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『天気の子』2019年注目のアニメ映画ってどんな話? 新PVにネタバレのヒントが!?

 

2016年に日本映画史に残る大ヒットを記録した『君の名は』から3年。

新海誠監督の最新作『天気の子』の期待度は、『君の名は』の時以上かもしれませんね。

『君の名は』の公開時の新海誠監督は、コアなアニメファンなら知っているくらいの認知度のアニメ監督でしたが、今や宮崎駿細田守と並ぶ国民的なアニメ監督の一人ですから、否が応でも期待される存在になっています。

いやはや、『天気の子』の公開が本当に待ち遠しいですよね。

本記事では、『天気の子』のどのようなところに期待ができるのか。そして、一体どのような内容なのかについて既出の情報から考察していきたいと思います。

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『天気の子』に期待できる3つの理由

1.『君の名は』の新海誠監督の最新作

『君の名は』は2016年に公開された、国内で250億円超の興行収入を上げた特大ヒット作となります。

世界的には『千と千尋の神隠し』をも超えた日本最大のアニメ映画作品ですね。

そんな『君の名は』の新海誠監督の最新作とあって、『天気の子』には大きな期待が寄せられていることでしょう。

監督や作者といったクリエイターの顔を見て作品に触れるのは、どちらかといえばコアなファンといった印象があります。

しかし、一部のヒットメーカーに限って言えば一般的なファンでもクリエイターの顔を見て作品を評価したりします。

『君の名は』の時にはそうではありませんでしたが、『君の名は』のヒットで既にその領域にいる新海誠監督には大きな信頼と看板があります。

それらを背負って繰り出される最新作『天気の子』が面白くないわけがない。

それが『天気の子』に期待できる1つ目の理由です。

2.音楽も『君の名は』で名を馳せたRADWIMPSが担当

『君の名は』の特大ヒットの裏側には、音楽へのこだわりが含まれていたと思います。

RADWIMPSによる主題歌。そして数々の挿入歌が作品を節目節目で盛り上げていたのが印象的でしたね。

アニメ作品に挿入歌が流れるのは珍しくありませんが、音楽がテーマになっているわけでもないのに『君の名は』ほど物語と音楽が一体化している作品は珍しかったと思います。

そして、そんなRADWIMPSが『天気の子』でも音楽を担当することになるわけですね。

例えば、ジブリ作品における久石譲。そんな風にある括りでの作品の音楽を同じクリエイターが担当することは多々ありますが、これで『天気の子』がヒットすれば、新海誠監督の作品イコール音楽はRADWIMPSというイメージが固定化されるのではないでしょうか?

女性ボーカルの曲の実相など、『君の名は』には無かった要素もあるのでその辺にも注目ですね。

いずれにしても、一度成功したタッグという試みはある意味自信が無ければできないことだとも言えます。

そういう意味でも期待できるのではないかと思いました。

3.ゼロ年代を彷彿させる懐かしいセカイ系ストーリー

『君の名は』やそれ以前の作品もそうですが、新海誠監督の作品って何となく懐かしい感じがするんですよね。

ゼロ年代に多かった普通の少年少女によるちょっと変わった世界。

今ではあまり聞かなくなりましたが、いわゆるセカイ系と呼ばれていたジャンルの系譜なのだと思います。

考えてみれば新海誠監督自体そのゼロ年代にデビューした監督ですからね。

だからゼロ年代に中高生だった人には特に懐かしいと思えるのが新海誠監督の作品なのだと思います。

僕も『君の名は』を観た時には、面白いと思うと同時に何だか懐かしいノスタルジックな感傷が得られたような気がします。

あるいは、もっと後の若い世代には新鮮に感じられる作品だったりするのでしょうか?

そして、既出の情報からだけでも『天気の子』が最近では減少傾向にあるセカイ系のSFストーリーの作品なのではないかと予想できます。

つまり、ジャンル的には『君の名は』とかなり近いわけですが、だからこそ新海誠監督の得意領域であり、期待できる要因になるのではないかと思うのです。

『天気の子』ってどんな話?

「あの光の中に、行ってみたかった」
高1の夏。離島から家出し、東京にやってきた帆高。
しかし生活はすぐに困窮し、孤独な日々の果てにようやく見つけた仕事は、
怪しげなオカルト雑誌のライター業だった。
彼のこれからを示唆するかのように、連日降り続ける雨。
そんな中、雑踏ひしめく都会の片隅で、帆高は一人の少女に出会う。
ある事情を抱え、弟とふたりで明るくたくましく暮らすその少女・陽菜。
彼女には、不思議な能力があった。

※『天気の子』公式HPより

公式HPで紹介されているあらすじからは、ゼロ年代を彷彿とさせるセカイ系的な雰囲気や、何だか好奇心を煽るワクワクする感じが伝わってくるものの、まだかなりベールを被っていてどんなストーリーなのかの予測は難しそうです。

不思議な能力とは何で、陽菜とはどのような少女なのか?

そして『天気の子』とはいったいどのような物語なのか?

そのヒントが新たに公開されたPVにはあったと思います。

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これは以前から公開されていたPVに比べ、一気に情報が解禁された感じの内容になっているのが興味深い新PVになります。

『天気の子』とはいったいどのような物語なのか?

ここでは、新PVから読み取れる『天気の子』という作品にせまっていきたいと思います。 

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(映画『天気の子』予報②より)

まずは、物語の導入について推測してみたいと思います。

陽菜が天気を操る能力を持っているらしいことは以前から明らかにされていましたが、どうやら陽菜は雨乞いの逆パターンのような活動をやっているようです。

「あたし、知らなかった。青空が欲しい人がこんなにたくさんいるなんて!」

そして、このセリフからも分かる通り、恐らく陽菜はもともと天気を晴れにする能力に対して何かしらのトラウマを持っていたのではないかと推測されます。

あまり好きではなかった能力だけど、それを使って人々を笑顔にする。

そんな導入部がこの新PVからは想像できますね。

また、そんな陽菜に知らなかったことを教えるのが、主人公の帆高なのであろうことは容易に推測ができます。

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(映画『天気の子』予報②より)

 しかし、一方で新PVの後半にはかなり不穏なシーンも映っています。

「俺はただ、もう一度あの人に会いたいんだ」

なんとなく『君の名は』を彷彿させるセリフですが、ピストルと銃声とは穏やかではありませんね。

陽菜の能力で人々を笑顔にする。そんなポジティブな物語が描かれた後、その裏側にあるネガティブな部分が表面化してくるような物語があるのではないかと想像されます。

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(映画『天気の子』予報②より)

そして、そんな裏側の部分に「世界の秘密」の答えがあるのだと推測します。

「これは、僕と彼女だけが知っている、世界の秘密についての物語だ」

新PVのラストで意味深に語られる「世界の秘密」。

それが何なのかを考えながら観てみるのが面白そうな気がします。

公開の1日前に読める小説版

『天気の子』の公開は2019年07月19日。

そして、その1日前である2019年07月18日には新海誠監督本人が筆を執った小説版が発売します。

1日でも早く『天気の子』という作品に触れてみたい人、事情があって映画版を観に行けない人なんかにはありがたい話ですね。

文字媒体だとまた映画とは違った見え方がしたりすることもあるので、個人的には映画版を観た後に読んでみたいと思っています。

また、待ちきれない人にとっては一足早いお知らせも出てきています。

カドフェス2019は『天気の子』とコラボしていて、2019年06月14日には小説版『天気の子』の試し読みが掲載された小冊子が配布されるとのことです。

前述した通り僕は映画版を先に観たい派ですが、この小冊子は手に入れておきたいと思うところです。

そういうわけなのでまだ読むつもりはありませんが、こういうコラボ等も発表され始めて、いよいよもうすぐ公開だという気分が高まってきましたね。