくま、クマ、熊、ベアー。
何でやねんというところまでクマづくしです。
クマの装備だけではありません。
よくあるアイテムボックスが「クマの異次元ボックス」だったり。
デフォルトの下着は「クマのパンツ」だったり。
通常攻撃は「クマパンチ」だったり。
職業は「クマ」だったり。
使う魔法は全て「クマの〇〇」だったり。
原作者のペンネームが「くまなの」だったり。
ハッキリ言ってしつこいくらいなのですが、その拘りが良い方向で作品を良いものにしているのではないかと感じますね。(笑)
美しきテンプレ展開
冒険者ギルド、受付のお姉さん、絡んでくる冒険者、爽快にやっつけて・・そして現れるギルドマスター。
改めて振り返ると、絵に描いたような美しきテンプレ展開ですね。
しかし、主人公ユナがクマの着ぐるみを装備しているというただそれだけで、読んでいる時は何故だか新鮮なものに触れる気持ちでした。
最近はテンプレとはちょっと違った展開に持っていく作品も増えてきていると思いますが、テンプレなままで個性だけは尖っている本作の方が新鮮に感じるというのは不思議な感じですね。
やっぱり、テンプレは面白いからテンプレなのであって、それを下手に捻るよりテンプレなままで個性を突き詰めた方が面白いということなのでしょうか?
まあ、ど素人の分析でしかありませんが。(笑)
とにもかくにも、荒くれた冒険者を圧倒するシーンなどなど、熊可愛いユナが活躍するシーンはとても爽快なものです。
可愛らしいクマと圧倒的な強さのギャップが良いですね。
総括
いかがでしたでしょうか?
なろう系小説の原作って分量のわりに値段がお高いので、なかなか手を出しづらい意味もありますが、まずはコミカライズ版を読んでみて面白いと感じたら原作を読んでみるというアプローチも良いと思いますよ。
僕も、現在新刊が出る度に購読しているなろう系小説の半数はコミカライズ版から入っています。
次々にコミカライズされる展開のされかたって、絶対なろう系小説の普及の一因になっている気がします。
ちなみに、以下で紹介している異世界転生・転移ものの小説は、なろう系小説が大半でいずれもコミカライズされているので、興味があればどうぞこちらも見てみて下さい!
原作はこちら↓