お米が食べたくなる漫画『あきたこまちにひとめぼれ』を紹介します!
みなさん、お米は好きですか!?
僕は好きです。
パンも好きだけど、何だかんだでお米が最強だと思っています。
日本人ならやっぱり米でしょ!
面白いだけでなく、とってもお勉強になり、お米に詳しくなれる漫画。
それは・・
『あきたこまちにひとめぼれ』
ここでは、昨年(2017年)の秋に1巻が発売した本作の魅力について紹介したいと思います!
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『あきたこまちにひとめぼれ』とは?
約280種類あり、味も形もぜんぶ違う栄養満点の日本人の主食「米」。身近すぎて見落としがちだが、こだわれば「こんなにも違うのか!」と思うほど多種多様。「青空レストラン」などに米博士としてちょくちょく登場する五ツ星お米マイスター・西島豊造氏を監修に迎え誕生したこだわりのお米ラブコメ!!
これはAmazone等に記載されている商品紹介ですが、お米ラブコメという結構なパワーワードで紹介されていますね。(笑)
お米大好き系ヒロインの秋田小町を通して、様々な種類のお米と調理方法を始めとした豆知識が披露される作品となっています。
幕間の「おコメモ」に記されるお米トリビアも非常に面白いです。
・・と、こんな風に紹介すると、「お米の知識を伝えること以外は物語も何もないツマラナイ漫画なんじゃないの?」と思う人もいるかもしれません。
いやいや、とんでもありませんよ!
この漫画、とことんこだわってお米を紹介してくるのですが、ヒロインの秋田小町をはじめとする魅力的なキャラクター達が紡ぎだす物語の中で、ごくごく自然にお米の紹介が行われているので、こういうトリビアを紹介する系の漫画にありがちな押し付け感はあまり感じられません。
あ~面白かったと読み終わる頃には、自然にお米に詳しくなっている。
そして、ついでにお米が食べたくなっている。(笑)
そんな唯一のお米漫画。
それが『あきたこまちにひとめぼれ』です!
お米ラブコメ『あきたこまちにひとめぼれ』の魅力
魅力的な登場人物
ヒロインの方言女子。秋田小町がとても可愛い!
完全にお米オタクで、オタク特有の自分の好きなものに対して饒舌になる性質を備えているのですが、お米に関することについてはとことん楽しそうにしている表情が魅力的に描かれています。
お米ラブコメと銘打っている割にラブコメ要素は薄めですが、主人公の西宮虎次郎とはその内ラブコメしだすのではないかという雰囲気はありますね。
お米に興味が無くても、方言女子が好きなら一読の価値がある漫画だと思いますよ。
わかりやすいリアクション
何か美味しそうだということは伝わってくるけど、どんな風に美味しいのかがよくわからない感じのグルメ漫画って、有名作品を含めても結構多い気がします。
しかし、『あきたこまちにひとめぼれ』に関しては、この部分がかなり丁寧に描かれている作品だと思います。
秋田小町の説明と、登場人物のリアクションなど、諸々の要素があるのだと思いますが、どのように美味しいのかがちゃんと伝わってくるんですよね。
まあ、よくよく考えればそりゃそうかという感じです。
基本的にお米ばかりの漫画なので、丁寧にリアクションを描かないと全部同じになってしまいますもんね。
というか、もちろん作者の力量もあるのだと思いますが、同じお米なのにこれだけ違ったリアクションを生み出せるというのが凄いと思います。
いや、「同じお米」なのではなく「違うお米」なのかもしれませんが、お米の奥深さの表れなのかもしれませんね。
お米の魅力! 単に種類が多いだけではない
みなさん、お米の銘柄ってどうやって選んでいますか?
本当に違いがわかって選んでいる人ってあまりいないような気がします。
僕の場合、最近はレトルトばかりですが、自分で炊いていた頃は漠然と有名だからという理由で「こしひかり」ばかり食べていました。
しかし、本作を読むとわかるはずです。
お米にも食べ合わせがあって、品種によって合う料理、合わない料理があるのだということが。
僕は、お米が好きです。
なのに、お米のことが全くわかっていないということに、本作に気付かされました。
本編で語られない部分も幕間の「おコメモ」で詳細に紹介されているので、是非隅々まで読んでみて下さい。
きっと今まで知らなかったお米の魅力に気付かされるはずです!
お米の名前と本作のタイトル
本作には聞いたことのないようなお米の銘柄が多数出てきますが、どれもこれも名前にセンスがあって面白いと感じました。
本作のタイトル。『あきたこまちにひとめぼれ』もお米の銘柄を合わせたものですね。
「あきたこまち」と「ひとめぼれ」は両方とも超有名どころでしょう。
二つ合わせて漫画のタイトルとして違和感のない、むしろセンスのある部類のタイトルが出来上がるのが面白いですね。
総括
いかがでしたでしょうか?
いつもはネタバレを含む漫画の感想を書いていることが多いのですが、今回はネタバレ無しで純粋に好きな漫画を紹介するということをやってみました。
ものぐさな僕は普段、お米はレトルトパックのものしか食べないのですが、この漫画を読んだ後は無性にお米が食べたくなったものです。
特に「ゆめぴりか」「天のつぶ」の二品種が作中でとても美味しそうに見えたので、気付いたら何年ぶりかにお米を炊いてしまっていました。(笑)
そんな風に、単に「面白かった」というだけではない。
それ以上の影響や気付きを与えてくれる本作は、極力ネタバレしないで魅力だけを伝えるようにしてみたいと思った次第です。
この記事を読んで『あきたこまちをひとめぼれ』に興味を持ち、いつのまにかお米を炊いている人が出てきたら嬉しいですね。
他には無い唯一無二のお米漫画。永久保存版ですね!