尾田栄一郎の自宅に明石家さんまが訪問!? 貴重すぎるトップ漫画家の自宅に仰天!
それに木村拓哉もいるだって!?
そんなことを聞いたら普段あまりテレビを観ない僕でも、観ないわけにはいきませんね!
明石家さんまによる尾田栄一郎先生の自宅への訪問は、2019年1月9日のフジテレビ系番組『ホンマでっか!?TVSP』にて放送されました。
仕事がある日の平日の夜にバラエティー番組を見たのって、下手すると10年ぶりくらいかもしれませんが、そんな僕ですらどうしても見たいと思わされる内容だったのです。
いや、同じ有名人でもクリエーター系の人ってあまり表に出てこないから凄く貴重だと思うんですよね。
しかも、世界的にも最高峰の漫画家である尾田栄一郎先生の自宅ですよ?
そこに最高峰の芸人である明石家さんまが訪問し、最高峰のアイドルである木村拓哉もいるという映像には興味が尽きませんでした。
そういえば、かつて尾田栄一郎先生の『ONE PIECE』と同じ週刊少年ジャンプで連載されていた『バクマン。』でも、どこまで本当かわからない尾田栄一郎の自宅ネタがあったりしましたね。
何も無いのにそんな漫画のネタにされることは無いだろうとは思っていましたが、ハッキリ言って想像以上でした。
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尾田栄一郎先生とは?
言わずと知れた国内・・いや、世界でも最高峰の漫画家先生で、今なお代表作の『ONE PIECE』は安定したクオリティーと面白さで連載継続中ですね。
その『ONE PIECE』は”最も多く発行された単一作家によるコミックシリーズ”としてギネス認定されており、漫画という枠を超えた一大コンテンツになっているといっても過言ではありません。
また、『ONE PIECE』のアニメはいわゆるサザエさん時空ではないストーリーものの作品としては、恐らく最長寿の作品になっていると思われます。
それだけ一つの一つのストーリーが濃厚なのですね。
そんな名作を描ける尾田栄一郎先生に並ぶほどの漫画家は、後にも先にもそうそう存在しないのではないかと思われます。
尾田栄一郎先生の自宅訪問の感想
洞窟のような入り口
仕事場を兼ねているとはいえ、これが個人の自宅の入り口ですか・・
遊園地のアトラクションの洞窟のような入り口には大きな白クマの置物と、床には人の動きを感知する海底を模したプロジェクションマッピング。
まさか、尾田栄一郎先生もこの海底をさんまが泳ぐことになるとは思わなかったでしょうね。
尾田栄一郎先生のアトリエ
動く木のおばけのオブジェがお出迎えし、船のステアリングホイールの取っ手の扉を開くと、そこが尾田栄一郎先生のアトリエです。
唐突に裸足で登場する尾田栄一郎先生は「大御所感がない」など微妙な言われっぷりでしたが、本当に明石家さんまのファンらしく尾田栄一郎先生の方が緊張気味に見えました。
どうやら偶然らしいですが、想像力が増したりストレスが発散されたりする効果のあるものや要素が数多くある部屋になっているらしいですね。
天井の高さや物の多さは想像力が増し、水が流れたり魚が泳ぐ映像が流れていたりするのはストレス発散の効果があるようで、理に適ったアトリエになっているようですね。
仕事場なのに100インチのTVまである凄いアトリエですが、何で100インチのテレビなのかって、「96インチとかよりこの方が受けるから」という何とも豪快な理由。
本当は部屋に入らない大きさだったところを一旦壁を壊して搬入したようです。
また、アメリカの雑貨屋をイメージした中にあるのは仕事感あふれる作業机。
ここで『ONE PIECE』が生まれるんだと思うとめっちゃ興味深いですね。
尾田栄一郎先生の登場
残念ながら顔は映りませんでしたが、アトリエに裸足の尾田栄一郎先生が唐突に登場しました。
明石家さんま達の反応からすると、大御所の漫画家っぽさはあまり無い「お前なんの仕事してんねん」という感じらしいです。
尾田栄一郎先生、緊張気味ではありますが積極的に明石家さんまファンであることやアトリエや自宅にあるあれこれをアピールしているのが印象的でした。
また、白髭とハンコックが好きな明石家さんまのために尾田栄一郎先生は、白髭風の明石家さんまのイラストをプレゼントしていました。
これは羨ましすぎますね!
白髭の「背中に逃げ傷なし」というセリフを引き合いに出して「逃げ切ってるねん俺」と言っている明石家さんまが地味に面白かったです。
想像以上に『ONE PIECE』が好きっぽい明石家さんま
どこで聞いたのか明石家さんまが『ONE PIECE』好きであることは知っていましたが、発言の節々から付け焼刃ではなく明石家さんまが『ONE PIECE』を好きなことが伺えました。
尾田栄一郎先生の作業机の前でマンツーマンで話している時の様子からもそれは伺えました。
ちなみに、明石家さんまは最近のワノ国編まで読んでいるようです。
『ONE PIECE』の行く末について
明石家さんまから『ONE PIECE』の結末についての中々に斬り込んだ話題の提供がありました。
尾田栄一郎先生によると終わりは近いけど100巻はちょっと超えるとのことですが、その瞬間で面白いと思うことを描いて先が伸びていくという尾田栄一郎先生です。
100巻をちょっと超える程度の巻数では終わらないような気がしますね。
ちなみに、以前から『ONE PIECE』の結末は尾田栄一郎先生の中では決まっていることは有名な話でしたが、明石家さんまからの「もし色々予想されているものの中に正解があったら変えるだろ!?」という質問に対しては「変えますね」と答えていました。
ということは、今まで少なくとも尾田栄一郎先生が把握する範囲では正解は無かったのだろうと推察されますね。
ちなみに、明石家さんまの予想ではワンピースとは家族の絆のようなものらしいのですが、それは違うと即答されていました。
というか、尾田栄一郎先生はそういう結末が嫌いらしいです。
『オズの魔法使い』の「これまでしてきた冒険自体が宝なのだ」という結末を、子供の頃の尾田栄一郎先生は不満に感じたようです。
子供はもっと俗物的なものなのだから、何かよこせと思ってしまうようです。
それを聞いた明石家さんまが「じゃあエース生き返るやろ」と言ったら「違います」と即答されていました。
それも家族の絆だろうと。(笑)
いずれにしても、尾田栄一郎先生は結末までの道筋までは決めていないが、どういうルートを通っても必ず面白い結末になると自信を持った様子で語っていました。
まだまだ終わって欲しくもないですが、一方で結末も楽しみだと思います。
尾田栄一郎先生の自宅
流石にアトリエほど尖っていませんが、ホテルのレクリエーションルームのような自宅はやっぱり普通ではないです。
ちなみに、確か『バクマン。』でネタにされていた自宅にATMがあるという噂については、さすがに「無いです」とのこと。
しかし、実際に座れる椅子の絵や、世界一取りやすい設定のUFOキャッチャー、デパートの屋上遊園地にありそうな汽車など、普通の自宅には絶対にありえないようなものが溢れています。
この汽車、鳥山明先生や井上雄彦先生といったそうそうたるメンツが乗っているようです。
どこぞの高級料理屋じゃいと言いたくなるようなパーティールームに広いベランダも素晴らしいですね。
また、そのベランダでは尾田栄一郎先生が用意した高級肉を木村拓哉が料理しています。尾田栄一郎先生と木村拓哉はLineでやり取りする仲なのだとか。
しかし、木村拓哉だと気付かずに近付いて声を掛けた明石家さんまの反応がガチで面白かったです。
ブラックマヨネーズ小杉
『ホンマでっか!?』のメンバーとして同席していたブラックマヨネーズ小杉と、尾田栄一郎先生は話したいことがあるようです。
あっ、察し・・
小杉のギャグである「ヒーハー!」と、『ONE PIECE』の登場人物イワンコフのセリフである「ヒーハー!」。
僕は小杉の方がパクっているのだと思っていましたが、全くの同時期に誕生したことでお互いにパクり扱いされたことがあるようです。
しかし、2人の様子からすると全くの偶然だったようですね。
尾田栄一郎先生からすると、描いたちょっと後に小杉が「ヒーハー!」と言っているのをたまたま見て、収録だから知っているわけないのにとなったようです。
お互いに微妙な時期に「ヒーハー!」と言ってしまったことを謝り、歴史的な和解と相成りました。(笑)
その他、印象に残ったエピソードの諸々
実家がそろばん塾
調べたら既出の情報ではあるらしいのですが、初めて知ったらちょっと意外に感じますよね。
尾田栄一郎先生とそろばん。
あまり結びつきません。
原稿中に2~3日食べないのが普通
明石家さんまと健康について話している時に流れでサラッと言ったのがこの発言。人より食べないのに体を壊すのは運動不足が原因という話なのですが、こんな発言がサラッと出てくるほど過酷な仕事をしているのだということが伺えますね。
明石家さんまにONE PIECEを教えたのは
明石家さんまに『ONE PIECE』を教えたのは木村拓哉だそうです。
明石家さんまからしたら『ONE PIECE』は当時、自身の番組(からくりTV)の裏番組だったようですけど。(笑)
ナミの体のライン
ナミの体のラインが途中から綺麗になっていることに対して、尾田栄一郎先生によると昔は少年っぽい恥ずかしさが残っていたとのこと。
それが、吹っ切れるようになったのには女ヶ島のエピソードがあるようです。
女ヶ島のエピソード
女ヶ島のエピソードといっても作中のエピソードではありません。
当時、女ヶ島のエピソードは娘さんが学校に行くようになる前に終わらせようという考えがあったようです。
女ヶ島編にはハンコックを始めとしたセクシーでグラマラスな女性キャラが多数登場するので、父親がそういった漫画を描いていると嫌がられるのではないかという気遣いですね。
まあ、父親が尾田栄一郎先生とか憧れ以外の何ものでもないような気もしますけど。
しかし、「パパ、おっぱい好きなんだよね」みたいなことを娘さんに言われてしまってからは、だいぶ吹っ切れたようです。(笑)
ちなみに、その娘さんは意外にもハンコックが好きだそうです。
尾田栄一郎先生に対する印象
いやはや、とんでもない自宅とアトリエでしたね。
対して大御所感の無い尾田栄一郎先生。
最後、明石家さんまは総評して「家に合っていない」とか家主にとんでもないことを言っていましたが、普通ならだいぶ失礼なところを笑いにしているあたりは流石です。
とはいえ、今回の収録のことに言及していると思われる週刊少年ジャンプの尾田栄一郎先生の巻末コメントを見た限り、尾田栄一郎先生はかなり楽しかったようですね。