囲碁を始めたらインストールするべきオススメ神アプリ5選
みなさん、囲碁やってますか?
ナメクジ並みの棋力のあるいはです!
いきなりですが、囲碁は2人いなければできないゲームです。
かつて一世を風靡した『ヒカルの碁』でも、登場人物の1人である桑原本因坊がこう言っています。
「碁は1人では打てんのじゃ。2人要るんじゃよ」
うわ~
僕みたいなコミュ障には耳の痛い話です。
囲碁は好きだけど、1人じゃ打てないなんてっ・・!
そもそもコミュ障でなくとも、周りに囲碁を打てる人なんていねぇよ!
だけどちょっと待ってください。
そんなことに悩まなきゃいけなかったのはもうとっくに昔の話です。
『ヒカルの碁』で一躍有名になったネット碁なら僕みたいなコミュ障でも、碁を打つだけなら誰とでもできます。
将棋ほど競技人口が多くない囲碁でも、ネット上には囲碁好きの同志が山ほどいますからね。
そして、今なら囲碁を楽しむのってもっと手軽なものなんです。
一昔前なら考えられないくらい数多のアプリケーションが溢れかえる世の中。
囲碁という比較的マイナーなゲームにおいても驚くほど多種多様なアプリケーションが存在しています。
中には超手軽にオンライン対局できるようなアプリケーションもあって、結果的に囲碁に対する敷居もめっちゃ下がっているのではないかと思っています。
しかし、非常に似通ったアプリケーションがあまりにも多いので、その辺の情報に疎い初心者や、久しぶりに囲碁をやろうって人には何をインストールしたら良いのか迷うことになるのではないでしょうか?
内容的には似通っていても、操作性やユーザインタフェースの良し悪しにはかなり差があったりもするので、適当に選んだりするとガッカリしてしまうかもしれません。
本記事では、興味本位で色々なアプリケーションを使ってみたことのある僕が、最終的にずっと使うこととなった、おすすめのアプリケーションを5つ紹介したいと思います。
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1.囲碁クエスト
恐らく囲碁アプリとしては最も有名なのではないでしょうか?
超手軽にオンライン対局できるアプリで、9路、13路、19路に対応しています。(19路は9路、13路のレーティングが一定以上必要)
どちらかといえば9路、13路の小路盤での対局が活発で、レーティングの近い人同士を自動的にマッチングしてくれます。
2019年現在、常に結構な人数がいるようで、マッチングまで待たされるという感覚はほとんどありません。
それにネット碁会所(幽玄の間、タイゼム、野狐など)に比べると初心者でもオンライン対局に挑戦しやすいのではないかと思います。
ネット碁会所は19路が中心なこともあって、一番下のレベルでも初心者よりはそこそこ打てるくらいになっている人が多い印象ですが、囲碁クエストのレーティングが下の方にはかなりの初心者もいますし、弱いbotと対局することもできるので、初心者でも比較的挑戦しやすいと思います。
19路でダメダメだと相手にも悪い気がして肩身が狭くなってしまいがちですが、9路だとその辺マシになると思いますしね。
【あるいは】囲碁クエストの自戦を実況してみました。 - ニコニコ動画
2.囲碁ウォーズ
囲碁クエストと同じく、オンライン対局のアプリケーションとなります。
僕は両方とも使っているものの、どちらかといえば囲碁クエスト派なのですけど、もしかしたら初心者向けには囲碁ウォーズの方が合っているかもしれません。
というのも、AIの棋神の助けを得ることができるので、うまく使えば初心者でも良い手を打てるかもしれないからです。
公式のカンニングみたいなものなので僕は使わない派ですが、初心者でも良い手を打てるってのは単純にやる気に繋がるのではないでしょうか?
もちろん、囲碁は一手だけ良い手を打てても後に続ける必要がありますが、良い手を身に付ける助けにはなりそうですよね。
また、ロード時間に簡単な手筋問題のようなものが表示されたり、ちょっとした勉強になる点も魅力です。
それに、単純にエフェクトが派手でゲーム的なところが、まだまだ囲碁そのものの魅力が分かるところまで至っていない初心者でも飽きずに楽しむことができるのではないかと思うんですよね。
3.実践詰碁
詰碁関連のアプリケーションは相当数ありますが、個人的にはこの実践詰碁を愛用しています。
何が魅力的って、ランダムに問題を出題するようにできて、それをぱっぱと次々と解き進めることができる点です。
当たり前っぽい機能に聞こえるかもしれませんが、詰碁関連のアプリケーションにはまるで書籍をアプリ化しただけのような、これなら本を買った方が良いと思ってしまうようなアプリケーションが意外と多いんですよね。
ユーザーインタフェースも使いやすいですし、画面の見栄えも華やかで魅力的です。
何より出題される問題が実践詰碁だという点が良いんです。
実践詰碁とは、実戦でよく現れる定石後の形なんかが問題になっているのですが、それだけに実際に同じような場面に遭遇するようなことも多く、このアプリケーションで勉強して身に付いたことが非常に実感しやすいのが魅力的です。
1つだけ、少々リソースを食うからか、iPhoneのミュージックプレイヤーと同時に起動できないのだけが玉に傷だったりします。
4.詰碁の森
内容的には実践詰碁に非常に近いですが、こちらの方が知名度は高いでしょうか?
個人的には、解けない問題の解答を見るのに広告を見るかポイントを使うかしなければいけなかったり、ランダムな出題機能が無かったりするので実践詰碁の方を愛用しているのですが、初心者の入門向けにはこちらの方が合っているかもしれません。
もっとも簡単なレベルの問題は、詰碁というか既にアタリ(次に石が取れる状態)になっている状態で石を取るような基礎中の基礎のような問題、超基本的な手筋を選ぶだけの問題なので、超初心者が石の取り方を練習するといったことに使えます。
僕は最近母親に囲碁を教えているのですが、こういう超基礎的な問題って全くと言っていいほど見かけないので、詰碁の森の最低レベルの問題を解いてもらって石の取り方に慣れてもらったりしていました。
5.詰碁~教えてパンダ先生~
これも詰碁のアプリケーションですね。
ですが紹介したいのは詰碁の問題ではなく、通称『パンダ先生』と言われる詰碁の問題を作成・検証するための機能です。
最近の囲碁AIは人間よりも強く、しかし手数の長い読みは苦手だという弱点もありますが、『パンダ先生』は部分的な死活だけなら完璧だと言われています。
プロ棋士が詰碁の問題を作成する際の検証にも使っているほどの機能だとのこと。
僕は詰碁を作ったりはできないし、そんなつもりもないので最初は興味本位で使ってみましたが、ちょっと面倒ですが実戦で読めなかった死活の検証なんかにも使えます。
検討にはLeelaZeroを始めとした強い囲碁AIを使えば十分説もありますが、これらの囲碁AIでは部分的な死活の答えまでは分かりませんからね。