iPad(第6世代)とApple Pencilでお絵描きしてみた感想
前の記事に十数年ぶりに描いた絵を載せてみました。
下手なりに頑張って描いて、気に入ったので当ブログのヘッダにもしたこの絵ですね。
こちらの絵、iPad(第6世代)とApple Pencilを使って描いているのですが、想像していた以上に描きやすかったので、その感想をレビューしてみたいと思います。
ですが最初にこの記事の趣旨について断っておきます。
この記事はお絵描き玄人向けの記事ではありません。
どちらかと言えば、普段お絵描きをしない人向けに、iPadでお絵描きしてみたら思いのほか簡単にできて、しかも楽しかったよということを伝えたい趣旨のものとなります。
僕自身お絵描きしない人なので、お絵描き玄人にとってはツッコミどころ満載の「お前何いってんだ?」という感じの内容になっているかもしれませんが、その辺りは生暖かい目で見守っていただけると幸いです。
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筆者のお絵描きレベル
普段お絵描きしない人といってもピンキリだと思うので、簡単に僕のお絵描き歴を述べておきます。
- 漫画絵のイラストは 小学校レベル(自由帳に描いていた程度)
- 図工の成績は中の上(作るのは早いが雑)
- 高校の芸術科目では美術を選考(本当は音楽が良かったが友達に釣られた)
・・と、まあこんな感じです。
高校の美術の授業では、油絵(自画像やよくある果物の絵)の描き方を割としっかり教わりはしましたが、あまり興味が無かったので流してしまっていました。(もったいない)
iPadを購入した理由とお絵描きするに至った経緯
iPadは、ほとんど使っていない第1世代からの買い替えでした。
第6世代の評判が機能面でもコスト面でも良かったのと、Apple Pencilに興味があったので、久しぶりにiPadを使うようにしてみようと思ったわけです。
Apple Pencilを購入している時点で何かお絵描きしてみたいという思いは朧気にありましたが、そもそも普段お絵描きなんてしないので、メモくらいにしか使っていませんでした。
しかし、当ブログを始めることになり、ちょっとくらい自分で描いた絵とかを載せてみたいと思うようになった次第です。
その方が、例え下手くそな絵だったとしても個性が出ますからね。
お絵描き環境
調べてみると、iPadとApple Pencilを利用したお絵描き環境は比較的コストパフォーマンスが良いらしいですね。
Apple Pencilを含めても5万円ちょっとで環境を揃えることができます。
これがPC用に液晶タブレットとかを準備すると、ピンキリではあるもののこの程度では済まない。
しかも、iPadは別にお絵描き専用のツールではなく、お絵描きはあくまでも用途の1つでしかありません。
これは確かにコストパフォーマンスが良いですね。
使っているお絵描きアプリは、調べて評判の良かったProcreateという有料アプリですが、こちらも1200円程度。
PC用のソフトだともっと高いと思うので、ソフト面でもコストパフォーマンスが良さそうですね。
お絵描き開始
題材の選択について
慣れないことをしようという時に、難しそうなものや、そこまで好きではないものを題材に選んでも上手くいかないだろうということで、比較的シンプルな外見の、トップクラスに好きな漫画のキャラクターのイラストを描こうと決めました。
普段お絵描きしない人にとって、題材の選択はかなり重要だと思います。
特に最近の漫画やラノベのキャラクターは、シンプルに見えても実は複雑な服装や髪型をしているので、描けそうに見えても実はそうでもないことが多そうです。
実は、僕も二度ほど題材の選択を誤り、挑戦してみたものの難しすぎて挫折しています。
愛着のある、しかしそこまで難しくない題材を見つけることがお絵描きを始める第一歩なのかもしれませんね。
Apple Pencilの使い勝手について
これはマジで凄いです。
紙よりもスムーズに線を引くことができ、字を書くと紙よりも綺麗に書くことができます。
朧気にペンタブレットというものの存在は知っていて、中々思い通りに使うのは難しく、ある程度の訓練が必要なものであると勝手に思っていましたが・・
少なくともApple Pencilはそんなことはありませんでした。
調べたら、ペンタブレットの性能の指標としては、「視差」「遅延」「筆圧感知」のようなものがあるようですね。(他にもあるのかな?)
この辺りの性能はiPad Proに比べるとiPad(第6世代)は低いらしいのですが、僕程度のレベルでは全く気になりませんでした。
というよりわかりませんでした。(笑)
「視差」とは、画面の接地面と実際に線が見える位置の微妙なズレのことらしいのですが、キチンと狙った場所に線を引くことができたように感じています。
また、「遅延」とは、線を引いた時にペンの動きより描画が微妙に遅れることらしいですが、これも全く気になりません。
これは僕の線を引く速度が遅いからでしょうか?
サラサラと素早く描く人なら違いがわかるのかもしれませんね。
「筆圧感知」に関しても、字を書いた時の止め跳ねが、紙に書いた時よりハッキリとしているくらいです。
結論、ペンタブレットに持っていた使いづらいイメージには全く当てはまらない快適な使用感でした。
滑らかな書き味は、描いていて楽しくなるものです。
お絵描きアプリ(Procreate)の使い勝手について
僕が使ったことのあるお絵描きソフトはWindows標準装備のペイントくらいなので他のソフトやアプリとの比較はできません。
しかし、少なくともこのProcreateはとても使いやすかったです。
レイヤーの使い方もパレットの使い方もブラシの選び方も、未だよくわかっていませんが、ど素人の僕にとってはトライ&エラーのしやすさがありがたかったです。
線がズレてもスグに元に戻せますし、レイヤーを重ねまくって上手く書けている部分をつぶさないようにもできます。
まあ、この辺はどのお絵描きアプリでも同じなのかもしれませんが、こういう機能のあるお絵描きアプリ自体が初めてだったということもあり、素直に便利だと思いました。
僕は油絵だけは描いたことがあるので重ね塗りの概念だけは知っていたのですが、レイヤーのお陰で重ね塗りもトライ&エラーが簡単ですね。
また、少し驚いたのがレイヤーの絵を丸ごと位置変更できること。
当ブログのヘッダ用には、キャラクターの位置を少し右にずらしてブログ名を左に書くような編集を行っていますが、他にも複数のキャラクターの位置を後からズラすような調整にも使えそうですね。
最初、レイヤーを結合する前にずらして大変なことになりましたが。(笑)
あとは、スマホやタブレットでGoogleMap等の地図アプリを拡大縮小する要領で拡大したり、向きを変えたりすることもできます。
細かい箇所の色塗りをしたい時や、描きやすい方向に変えたりなど、紙やキャンバスに向かって描くときには絶対にできないことが可能になっているのも良いですね。
お絵描きの感想
さて、いくら良いツールを使っていてもそれを使って絵を描き上げるのは自分自身です。
この絵は好きなキャラクターを描いているということもあり、完成まで4時間近く飽きずに描くことができました。
比較的シンプルな髪型、服装のキャラクターだということもあり、部分的にはかなり早い段階で描けていて、完成図が想像できるようになっていたこともモチベーションを保つ助けになったような気がします。
やはり、描いてる途中で成果が見えてくると楽しいですね。
完成した絵のレベルはまだまだ下手くそですが、少なくとも僕が紙に描いて実現できるレベルのものではない絵が描けたと思っています。
僕がテンション上がってこんな記事を描いているのも、想定以上のものが描けて嬉しかったからっていうのが大きいですからね。
総括
お絵描きには描く人の努力が必須です。
しかし、今はそれを補助する素晴らしいツールが存在します。
お絵描き素人の人は、iPad、Apple Pencil、Procreateを使うことで、きっと思っていた以上の絵が描くことができるようになり、そうなれば楽しくて嬉しくてしょうがない状態になると思います。
少なくとも僕はそうなりました。
もちろん、最終的には描く人の努力が一番大事なのだとは思うのですが、まずは自分でもちょっとした絵が描けるという経験をしてみてはいかがでしょうか?